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記録メディア転送速度テスト【 CF編 】

UDMA対応カメラでUDMAメディアを試す  
  • 記録メディアの転送速度を編集部で簡易に計測して掲載するコーナーです。
  • 掲載した結果はテストした個体によるもので、市場におけるすべての製品の性能を保証するものではありません。
  • 記事中の価格や仕様は執筆時のものです。価格は市況により変動する可能性があります。


左からExtreme Ducati Edition CF、Extreme IV、Extreme III
 弊誌では、2007年9月にUDMA(Ultra Direct Memory Access)に対応したCF「Extreme Ducati Edition CF」の速度テストを掲載したが、記事執筆時にUDMA対応ボディが市場に無かったため、ともにUDMA非対応となるニコン「D200」とオリンパス「E-410」でテストを行なっていた。

 その後、2007年末からUDMA対応デジタル一眼レフカメラが各社から登場しはじめた。これらのユーザーにとってUDMA対応CFは気になる製品だろう。現在、UDMAへの対応を公表しているデジタル一眼レフカメラは、オリンパスE-3、キヤノンEOS-1Ds Mark III、ニコンD3/D300、ソニーα700。そこで今回はE-3とD300を使用し、改めて連写速度を計測した。

 テストに使用したサンディスク製の「Extreme Ducati Edition CF」と「Extreme IV」はともに、UDMAに対応したCF。UDMA対応機器との組み合わせによる最大転送速度はDucati Edition CFで45MB/秒、Extreme IVで40MB/秒を謳っている。特に同社CFのフラッグシップに位置するDucati Edition CFは、オリンパス、キヤノン、ニコン、ハッセルブラッドなどのメーカーが開発に携わったとしており、記録速度を重視する向きには注目だ。なお、比較のためにUDMA非対応の「Extreme III」(133倍速タイプ)の結果も掲載したので参考にしていただいきたい。

 UDMAには、転送速度に応じて0〜6のモードがあり、最大転送速度はそれぞれ、MODE0が16.7MB/秒、MODE1が25MB/秒、MODE2が33.3MB/秒、MODE3が44.4MB/秒、MODE4が66.6MB/秒、MODE5が100MB/秒、MODE6が133.3MB/秒となっている。

 Ducati EditionとExtreme IVはMODE4に対応している。一方カメラ側はオリンパス、ニコンともにUDMAのモードを非公開としている。

 店頭価格は、Ducati Editionの8GB版が2万9,000円前後、同4GB版が1万7,000円前後。Extreme IVの8GB版が2万5,000円前後、同4GB版が1万5,000円前後。Extreme IIIの8GB版が2万円前後。

テストに使用したCF
製品名 発売元 容量 UDMA 公称転送速度
Extreme Ducati Edition CF サンディスク 8GB MODE4 45MB/秒
Extreme IV サンディスク 4GB MODE4 40MB/秒
Extreme III サンディスク 2GB 非対応 20MB/秒


デジタル一眼レフカメラによる書き込みテスト

  • カメラ内のバッファをすべて開放した状態で、RAWデータ(ファイルサイズはE-3が約8.1MB、D300が約7.9MB、D200が約6.5MB)を20秒間連写し、記録できた枚数を調べた。
  • Exifに記録された撮影時間をもとに撮影開始から20秒間の記録枚数をチェックしている。
  • Exifには0秒以下の記録がないため、1秒間の誤差を考えて5回計測し、その平均枚数を小数点第1位まで掲載している。
  • フォーカスはマニュアル。レンズキャップを閉めたまま撮影。
  • 露出はマニュアルモードでF5.6、1/2,000秒に固定。


●オリンパス「E-3」

オリンパス「E-3」での計測結果(枚数)
製品名 発売元 容量 平均枚数
Extreme Ducati Edition CF サンディスク 8GB 70.2
Extreme IV サンディスク 4GB 67.8
Extreme III サンディスク 2GB 46.6


 最も高速だったのはDucati Editionだが、Extreme IV比で約3.5%増と僅差。公称転送速度ベースでは12.5%の差となっているが、思いのほか両者に速度差は無かった。一方、Extreme IIIに比べるとDucati Editionは約51%増と大幅な向上が見られた。


●ニコン「D300」

ニコン「D300」での計測結果(枚数)
製品名 発売元 容量 平均枚数
Extreme IV サンディスク 4GB 84.6
Extreme Ducati Edition CF サンディスク 8GB 80.4
Extreme III サンディスク 2GB 48.4


 Extreme IVが最も速く、Ducati Editionは2番手という結果に。Ducati EditionとExtreme IVは、ExtremeIIIを大幅に上回り、E-3同様にUDMAの効果を見ることができた。


●ニコン「D200」

ニコン「D200」での計測結果(枚数)
製品名 発売元 容量 平均枚数
Extreme Ducati Edition CF サンディスク 8GB 46.2
Extreme IV サンディスク 4GB 45.8
Extreme III サンディスク 2GB 41.2


 UDMAに対応していないD200では、3種類のCFでほとんど差が出ない結果となった。1位だったDucati Editionと3位のExtreme IIIの速度差も約12%に収まっている。


まとめ

 E-3およびD300でのテストでは、UDMA対応CFと非対応CFで大きな差が出た。E-3で最も高速だったDucati Editionは、Extreme IIIの約1.5倍、またD300で最も高速だったExtreme IVはExtreme IIIの約1.75倍多く撮影できた。公称転送速度ベースの2〜2.25倍という数字には及ばないものの、UDMAの効果を見ることができた。

 これまで、デジタル一眼レフカメラでは多くがCFを採用してきたが、最近ではエントリーモデルを中心に、SDHCメモリーカードを採用する例が見られるようになった。しかし、UDMA対応CFが登場したことは、高画素化と連写性能の向上が続くデジタル一眼レフカメラを使ううえで、ほかの記録メディアにはない大きなアドバンテージといえる。今後さらに、UDMA対応カメラとCFのラインナップが増えることを期待したい。




URL
  サンディスク
  http://www.sandisk.co.jp/
  製品情報
  http://www.sandisk.co.jp/Products/Catalog(1339)-SanDisk_Extreme_Ducati_Edition_コンパクトフラッシュ.aspx
  記録メディア転送速度テスト バックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/speedtest_backnumber/

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( 本誌:武石 修 )
2008/04/25 00:44
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