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【新製品レビュー】パナソニック「LUMIX DMC-L10」

〜実用的なコントラストAFとバリアングル液晶
Reported by 北村 智史

 パナソニックのデジタル一眼レフカメラ第2弾。オーソドックスなデザインのボディに有効1,010万画素Live MOSセンサーを搭載。顔認識機能を備えたコントラスト検出AFやフリーアングル液晶モニターなど、従来の一眼レフカメラの枠にとらわれない発想が盛り込まれている。

 大手量販店の実売価格は、ボディ単体で約10万円(11月22日発売予定)、先行で発売されているレンズキットは、標準ズームの「D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH.」付きで約15万円。ボディとレンズを別々に買うより3万円ほどお得な価格設定となっている。

 なお、高倍率ズームの「D Vario-Elmar 14-150mm F3.5-5.6 ASPH.」は12月22日への発売延期がアナウンスされている。こちらの方が人気が出そうな気がするのだが、残念ながらレンズ付きキットの設定がない。





オーソドックスなボディに前後ダイヤルを装備

 2006年7月発売の「LUMIX DMC-L1」に比べると、見た目はいたって普通。ファインダー光学系やミラーボックスまわりのメカなど、オリンパスの協力が欠かせないところもあるから、オーソドックスな形になって当然だったりする。というか、高倍率ズーム機のFZシリーズにちょっと雰囲気が似ているのが面白い。

 オーソドックスな形になったついでに、操作系も今ふうの電子ダイヤル式に変わっている。個人的にはDMC-L1のシャッターダイヤル+絞りリング式の操作系も嫌いではないのだが、本機はクラスが下ということもあってか、主流派に合わせてきたようだ。ただし、グリップの前後に2つの電子ダイヤルを備えているあたり、単純にエントリークラスとは言い切れない気もする。

 ボディサイズは、幅と高さはオリンパスの「E-510」に近く、重さも10gだけの違い。が、奥行きはE-510の56mmに比べてかなり大きく、77.5mmもある。これはフリーアングル液晶モニターを採用したことが大きく響いているのだろう(これでもDMC-L1よりは奥行きが小さくなっているのだけれど)。

 液晶モニターは2.5型・20.7万画素で、同社ではごく普通のスペック。左右に180度、前後に270度回転する。例によって、発色は鮮やかでコントラスト高め、視野角は狭めである。

 記録メディアはSDHC/SDカード、MMC。電源は1,320mAhのリチウムイオン充電池で、CIPA基準で約450コマの撮影が可能だ。この数字はファインダー撮影時のもので、ライブビューを多用すればもっと少なくなる。なので、予備のバッテリーは必須アイテムと言える。


記録メディアはSDカード系。JPEG記録なら容量いっぱいまで連続で撮れるが、バッファメモリーが小さいのだろう、RAW記録時は3枚までしか連写できない 電源はリチウムイオン充電池。容量は1,320mAh。DMC-L1とは違うタイプだ

上面のモードダイヤル。基部の奥側に見えるのがドライブモードレバー。見た目のわかりやすさと切り替えがラクチンなところはDMC-L1譲り 背面右の操作部。十字キーには4つの機能が割り付けられている。そのせいもあって、測距点の選択はやりづらい

十字キー左側の「FUNC」ボタンを押すと表示されるメニュー。手ブレ補正、感度、ホワイトバランスなどが素早く切り替えられる 「AEL/AFL」ボタンとその外周の「フォーカスモードレバー」もDMC-L1と同じ

高速で実用的なコントラストAF

 さて、本機の一番の特徴はライブビュー時にだけ使える像面コントラスト検出AF(以下、面倒なので「コントラストAF」)の搭載だろう。もちろん、デジタル一眼レフカメラなので位相差検出AFも備えているが、お世辞にもできのいいAFとは言えない3点測距である。

 だったら手慣れたコントラストAFを、と考えたのかどうかはわからないが、高倍率コンパクト機「LUMIX DMC-FZ18」と同様の任意選択可能な11点測距+顔認識AFが搭載されている。

 AFモード(測距点モード)は「9点」と「3点」の自動選択のほか、ニコンのグループダイナミックAFに似た「マルチ」、任意の測距点を使う「1点」と「スポット」、「顔認識」から選べる。

