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【新製品レビュー】ニコン COOLPIX S7
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~3型液晶の薄型スタイリッシュモデル
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Reported by
北村 智史
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スリムボディのコンパクト機。COOLPIX S5/S6の後継モデルで、CCDが有効600万画素から有効710万画素にスペックアップしている。S5は2.5型液晶モニターで無線LANなし、S6は3型液晶モニターで無線LAN内蔵だったのに対し、S7は3型液晶モニターで無線LANなしという仕様。実売価格は4万円程度となっている。
バリエーションモデルとして、S7c(3型液晶モニター、無線LAN内蔵)とS8(2.5型液晶モニター、無線LANなし、有効600万画素CCD)がラインナップされている関係で、ボディカラーはシルバーのみとなっている。ちなみにS7cはブラックのみ、S8はグロスホワイト、グロスブルー、グロスシルバーの3色がある。
■ 電子式の手ブレ補正機構を搭載
ボディ前面がゆるやかに波のようなカーブを描くウェーブサーフェスデザインを採用。奥行き21mmのスリムなボディに35~105mm相当の光学3倍ズームレンズを搭載。屈曲光学系を採用した機種の多くは広角端が37mmないし38mmだが、Sシリーズは当初から35mmスタート(高倍率ズーム機のS4、S10は除く)。28mmがひとつのトレンドになりつつある昨今、35mmからのズームではもうひとつアピール度は低いが、室内などでは広角側は少しでも広いほうが使いやすいので、このスペックは歓迎できる。開放F値は2.8-5で標準レベル。S5/S6がF3-5.4だったことを思えば、多少スペックアップしたといえる。
ボディ前面に「VR」(=Vibration Reduction)の文字があるが、光学式ではなく電子式手ブレ補正で、通常撮影の「オート撮影モード」やアシスト付きシーンモードの「夜景ポートレート」、シーンモードの「パーティー」ではたらく。使用説明書には「画像の記録時に手ブレを補正することがあります」と書かれていて、メニューで「オート」と「オフ」が選べる。つまり、手ブレが起きていると見なせる場合のみ電子的な処理を行なうわけだ。ただし、ブレが大きすぎる場合など、処理が行なわれないケースもあるところは光学式手ブレ補正と動作が異なる。
ズーム操作は上面の右手側にあるズームキーで行なうが、サイズが小さいため、指先というより爪を引っかけるようにして動かす感じで、あまりいい操作性とは思えない(筆者が不器用なだけかもしれないけれど)。ちなみに、メニュー画面でズームキーを望遠側に倒すと、選択されているメニュー項目のヘルプが表示される。
記録メディアは14MBの内蔵メモリとSDメモリーカード(別売)。MMCには対応していない。
電源は薄型のリチウムイオン充電池。容量は730mAhでCIPA準拠の撮影可能コマ数は約200コマ。ヘビーユーザーには物足りない数字だが、一般的なコンパクト機のユーザーなら不満は感じないだろう。充電はACアダプターを底面のマルチコネクター端子に直結、または付属のクレードル「COOL-STATION MV-15」を利用する。クレードルにはUSB端子とAV端子も装備されているので、パソコンとの接続および画像の取り込みも、カメラを載せるだけでOKだ。
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レンズはEDガラスを採用した光学3倍ズーム。ボディ左手側に「VR」の文字が見えるが、光学式ではなく電子式の手ブレ補正である
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電子式手ブレ補正は「オート」または「オフ」から選ぶ。「オート」では必要に応じて手ブレ補正処理が行なわれる
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上面右手側のズームキー。サイズが小さいので操作性はもうひとつ。メニュー表示中に「T」(望遠)側に倒すと、ヘルプが表示される
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ヘルプ画面。ところどころ不思議な日本語になっていたりするが、意味は十分通じる。説明書がなくても機能の内容がわかるのでけっこう便利
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記録メディアはSDカード。14MBの内蔵メモリも内蔵している。電源は容量730mAhのリチウムイオン充電池だ
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ACアダプター(本体直結充電も可能)、USBケーブル、AVケーブルがつなげられるクレードル「COOL-STATION」のほか、イメージリンク対応プリンタとの接続に使う「ドックインサート」も付属してい
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■ 独特な操作系
操作系で特徴的なのは「ロータリーマルチセレクター」(以下、「セレクター」)で、モードメニュー(撮影時や再生時に「MODE」ボタンを押すと表示される)やメニュー操作などに使用する。
S5/S6のセレクターはホイール部分が十字キー機能を兼ねていたが(iPodと同じ操作だといえばわかりやすいかも)、本機では、十字キーの機能を受け持つ外周部とホイール(回転部)に分離されている。が、外周部が幅が狭いため、爪の先で押すか、指の腹でぎゅうっとやらなくてはならない。強度や耐久性の関係かもしれないが、これならむしろ普通の十字キーのほうがいいと思った。
また、メニュー操作時に、ホイールを時計回りに回すとカーソルが下に移動する仕様になっているのも、もうひとつしっくりこない。慣れの問題もあるだろうが、筆者の感覚とは合わないところである。おかげで露出補正時には、補正したい方向とホイールの回転方向がいつも合わなくて、3回に2回は回し間違えては戻すという作業をやるハメにおちいった。
その露出補正操作も煩雑で、「MENU」ボタンを押して、外周部を押すかホイールを回すかして露出補正を選択してOKボタンを押し、それからおもむろに補正値をセットして(これも外周部を押すかホイールを回して行なう)、さらにOKボタンを押して(これをサボると補正値はセットされない)、そのうえ「MENU」ボタンを押してようやく撮影可能な状態になる(シャッターボタンの半押しではメニューから抜けられない頑固な設計である)。当然、露出補正を0に戻すにも同じ手間が必要で、正直いって、露出補正機能を活用しようという気をめいっぱい削いでくれる。
