富士フイルム、フィリピンに光学レンズの加工・組立工場を建設


 富士フイルム株式会社は21日、フィリピンに光学レンズの加工・組立の新工場を建設すると発表した。デジタルカメラ、プロジェクター、監視カメラ用のレンズが対象。2013年6月に稼働開始を予定している。

 新工場は、高性能レンズにおける光学レンズの研磨、コーティング、組立までを一貫して行なう。ガラスレンズの表面をナノオーダーで高精度に研磨するレンズ研磨機や、反射防止用多層薄膜を形成する真空蒸着機などの生産設備を導入するという。総投資金額は23億円。

 稼動開始から段階的な生産設備の増強も予定されている。2015年度には1,800万枚/年まで生産規模を引き上げる。

 会社名はFUJIFILM Optics Philippines, Inc。所在地はマニラ南部ラグナ州(カーメルレイ工業団地)。




(本誌:折本幸治)

2012/8/21 16:05