 「スポット」は、ニコンD2シリーズかペンタックスKシリーズ、はたまたオリンパスE-3かという感じの配置。三脚を使うときのことを思うと、測距点を好きな場所に動かせる「どこでもAF」がないのはいまいちだが、手持ち撮影なら11点で不満はない。


背面左肩にある「LIVE VIEW」ボタン。押すとライブビューになる。当たり前ですが。でも、右手で押せる場所のほうがよかったような気もする 左右に180度、前後に270度回転する液晶モニターは、2.5型で20.7万画素。ライブビューには可動式液晶が相性抜群。ただし、視野角は狭いので、きちんと向きを調整する必要がある

ライブビュー時に、位相差AFとコントラストAFのどちらを使うかが選べるようになっている。が、コントラストAFが使えるレンズは2本しかない 位相差AFでライブビュー時に測距点を切り替えるときの画面。今どき3点測距は物足りない

AFエリアの「マルチ」。3〜5点のグループ内で自動選択になる。ニコンのグループダイナミックAFに似ている AFエリアの「1点」は、任意の測距点でピント合わせを行なうモード。測距点を切り替える前に、左右キーでモードを選んでから下キーを押す必要があるのがちょっと面倒

「スポット」にすると、かなり狭い範囲での11点任意選択AFになる。D2Xs、K10D、E-3などと同じ配置である

 問題は、測距点の切り替え操作に手間がかかること。測距点を切り替えるには、まず十字キーの左キーを押してAFモード選択画面にしてから下キーを押して、それでようやく十字キーで任意の測距点を選択できるようになる。けっこう面倒くさい。AFモードの切り替えと、測距点の切り替えを、どうして別々にしなかったのか理解に苦しむ。

 AFの動作は、シャッターボタン半押しでレンズがスキャン駆動(無限遠から至近までレンズを動かして、合焦位置を探す動作)を行なってからピントが合うという、コンパクト機ではごく普通の方式だ。さすがに一眼レフカメラのレンズはサイズが大きい分動作が目立つものの、14-50mmを使っている分には十分に実用的なスピード。ミラーの作動をともなう位相差AFよりも速くて静かで快適だ。

 使う前は、広角側は速くても望遠側ではピント合わせに時間がかかるようになるのではないかと予想していたのだが、少なくとも14-50mmを使っている分にはスピードダウンは感じなかった。まじめな話、かなりすごいと思う。

 今回は14-150mmは借りられなかったが、こちらはAF駆動に超音波モーターを採用しているので、それなりに期待してよさそうな感じである。


一眼レフで「顔認識AF」が使えるのは本機だけ
顔でフォーカスロックしてフレーミングを調整して……という手間をいちいちやらなくてもいいのは快適

 ちなみに、ライブビュー時に位相差AF(こちらも「検出」は省略)とコントラストAFのどちらを使うかはカスタムメニューで選択できるが、現状ではコントラストAFが使えるのは2本のD Vario-Elmarだけ。それ以外のレンズを装着すると、強制的に位相差AFに切り替わるようになっている。

 たぶん、実用に耐えるスピードのコントラストAFを実現するには、レンズのフォーカス群(ピント合わせで移動する光学系の一部)を軽くしたり、移動距離を短くしたりといった工夫が必要だろうから、従来レンズではわざとコントラストAFを使えなくしているだけだと思う(D3とD300は古いレンズでもコントラストAFが使えるからね)。どんなにスピードが遅くても文句や愚痴は言わないという内容の誓約書にサインする条件で、コントラストAFを使えるようにするサービスがあってもいいと思うがどうだろう。

 ひとつ気に入らないのは、シャッターを切るたびにミラーがパタパタ動くこと。ライブビューでシャッターボタンを全押しすると、例によって、いったんミラーが下がってシャッターが閉じて、それからまたミラーが上がってシャッターが切れて(ここで露光)、という手順を自動的に踏んでくれる。必然的に、タイムラグもかなり大きなものになってしまう。シャッターが2回切れたみたいな作動音がするのだから相当である。

 キヤノンのライブビュー時の撮影動作に比べると、かなりスマートではない。ライブビューとコントラストAFを売りにしたいなら、ミラーのパタパタはなしにしてもらいたかったと思う。


細かい使い勝手も進化

カスタムメニューの「前後ダイヤル設定」の画面。後ダイヤルに露出補正を割り当てるとマニュアル露出時以外は後ダイヤルが露出補正になる
 電子ダイヤルが2つあるということは、片方のダイヤルに露出補正を割り付けることができるということ。「前後ダイヤル設定」で、前後のどちらかを「露出補正」にすればいい。筆者の好みは後ダイヤルで補正を行なうタイプで、この場合は、前ダイヤルが絞りまたはシャッター速度またはプログラムシフトになる。

