写真展

須藤明子写真展「to LHASA」

(ニコンサロン)

ラサ(LHASA)を中心に、チベット自治区の周りにもたくさんのチベット人が住み、チベットの文化と宗教が根付いたエリアが広がっている。今回は甘粛省、青海省、四川省にまたがるアムド地方(蘭州、臨夏、郎木寺、夏河、同仁、沢庫、瑪沁、西寧)を訪れた後、私はラサへと向かった。

2008年の暴動があってから、だいぶ様子が変化している。以前より様々な事が、自由でない、制限された中でチベット人は生活している。しかし、「祈る場所は奪われても、心の中で祈る、祈る事を奪う事は出来ない」と皆が口を揃えて言う。

多くのチベット人は冗談が好きで、チャーミング。それはもともと備わった気質のようなものか。彼らは「地球上のすべての生き物が、幸福でありますように」と祈る。

その姿は、強く、たくましく、そして、とても美しい。

2005年よりチベットを撮影し、今回は2010年以来の6年ぶりの再訪。(須藤 明子)

カラー約35点。

銀座ニコンサロン 2016年9月 - 写真展 - ニコンサロン|ニコンイメージング

会場・スケジュールなど

  • ・会場:銀座ニコンサロン
  • ・住所:東京都中央区銀座7-10-1STRATA GINZA(ストラータ ギンザ)1・2階
  • ・会期:2016年9月28日(水)~10月11日(火)
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1974年東京都生まれ。日本女子大学文学部卒業。写真展(個展)に、2005年フォト・プレミオ「間-inbetween-」(コニカミノルタプラザ)、07年「邂逅」(キヤノンギャラリー銀座ほか)、09年「cuba」(Place M)、11年「encounter」(Juna 21新宿ニコンサロン、Juna 21大阪ニコンサロン)、13年「白く静かな空の下」(コニカミノルタプラザ)、15年「夏の終わり-シベリア-」(Place M)などがある。グループ展に、12年「ASPHALT/ Photography on ASPHALT」(Gallery TANTO TEMPO/神戸)、「Reflection-9人の視点」(福島県会津若松市、喜多方市)、13年「Reflection -9人の視点ver.2」(福島県南相馬市)がある。