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シグマ、“TRUE II”搭載のデジタル一眼レフカメラ「SD15」

〜3型液晶モニターや新AEセンサーなどを搭載

 シグマは22日、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラの新製品「SD15」を発表した。発売日は未定。価格はオープンプライス。21日から米国で開幕するカメライベント「PMA2010」に出品する。

SD15 同背面

 シグマが2007年3月に発売した「SD14」の後継モデル。同社デジタルカメラの特徴である「Foveon X3ダイレクトイメージセンサー」を搭載。画像処理エンジン「TRUE II」や約46万ドットの3型液晶モニターなどを搭載する。

 外観は前モデルを踏襲した。ボタン類も多くがSD14と共通になっている。同社のコンパクトデジタルカメラ「DP2」で初めて採用した「QS」(クイックセット)ボタンも新たに搭載。十字コントローラーにより、カラーモード、ホワイトバランス、画質、画像サイズなどを素早く設定できるようになった。

 撮像素子はAPS-Cサイズ相当(20.7×13.8mm)で、有効1,406万画素の「Foveon X3 ダイレクトセンサー」を搭載。センサーサイズや画素数はSD14と同じ。35mm判換算の焦点距離は、レンズ表記の1.7倍となる。X3 ダイレクトセンサーは、RGBの3層からなるセンサー。原理的に偽色が発生しないためにローパスフィルターが不要で、画像の先鋭度で有利とされている。

 画像処理エンジンは、DP2などと同じ「TRUE II」(Three-layer Responsive Ultimate Engine II)を新たに搭載。従来機から画質を改善したほか、処理速度の向上も図った。バッファメモリーにはSD14比で2倍となるDDRIIメモリーを搭載。バッファメモリー使用方法の最適化と併せて、連続撮影可能枚数はRAWおよびJPEG(High)で21コマになった。SD14ではHighモードで16コマまでだった。連写速度は3コマ/秒で従来と同じ。オートブラケットは3枚から5枚に増加した。

 レンズマウントは、引き続き「SAバヨネットマウント」を採用する。SD14同様に撮像素子へのゴミの付着を防ぐシールド機構「ダストプロテクター」を装備する。さらに、マウント周りにシーリング部品を組み込むことで、外部からのゴミの浸入を最小限に抑えるという。ダストプロテクターは着脱可能。

 ミラー駆動とシャッターチャージをそれぞれ専用モーターで駆動させる2モーターシステムを採用。ミラー振動を最小限に抑えられるとしている。

 最大記録解像度は2,640×1,760ピクセル。JPEGのほかRAWでの記録も可能。感度はISO100〜1600。拡張モードではISO50〜3200での撮影が可能。スタンダード、ビビッド、ニュートラル、ポートレート、風景、白黒、セピアの各カラーモードも備える。AEセンサーは新開発の77分割タイプを搭載した。露出精度の向上を図ったほか、AFポイントと連動することで複雑な光線状況でも正確な露出制御が可能としている。

 ファインダーは視野率約98%、倍率0.9倍、アイポイント18mmでSD14と同じ。測距点は十字配列の5点(中央はクロス)。プログラムAEのほか、シャッター速度優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出が可能。シャッター速度は30〜1/4,000秒。バルブ撮影も可能。シンクロ速度は1/180秒以下。シャッター耐久回数はSD14と同じく10万回を謳う。焦点距離17mmをカバーするガイドナンバー11のポップアップ式ストロボも内蔵する。

 液晶モニターは、SD14の約15万ドット2.5型TFTから約46万ドットの3型TFTになった。INFOボタンを押すことで、液晶モニターに詳細な撮影情報が表示できるようになった。対応記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。電源はリチウムイオン充電池「BP-21」でSD14と同じ。撮影可能枚数は約500枚。

 RAW現像ソフトとして「SIGMA Photo Pro 4.0」が付属する。ISO400以上で撮影したRAWデータに対してノイズリダクション機能が利用できる。また、マルチコアCPUにも対応した。ピント確認を行なうルーペ機能なども搭載する。

 本体サイズは、SD14と同じ144×80.5×107.3mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は約680gと、SD14から20g軽くなった。

 縦位置グリップはSD14用の「PG-21」が共通で使用できる。BP-21を2本収容可能。価格は2万6,250円。




(本誌:武石修)

2010/2/22 01:00