ニュース

フルサイズミラーレス「ライカSL」用の望遠ズームが正式発表

「ズミルックスSL F1.4/50mm ASPH.」は2017年に

ライカカメラジャパンは、フルサイズミラーレス「ライカSL」用レンズ「ライカ アポ・バリオ・エルマリートSL F2.8-4/90-280mm」を4月に発売する。価格は未定。

2015年10月のライカSL発表時に、2016年中頃の発売を予告していた望遠ズームレンズ。カメラ本体と同時発売された「ライカ バリオ・エルマリートSL F2.8-4/24-90mm ASPH.」とあわせ、24-280mmの画角をカバーする。

独ライカカメラ本社にて編集部撮影(2015年10月)

発売済みの24-90mmと同様、レンズ内に手ブレ補正機構O.I.S.を内蔵。シャッタースピード換算で最大3.5段分の補正効果を得られるという。

レンズ構成は17群23枚。6群が可動する。色収差を抑える異常部分分散ガラスを7枚使用。新開発というダブルインナーフォーカス方式を採用している。また、フォーカシングおよびズーミングで鏡筒の長さが変化しない構造とした。

最短撮影距離は広角端で0.6m、望遠端で1.4m。フィルター径は82mm。

着脱可能の三脚座を装備。鏡筒はホコリや水滴が入りにくい構造とした。

最大径×全長は約88×238mm(フードなし)、約123×310mm(フードあり)。重量は約1,850g(三脚座なし)、約1,950g(三脚座あり)。

なお、当初ドイツ本国で2016年後半の発売と予告されていた「ライカ ズミルックスSL F1.4/50mm ASPH.」は、国内では2017年の発売を予定。中判デジタル一眼レフ用のライカSレンズもしくは35mm一眼レフ用のライカRレンズをライカSLに装着するアダプターも今後発売予定としている。

(本誌:鈴木誠)