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上から「撮影/再生切り換え」ボタン、「MODE」ボタン、「MENU」ボタン、「削除」ボタン
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独特の「ロータリーマルチセレクター」。外周部が十字キーとして独立してしまったため、以前のモデルよりも操作しづらくなってしまった。撮影時に中央の「OK」ボタンを押すと「ブレ軽減モード」に切り替わる
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■ シャープな広角端、望遠端は今ひとつ
これも珍しいと思うが、本機のレンズにはメカニカルな絞りがない。使用説明書には、絞りは「電磁駆動によるNDフィルター選択方式」と書かれていて、制御段数は広角端でF2.8とF7.9の2段切り替えである。つまり、光学的にはつねに絞り開放で撮っているのと同じ。おかげで、光量が十分にある状態でも周辺光量の低下が目に付くことになる。晴天の野外で撮っても四隅が暗くなるのはどうかと思ってしまうが、筆者個人は、作画上の効果として使えることもあるのでそれほど気にしないほうだし、そういうものだとわかって使う分にはたいして問題はないと思う。
描写性能は、広角端は四隅までシャープなのに対して、望遠端はややアマめ。と言っても、実用的には十分なレベルで、広角端がいい分目につきやすいのかもしれない。ただ、画面内に太陽が入るような構図だと、ゴーストとフレアがハデに出る。太陽が入らない状態でもゴーストらしいものが出ているカットもあるので、逆光から半逆光での撮影では注意が必要だ。
シャッター最高速が1/500秒までしかないためもあってか、シャッター速度は晴天の野外でも遅め。ベースの感度がISO50しかないこともあるが、望遠端で絞りF14.1、1/81秒なんていう撮影データを見ると首をかしげてしまう。絞りが開放のF4.9なら1/660秒ぐらいになるところを、1/500秒までしかないからF14.1。これでは動く被写体は間違いなくブレてしまう。せめてF8ぐらいの絞りがあいだにあればいいのだろうが、2段切り替えではこうならざるをえない。
ベース感度がISO50と、最近のモデルとしては低め。シャッター最高速が1/500秒までしかないことも関係しているかもしれないが、一般家庭の照明だとISO50はけっこうしんどい。最高感度はISO1600相当まで。オートではISO800相当まで上がるが、例によって感度は低め低めに制御されるので、カメラ慣れしていない人には不向き。「高感度モード」や「ブレ軽減モード」を使ったほうが、画質は落ちるがブレは起きにくくなるのでおすすめだ。
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感度設定画面。ベース感度はISO50と低め。オートはISO800相当までだが、比較的感度は上がりにくいので、手ブレには注意が必要だ
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最高感度はISO1600相当
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BSSは、最大10コマまで連写した中から、もっともブレの少ないコマだけを記録するもの。「AE-BSS」は、5コマの連写を行ない、「白トビ最小」、「黒つブレ最小」、「ヒストグラム最良」のいずれかの条件(先に選択しておく必要がある)にもっとも近いコマが記録される
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「ピクチャーカラー」の画面。カラーは「標準カラー」と「ビビッドカラー」の2種類だけ
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「高感度モード」はモードメニューで選択、「ブレ軽減モード」はOKボタンを押せば設定される。後者は、最大10コマを連写した中からもっともブレの少ないコマだけが記録される「BSS(ベストショットセレクター)」併用となる。使用説明書には、暗いシーンでの撮影には「高感度モード」のほうが適しているとあるので、状況に応じて使い分ければいい。
感度を上げていくと、ISO200相当でややディテールがアマくなるが、ISO400相当でもそこそこ使えそうな写り。ISO800相当になるとノイズ感が目立ってくる。ノイズ低減処理のレベルも高くなるらしく、ISO400相当の画面に比べると細部の再現が落ちている。が、小サイズのプリントなら不満を感じることはないだろう。どちらかというと、エントリーユーザー向けのチューニングのように感じられる。さすがにISO1600相当はノイズが目立ち、緊急用と考えたほうがよさそうな画質だ。
画像の色調を変えられる「ピクチャーカラー」機能は、「標準カラー」、「ビビッドカラー」、「白黒」、「セピア」、「クール」の5種類。「ビビッドカラー」は「標準カラー」より赤や黄が明るめになる傾向。コントラストは変わらないので、あまり大きな差は感じられない。が、花などの鮮やかな被写体をより美しく、というなら、このぐらいの控えめさでちょうどいいと思う。
■ まとめ
デザインはスリムでスタイリッシュ。液晶モニターも3型で23万画素。視野角も広い。レンズもまずまず優秀と言える(望遠側の画質に不満を覚える方もおられるだろうが)。ISO800相当でもL判プリントぐらいなら十分に使える。
が、操作性に難があるし、露出補正操作の手数が多すぎるのは痛い。もっとも、露出自体はかなり良好で、0EVでOKだったコマの率はかなり高い(掲載した作例32点中、25点は0EVである)。
その点では、カメラや写真の知識のないエントリーユーザーでも、露出に失敗しにくいカメラだとは言える。露出はカメラまかせで補正しない、動くものは撮らない、と割り切れるなら、選択肢に入れてもいいかもしれない。
■ 作例
- 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
- 作例下の作例データは、記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離(カッコ内35mmm判換算)を表します。
- 強調のため一部の項目を1行目に抜粋した場合もあります。
◆ISO感度
感度はISO50からISO1600相当まで。オートではISO800相当まで上がるが、この条件ではISO200相当で1/16秒だった。ISO400相当まではまずまず実用レベルで、ISO800相当になると、ディテールの劣化やノイズが気になるので、小サイズプリント用といった感じ。ISO1600相当は非常用と考えたほうがいい。
