写真展

黒飛公博写真展「写真で描く」~モノクロームと彩色の発現

(America-Bashi Gallery)

京都で生まれ育った私は10代の頃から「京の町屋」を始め、詩人三好達治の世界をモノクロームで撮り続けていました。マミヤカメラの宣伝で撮影に携わる傍ら、巨匠杵島隆氏や藤井秀樹氏、秋田淳之介氏らに接する機会を得、各々の氏の写真への思帷やフィロソフィーに影響を受けました。今回の展示内容は、モノクローム作品「東京の情景」とカラー作品「モノノカタチ/イロノカタチ」の2部で構成しています。「東京の情景」は、変貌を続ける東京の街の在りようを自らのライフワークであるモノクロームで撮影した作品です。できる限り街の情操を表したいとの思いから撮影に際してはハッセルブラッド 905SWC Biogon T*35mmのみを用いています。「モノノカタチ/イロノカタチ」では日常の生活の中にある様々な素材を抽象的に、無機的に、あるいは具現的に切り取り、即物的な視覚の訴求から誘発的な「心象視覚」の訴求へ「写真で描く」そんな視点で捉えた作品です。

(写真展情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:America-Bashi Gallery
  • ・住所:東京都渋谷区恵比寿南1-22-3
  • ・会期:2015年4月15日水曜日~2015年4月20日月曜日
  • ・時間:11時~19時(初日は14時から、最終日は17時から)
  • ・休廊:会期中無休

(本誌:河野知佳)