 電子ダイヤルの単独操作で露出補正が行なえるのは、ほかのエントリー機にはないアドバンテージ(E-510はプログラムAEのときだけできるけど)。1枚撮って露出を変えてもう1枚なんていう撮り方を頻繁にやる人にとってはありがたい仕様である。

 が、オートレビュー(ポストビュー)がオンになっていると素直にいかない。シャッターを切った直後に後ダイヤルを回すと、オートレビューの画像の表示倍率が変わってしまうだけだったりする。けっこう、うっ、とくる仕様である。

 それと、ライブビュー中に露出補正を行なったときの表示もいただけない。見たいのは露出補正値じゃなくて、補正したときの画面の明るさや、被写体がどんなふうに写るか、である。補正値が画面の真ん中にどーんと出るのは邪魔以外のなにものでもないのだ。


ファインダー撮影での露出補正時の画面。操作中は黄色に変わる
ライブビューでの露出補正時の画面。目盛表示が大きくてうっとうしいです

個人的にお気に入り機能。オートレビュー(ポストビュー)の画像表示時間を無制限にできる「ホールド」。構図とか露出とかを見るには3秒じゃ足りないから、長いモードが欲しかったのだ
「メニュー位置メモリー」も個人的お気に入り機能。メニューボタンを押したときに直前に操作していた項目が表示される

 一方、オートレビューの表示時間が、従来は3秒までしか選べなかったのが、新しく「ホールド」が追加されたのは改良点。露出や人物の表情、目つぶり、画面の水平などをチェックするには3秒は短すぎるし、LUMIXは再生やレビューに時間がかかる悪いクセがあるので、撮ったあとチェックが辛気くさかった。それが改善されたわけだから、筆者的にはかなりうれしい。もちろん、シャッターボタンを半押しするなどの操作を行なえばオートレビューは即座に終わるので、「ホールド」にしておいて困ることはあまりないはずだ。

 もうひとつ、「メニュー位置メモリー」機能もお気に入り。メニュー操作を一度終了させてから再度メニューボタンを押したときに、直前に操作していた項目が表示されるというもの。ちょっとした機能だけれど、試してみたい機能のオンとオフの違いを比べたいときに、いちいちメニューの先頭の項目に戻るのにイライラを感じたことがある人なら価値がわかるだろうと思う。

 あと、可動式のガイドラインとか再生時のヒストグラム表示なども面白い。DMC-L1では強制同時記録だったRAWの単独記録が可能になったとかもある。


ガイドライン1は一般的な3×3の格子線だが、ガイドライン2は位置を自由に動かせる十字線タイプ
ガイドライン2の位置設定中の画面。画面上の好きな場所に移動させられるので、画面の水平、垂直をきちんと合わせたいときなどに便利

再生時のヒストグラム表示。パナソニックによると、Yは輝度を表すという DMC-L1ではRAWはJPEG同時記録しかできなかった(カメラ側がRAWの表示に対応できてなかった)が、本機はRAWのみの記録も可能。RAW派にはメモリーカードの容量が節約できてうれしい

まとめ

 フリーアングル液晶モニターでライブビュー撮影というのはかなりイケる。というより、液晶モニターが動かないライブビューはつまらない。フリーアングル液晶のライブビューを使ってしまうと、ほんと、そう思ってしまう。液晶が固定式のオリンパスE-410などと比べると、ライブビュー撮影時のラクチンさが段違いなのである。

 まあ、視野角の広い液晶なら固定式でもそこそこ見えはするが、画面に正対できるほうがやはり気持ちがいい。それに、地面スレスレの低い位置から仰ぎ見るようなアングルで撮りたいときには、可動式でないと画面を見ることさえできない。

 同社のWebサイトにある「世界を変える」とか「一眼の撮影スタイルの常識を変える」とかのキャッチコピーは大げさだと思うけれど、今まで撮る気にもならなかったカメラアングルが試せるのだから、それだけでも十分に価値はある。

 コントラストAFが使えるレンズが2本だけで、しかもこの先増えるかどうかもわからない状況(単純に考えれば、オリンパスやシグマにはまったく期待できないわけだし、将来発売されるライカレンズも設計手法などによっては非対応もありえるのだ)を考えると微妙な気分になってしまうが、そのあたりを無視しさえすれば魅力あるカメラだと思う。

