デジカメ Watch

●スマイルシャッターでカメラが俺をハッピーに
ソニー「サイバーショットDSC-T200」 / スタパ斎藤

サイバーショットDSC-T200
 俺が2007年に購入したデジカメは全部で15台。その内訳はコンパクトデジカメが10台であり、デジ一眼(ボディ)が5台であって、拙者は年を越せるのかーっ!?

 みたいな心配もあるがさておき、今年はオリンパスのデジカメいっぱい買いましたヨ!! E-410、E-510、そしてナゼか予備のE-330を買ったと思ったらE-3まで。てな現実があるものの、これはさておき、俺内部に強烈なる印象残し、実使用感もスプレンディドであったのは、ソニーの“スマイルシャッター機能搭載デジカメ”だったりする。


笑顔を引き出す力を持つカメラ

 顔だけにとどまらず、笑顔まで検出して大したモンであり、笑顔を検出した途端に“カメラが勝手にシャッターを切りやがる”ってコトにもちょいと驚く。しかし、そういった実用性以上に“その場を至福感で満たす力”が感じられるのだ、この機能からは。

 前述のとおり、スマイルシャッター機能の場合は、自動的にシャッターが切れる。ユーザーが任意にシャッターを切ることはできない。ので、この機能を使う場合、被写体の人が笑わないと撮れない。

 ので、相手にその旨を説明し、笑ったりしていただく。で、相手が笑みを作ると、写真が撮れる。撮れた写真はもちろん笑顔。カメラを囲んでその撮影結果を見る。あら笑顔。なんか楽しい。じゃあボクもワタシもってんで、カメラを囲んで笑顔作って自動撮影してみたり……結果、いつもだいたい全員が、笑みを作り、撮影され、カメラ上には笑顔写真ばかりが残り、そしてそれを見て自然と笑顔になったりしているのである。

 そんなふうに実験的あるいは試用的な使い方をしただけで、さっきまで“笑みを作っていた人”から“笑みが出るようになる”ってのが凄い。笑顔を引き出す力を持つカメラ、と言えちゃうんではないだろうか。もちろん、そのよーな「笑って~」という要求がないシチュエーションでも、笑顔ばかり撮れる。例えば旅行やイベントで、実際の場は笑顔が多かったのに、撮れた写真はイマイチ……笑った瞬間が撮れていないとかヘンな顔の瞬間ばかり撮れちゃった、というミスが激減する点も、このカメラの良さである。


やっぱりすごいカメラだ

 そんなふうな、これまでのカメラになかった突飛だけれども実用性超高いし、さらにユーザーや被写体人物に不思議な至福感をもたらすスマイルシャッター機能を、こんなコラム読んでないで今すぐショップ行って実機で試して欲しい!! と思う拙者だったりする。

 DSC-T70やT200には、確か何かちょっと使いにくい要素があったような気がする。インターフェースが微妙に回りくどいとか液晶モニターが汚れがちとかなんかそんなんだったと思うが、正直、そういう細けぇコトは全体的に忘れた。

 こういった記事において大切な要素を忘年しちまってる年末ギリギリの俺は仕事に追われて疲労困憊中だが、DSC-T70やT200で撮った写真が入ったフォルダを開くと心が和む。そこには、アイツもアノコもアノ人もみんな笑顔でこっち向いてるんである。

 撮る時、撮った直後、そして撮った結果を後から見返しても、なんか健全な多幸感が生まれるのだ。てか、カメラが俺をハッピーにしていると考えれば、やっぱり、凄いカメラ……ってよりもむしろ革命的な機能だと思う。


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スタパ齋藤

2007/12/25 12:21
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