キタムラ、益若つばさプロデュースの「フォトブック」作成サービス


 キタムラは8日、カメラ付き携帯電話向けフォトブック作成サービス「Chu-me」(チューミー)に、ファッションモデルの益若つばささんによるデザインを7月上旬に追加すると発表した。

「Chu-me」の新デザインをプロデュースした益若つばささん

 キタムラ渋谷店で行なわれた記者発表会では、取締役の秋山圭一氏が挨拶した。「カメラはデジタルが主流になり、様々な写真の楽しみ方ができるようになった。その中でキタムラでは、新しい層に向けた商品として、ケータイで撮った写真をフォトブックにするというサービスを2008年からやっている」と現状を説明。益若さんにフォトブックのデザインを依頼したことにも触れ、今後も新商品の開発を行なっていくと抱負を述べた。

取締役の秋山圭一氏カラーバリエーションは3種類を用意する

 Chu-meは、カメラ付き携帯電話で撮影した画像を、モバイル用のWebサイトからアップロードしてフォトブックを注文できるサービス。2008年7月にキタムラが開始した。会員登録をしてアルバムを作成すると、専用のメールアドレスが通知され、そのアドレスに32枚以上の写真を送信すると、フォトブックが注文可能になる仕組み。

 サイズは121×121mm。写真は1ページにつき2枚ずつレイアウトできる。価格は、40ページ(80枚)が4,200円、20ページ(40枚)が2,200円、16ページ(32枚)が1,600円。総ページ数40ページを上限として、2ページにつき200円で追加できる。

デザインの意図を説明する益若さん。現在は1歳になる息子の写真を撮り溜めている最中だという

 Chu-meの新デザインは、バースデーやウェディングなど、「記念日」を意識したものが多い。デザインのプロデュースを担当したファッションモデルの益若つばささんによると、「私ならどういう日にフォトブックを貰えたら嬉しいかと考えたとき、結婚式や誕生日が思い浮かんだ」とのこと。「自分で貰って嬉しいものをデザインした」という。

 フォトブックをデザインするにあたってのこだわりとしては、それぞれのテーマに対する自身のイメージを反映させたことを挙げた。「例えばウェディングは、私の中で爽やかなイメージがあった。ライトブルーやベビーピンクといった色合いにしたのはそのためで、全体としてのデザインもシンプルにまとめた」という。

 「メールなど活字の文章より、手書きの文章の方が温かみがあって、貰った時に嬉しい」との理由から、手書きでメッセージを書けるスペースも設けた。益若さんは最後に、「自分のためでもいいし、誰かのためにプレゼントするというのもいいと思う。いろんな記念日があると思うので、どの記念日にでも使ってほしい」と呼びかけた。

 またキタムラは、5月29日に渋谷店をリニューアルオープンした。従来は1階のみで営業していたが、1~3階のフロアを使用しての営業にシフトした。

 1階ではデジカメプリントやフォトブック受注などのサービスを行なうほか、コンパクトデジタルカメラやデジタルフォトフレームなどの販売も実施している。

デジカメプリントコーナーフォトブック注文コーナー
デジタルフォトフレームやコンパクトプリンターのコーナー各種写真用品も取扱う

 2階には、証明写真撮影やレンタルスタジオなどのサービスを行なう「写真スタジオK」を設置した。「STUDIO」、「ROOM」、「BOX」といった3つのサイズを用意しており、それぞれで貸出価格は異なる。

レンタルスタジオは全部で3つ「BOX」に備え付けられた証明写真撮影セット。カメラはEOS-1Ds Mark II

 3階はカメラや交換レンズなどの中古買取センター。デジタル・銀塩を問わない品揃えに加えて、中判カメラやアクセサリーなども取り揃えている。

中古買取センターボディ・交換レンズのショーケース
銀塩カメラなども取り揃える少数ながら、中判カメラや中判用レンズなども陳列していた


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2009/6/8 20:22