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感度オート(ISO200)
3,072×2,304 / 1/16秒 / F2.8 / 0EV / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ISO50
3,072×2,304 / 1/4秒 / F2.8 / 0EV / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ISO100
3,072×2,304 / 1/8秒 / F2.8 / 0EV / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ISO200
3,072×2,304 / 1/16秒 / F2.8 / 0EV / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ISO400
3,072×2,304 / 1/33秒 / F2.8 / 0EV / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ISO800
3,072×2,304 / 1/65秒 / F2.8 / 0EV / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ISO1600
3,072×2,304 / 1/171秒 / F2.8 / 0EV / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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◆ピクチャーカラー
彩度が高めになる「ビビッドカラー」にしても、それほどどぎつくならないのは好印象。「セピア」の右端にボケた影が写り込んでいるように見えるのは、虫か何かがレンズについていたのかもしれない。
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ピクチャーカラー:標準カラー
3,072×2,304 / 1/259秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ピクチャーカラー:ビビッドカラー
3,072×2,304 / 1/283秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ピクチャーカラー:白黒
3,072×2,304 / 1/281秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ピクチャーカラー:セピア
3,072×2,304 / 1/276秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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ピクチャーカラー:クール
3,072×2,304 / 1/259秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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◆高感度モードとブレ軽減モード
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高感度モード。ISO1117相当で1/130秒。シャッター速度が表示されていたら、手ブレと画質の兼ね合いを考えて、ISO200か400で撮っていたと思う
3,072×2,304 / 1/130秒 / F2.8 / 0EV / ISO1117 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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ブレ軽減モード。肉眼で見てもかなり暗い条件。電子式手ブレ補正の効果なのか、ザラツキ具合がちょっと不思議な感じである
3,072×2,304 / 1/41秒 / F2.8 / 0EV / ISO1600 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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◆一般作例
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ズームの広角端で撮影。ピクセル等倍で見ると、画面の四隅がわずかに乱れているほかは、かなり良質な写り。解像力の高さが感じられる
3,072×2,304 / 1/103秒 / F7.9 / 0EV / ISO50 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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一方、望遠端はややアマめ。7メガ機としてはもうちょっと頑張って欲しいかなぁ、というレベル。広角端がいいので、見劣りしてしまう
3,072×2,304 / 1/341秒 / F5 / 0EV / ISO50 / WB:オート / 17.4mm(105mm相当)
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水上バスの「HIMIKO」。ちょっと白トビしているが、仕方のないところだろう。もう少しシャープ感が欲しいかな、という感じ
3,072×2,304 / 1/268秒 / F4.1 / -0.3EV / ISO50 / WB:オート / 12.2mm(74mm相当)
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0EVで撮ったら、日の当たっている壁面は白トビしてしまった。でも、いやらしい飛び方ではないので、比較的気になりにくい
3,072×2,304 / 1/95秒 / F7.9 / 0EV / ISO50 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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わざと画面に太陽を入れてフレーミング。思いのほかハデにフレアやゴーストが出た
3,072×2,304 / 1/500秒 / F7.9 / -0.3EV / ISO50 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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シャッター速度は1/2秒(もちろん手持ち)。わかっていたら、間違いなくシャッターは切らなかったから、撮影データが表示されないおかげで撮れた写真と言えなくもない
