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EIZO Quick Color MatchがVer.2にアップデート

マッチング精度を向上 対応プリンター用紙の追加やMac版も

EIZO株式会社は9月13日、モニター画面とプリンターの色合わせを行うソフトウェア「Quick Color Match」をVer.2にアップデートした。無償でダウンロードできる。

Quick Color Matchは、アドビシステムズ株式会社、セイコーエプソン株式会社、キヤノン株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社が開発協力したソフトウェア。

対応するモニター表示の調整、レタッチソフトの設定、プリンタの設定を自動化するもので、2月から無償提供されている。

本日公開されたVer.2では、カラーマッチングの精度が向上したほか、いくつかの機能強化が見られる。

Macintoshに対応

これまでWindowsでのみ使用できたが、Ver.2からはMac OS X El Capitan(10.11)/OS X Yosemite(10.10)/OS X Mavericks(10.9)が対応OSに含まれている。

対応のプリント用紙を6種類から13種類に拡大

新たに、以下のプリント用紙に対応した。

エプソン

写真用紙<絹目調>
フォトマット紙/顔料専用
フォトマット紙
UltraSmooth Fine Art Paper

キヤノン

絹目調
プレミアムマット
マットフォトペーパー

マッチング精度を向上

調整アルゴリズムの改良で実現したという。

新製品ColorEdge CG2730/CS2730に対応

いずれも同時発表の新モニター。ColorEdge CS2730にはディスクが付属する。

プリント補助ソフトウェアがボタン一つで起動できるように

「Epson Print Layout」「Canon Print Studio Pro」を起動する「プリント補助ソフト起動ボタン」が追加された。これまではPhotoshopから呼び出す必要があった。

表示のリフレッシュに対応

対応モニターの経年劣化を補正できる「リフレッシュ」機能を追加。キャリブレーションセンサーを利用するもので、長く使用して色が合わなくなったモニターに有効という。

対応モニターのうち、ColorEdge CSシリーズ以外は内蔵のキャリブレーションセンサーを使用。

CSシリーズの場合は、オプションのキャリブレーションセンサーが必要となる。

Photoshopを自動起動させない

Photoshopをインストールしている環境で、Photoshop以外のレタッチソフトウェアを使用している場合に有効。

終了後に使用前のカラーモードに自動で戻せる

Quick Color Matchで調整したカラーモードを自動で調整前に戻す機能が加わった。調整内容はCustomモードに保存される。