【2007年11月20日】記事中、再生時のヒストグラム表示について、Yを黄色と説明する箇所がありましたが、正しくは輝度です。お詫びして訂正いたします。


作例

  • 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
  • 作例下の撮影データは、使用レンズ/記録解像度(ピクセル)/露出モード/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。
  • 強調のため一部の項目を1行目に抜粋した場合もあります。


●フィルムモード

 画像の仕上がりを決める「フィルムモード」は、「スタンダード」、「ダイナミック」、「ネイチャー」、「スムーズ」、「ノスタルジック」、「バイブラント」、「白黒スタンダード」、「白黒ダイナミック」、「白黒スムーズ」に、好みに合わせて組み立てられる「MY FILM1」、「MY FILM2」がある。

 それぞれ、コントラスト、シャープネス、彩度(カラーのみ)、ノイズリダクションを5段階で微調整が可能だ。


「FILM MODE」ボタンは上面右手側の押しやすい場所にある
各フィルムモードは、コントラスト、シャープネス、彩度、ノイズリダクションの各要素を微調整できる

 「スタンダード」もやや鮮やかめの印象だが、「ダイナミック」、「ネイチャー」はさらに色ノリがよくなる。「スムーズ」は素材性を重視したモード。明るくふわっとしたイメージに仕上がる「ノスタルジック」、やや暗めでこってりと色がのる「バイブラント」は使いこなせると楽しそうだ。白黒の「スムーズ」だけアンダー気味に仕上がっているのは、たぶん白トビを防ぐための処置なのだろう。

※共通データ:D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / マニュアル露出 / 1/6秒 / F8 / ― / ISO100 / WB:晴天 / 50mm


スタンダード ダイナミック

ネイチャー スムーズ

ノスタルジック バイブラント

B&Wスタンダード
B&Wダイナミック

B&Wスムーズ

●感度

 マニュアルでの感度設定範囲はISO100〜1600。オートではISO400まで自動的に感度アップする。が、「感度上限設定」を使うと、マニュアルで設定した感度から、上限設定した感度までの範囲で自動的にコントロールされる。例えば、マニュアルでISO200に設定しても、上限をISO800に設定すると、ISO200〜800の範囲のオートになる。ちょっとややこしい。

 また、ライブビュー時には、被写体の動きを認識して感度を上げ下げする「i ISO(インテリジェントISO感度コントロール)」も選べる。


感度設定画面。ライブビュー時は「i ISO(インテリジェントISO感度コントロール)」が増える 「感度上限設定」の画面。オフにしておくと、マニュアル設定した感度で固定になる

感度をマニュアルでISO100にして、「感度上限設定」をISO800にすると、画面右上にこんな表示が出る。つまり、ISO800までのオートになるわけだ

 ISO400までは常用できそうな感じ。ノイズも解像感の低下もあまり目立たない。が、ISO800になるとザラツキが増えて細部の描写も悪くなっていく。ISO1600は非常用という印象で、よほどのことがないかぎりは使いたくない。


ISO100
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/3秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 50mm
ISO200
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/5秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 50mm

ISO400
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/10秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 50mm
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/20秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 50mm

ISO1600
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/40秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 50mm

●レンズ別


D Vario-Elmarit 14-50mm F3.8-5.6。このF値でこのサイズはないよなぁ、って思う。ただし写りはいい ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6。デザイン的には違和感ありだが、サイズはジャスト スZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macro。最大撮影倍率がいまいちだが、明るくて寄れる中望遠レンズと考えるとグッド

・D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.

 レンズ付きキットに同梱の標準ズーム。手ブレ補正機構内蔵でコントラストAFに対応しているのはいいが、より口径比の大きなD Vario-Elmarit 14-50mm F2.8-3.5 ASPH.と大差ない大きさと重さが難点。でも、写りは文句なし。


ライブビュー時のみ「顔認識AF」が使える。評価測光も人物の顔を重視した制御に切り替わる
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/80秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
「顔認識AF」があると、人物の顔が測距点に重ならないときでも顔にピントが合ってくれる。三脚に載せての人物撮影がすごく快適になる
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/50秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 16mm

