オリンパス、追尾AF搭載のエントリー機「FE-46」


FE-46

 オリンパスは、エントリーモデルFEシリーズの新製品として「FE-46」を8月28日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は1万円台後半の見込み。

 単3電池で駆動するエントリーモデル。前機種「FE-45」の光学3倍ズームに対し、光学5倍ズームを搭載。新機能として「マジックフィルター」や「自動追尾AF」を搭載する。

 マジックフィルターは、「ポップ」、「ピンホール」、「スケッチ」、「ウェディング」といった4種類のエフェクトを撮影画像に施せる機能。ライブビューで効果を確認しながらの撮影できる。同社のレンズ交換式デジタルカメラ「E-30」、「E-620」、「E-P1」が搭載する「アートフィルター」に近い機能だが、コンパクトデジタルカメラへの搭載にあたり、よりカジュアルで遊び心を強調したものという。

 同時発表の「μ-7020」、あるいは7月31日発売の「μTOUGH-6010」と異なり、「フィッシュアイ」の代わりに「ウェディグ」を搭載しているが、これは友人の結婚式に出席することの多い、若い女性層の利用を意識してのこと。効果としてはフォギーフィルターやソフトフォーカスレンズを思わせるもので、アートフィルターでいうところの「ファンタジックフォーカス」に近い表現となる。

 そのほかのマジックフィルター「ポップ」では見慣れた風景をカラフルにし、「ピンホール」は針穴写真のような懐かしい雰囲気の写真を作り出す。「スケッチ」は、目に映る景色が線画で写生した雰囲気になるという。

 また、自動追尾AFは、一度セットした被写体が動いても、自動的に追いかけてピントを合わせ続ける機能。オリンパスがこの種の機能を搭載するのは今季からで、FE-46のほかには、同時発表のμ-7020とFE-4000で利用できる。被写体がフレームアウトしても、再度フレームに入ると追尾を再開するのが特徴。



FE-46FE-46(上部)
FE-46(正面)FE-46(背面)

 撮像素子は有効1,200万画素の1/2.33型CCD。レンズは焦点距離36~180mm(35mm判換算)、開放F3.5~5.6の光学5倍ズーム。

 撮影シーンを自動判別する「おまかせ♪iAUTO」をFE-45に引き続き搭載する。

 本体にxDピクチャーカードスロットを搭載。同梱のmicroSDアタッチメントにより、microSDHC/SDメモリーカードの使用も可能。19MBの内蔵メモリーも備える。

 液晶モニターは約23万ドットの2.7型。電源は単3電池2本で、アルカリ乾電池、またはニッケル水素充電池に対応。

 本体サイズは約98×27.8×61.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は128g(本体のみ)。



(本誌:鈴木誠)

2009/8/6 11:04