3,072×2,304 / 1/2秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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撮影時にも再生時にも絞り値やシャッター速度が表示されないので気付かなかったが、これだけ天気がいい条件で1/81秒。動く被写体はブレ必至である
3,072×2,304 / 1/81秒 / F14.1 / -0.3EV / ISO50 / WB:晴天 / 17.4mm(105mm相当)
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かなり輝度差の大きい条件だが、露出0EVで、白トビも黒ツブレも非常に少ない仕上がり。色のノリもいい
3,072×2,304 / 1/201秒 / F7.9 / 0EV / ISO50 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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広角好きの筆者としては35mm相当でも物足りないが、38mm相当とかよりはずっとマシ。わずかにタル型の歪曲収差が出ている
3,072×2,304 / 1/217秒 / F7.9 / -0.7EV / ISO50 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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間違って内蔵ストロボが発光してしまったカット。わりと明るい屋内なので、ほとんど効いていないが
3,072×2,304 / 1/30秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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ズームの望遠端。コントラストが高い条件なのでシャープそうに感じるが、よく見ると、やっぱり少しアマめ。球面収差が補正しきれてないのだろうか
3,072×2,304 / 1/77秒 / F14.1 / -0.7EV / ISO50 / WB:オート / 17.4mm(105mm相当)
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白っぽい壁の影響でややアンダーめになったものの、オートのままでこの露出なら文句はない
3,072×2,304 / 1/210秒 / F7.9 / 0EV / ISO50 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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暗めの屋内。シャッター速度1/4秒で少しブレているが、電子式手ブレ補正の効果が出ているのかはイマイチよくわからない
3,072×2,304 / 1/4秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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カーナンバーの文字のエッジを見ると、わずかにブレているようだ。ブレが少なくて手ブレ補正がはたらかなかったのか、ブレた写真が補正されてここまで持ち直したのかは、画像を見ただけではわからない
3,072×2,304 / 1/6秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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これだけ天気がいいと、少しぐらい周辺光量が落ちてくれたほうが、空が濃くなってよかったりもする。まあ、落ちては困るときまで落ちてしまうのは考えものだが
3,072×2,304 / 1/164秒 / F7.9 / -0.3EV / ISO50 / WB:オート / 5.8mm(35mm相当)
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さすがに夕景ともなると、オートのままでは明るくなりすぎるので、マイナス1EV補正で撮影している
3,072×2,304 / 1/122秒 / F2.8 / -1EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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かなり暗い屋内でISO200固定で撮影。シャッター速度がわからないので、感度を変えながら何コマか撮った中の一番いいカット。手動のBSSである
3,072×2,304 / 1/19秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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このぐらい暗くなると、コンパクト機ではピントがうまく合わないケースが出てくるので、保険の意味も兼ねて何コマか撮っておく。露出を変えながら10コマほど撮ったが、半分はピントがアマかった
3,072×2,304 / 1/3秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / WB:晴天 / 5.8mm(35mm相当)
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■ URL
ニコン
http://www.nikon.co.jp/
製品情報
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/compact/coolpix/s7/
■ 関連記事
・ ニコン、手ブレ補正付きの10倍ズームスイバル機「COOLPIX S10」(2006/08/24)
北村 智史 (きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。最初に買ったデジタルカメラはキヤノンPowerShot S10。
ブログ:http://ketamura08.blog18.fc2.com/ |
2006/11/27 00:00
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