「スタンダード」でも色のノリはいい。液晶モニター上はもっとハデな感じなので、もう少し正直な発色にしてもらいたい。画面の左上と右下の陰は、フードがズレていたため。ちょっとロックがアマい感じがする ビルとビルの隙間で見つけた光景。シャドーのトーンがけっこういい
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / プログラムAE / 1/60秒 / F4 / -1EV / ISO100 / WB:オート / 14mm

広角端では若干タル型の歪曲が出るが、標準ズームとしては非常によく抑えられている。このあたりはライカクオリティである
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / マニュアル露出 / 1/125秒 / F8 / ISO100 / WB:オート / 14mm
流れの中の枯れ葉。ライブビューで手を伸ばし気味にして撮ったカット
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / プログラムAE / 1/160秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 31mm

コスモス畑をローアングルで。お約束っぽいけど。普通の一眼レフなら地面に寝転がらないと撮れないが、ライブビューならラクチン
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/1600秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 15mm
こちらはカメラを頭の上に掲げて撮ったカット。これもフリーアングル液晶がなければ撮れない
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/320秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 14mm

普通のズームだと歪曲収差が目立つから、こういう撮り方は避けたくなるが、ライカレンズは別。とは言っても大きさと重さには不満
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/25秒 / F6.3 / -0.3EV / ISO100 / WB:晴天 / 28mm
液晶モニター上では怖いぐらいの青空だったが、実際の写りはまあ普通。キレイに見えるのもいいが、一眼レフの液晶モニターにはリアルな再現を期待したい。
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/400秒 / F8 / -0.3EV / ISO100 / WB:晴天 / 14mm

季節外れの風鈴(しかも割れてたりする)を1/10秒で。手ブレ補正が当たり前になって、低速シャッターの感覚がずいぶん変わってしまった気がする
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/10秒 / F8 / -1EV / ISO100 / WB:晴天 / 50mm
この洗濯物は新しく加わった「展示物」なのだそうな。シャツと手ぬぐいが白トビしないように、少しマイナス補正した
D Vario-Elmar 14-50mm F3.8-5.6 ASPH. / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/100秒 / F8 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 14mm

・ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6

 小型軽量低価格で、300mm相当の望遠撮影が可能。手ブレ補正は内蔵していないので、DMC-L10では気をつけないとばんばんブレる。それを除けばとてもハイコストパフォーマンスな望遠ズームである。


小型軽量な本機にはこうしたコンパクトなレンズがばっちりな組み合わせ。でも、コントラストAFが使えなくなるのがいまいちなところ
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / プログラムAE / 1/400秒 / F8 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 150mm
フォーサーズでかつ開放F値がF5.6と暗いこともあって、背景はあまりボケてくれない。シャープさには不満はないのだけれど
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/250秒 / F5.6 / -0.3EV / ISO100 / WB:晴天 / 150mm

オリンパス製レンズには当然手ブレ補正はないが、ライカDの14-50mmといっしょに使っているとつい油断しがち。で、ホールディングがアマくなって手ブレが増えるから、わざと多めに撮ってカバーするように心がけている。こちらはその中の1コマ
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / プログラムAE / 1/500秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 150mm

・ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macro

 大口径の中望遠マクロ。比較的小型軽量なので本機とのマッチングはかなりいい。D Summilux 25mm F1.4 ASPH.の値段の高さにひるんでしまった人には、シグマの30mm F1.4 EX DC HSMと並んでねらい目レンズ。


最大撮影倍率が0.52倍なので、マクロレンズとしての面白さはもうひとつ。しかし、明るい中望遠レンズとしての価値は高い
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macro / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/2,000秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
かまどの中の炎。こういうのを懐かしく感じるのは歳のせいかもしれない。
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macro / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/50秒 / F2.8 / -1EV / ISO100 / WB:晴天 / 50mm

地面に落ちた枯れ葉をライブビューで。見やすい角度に調整できるフリーアングル液晶モニターだから、楽な姿勢で撮れる
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macro / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/200秒 / F2.8 / +0.3EV / ISO100 / WB:晴天 / 50mm


URL
  パナソニック
  http://panasonic.co.jp/
  製品情報
  http://panasonic.jp/dc/l10/
  パナソニックLUMIX DMC-L10関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2007/09/26/7096.html

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北村 智史
(きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。最初に買ったデジタルカメラはキヤノンPowerShot S10。 ブログ:http://ketamura08.blog18.fc2.com/

2007/11/20 00:02
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