キヤノンNew EOS Kiss Digital(正式名称はEOS Kiss Digital N)が3月17日に発売される。このカメラは初代のEOS Kiss Digitalの後継機種となるわけだが、初代の142×72.9×99mm(幅×奥行き×高さ、以下同)、560gから、126.5×64×94.2mm、485gと大幅にコンパクト化された。そして、撮像素子は6.3メガから8メガと高画素化されている。そのほか、細部にわたって全面的な見直しがかけられている。実際に手にして見ると、最小最軽量の8メガデジタル一眼レフというのが実感できる。
今回は標準ズームセットとして売られる「EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM」を使用した。なお、このセットで実勢価格12万円。「EF55-200mm F4.5-5.6 II USM」もセットになったダブルズームセットで約143,000円となっている。
なお、初代EOS Kiss DigitalのレビューはPC Watchで行なった。下記を参照されたい。
次の定点撮影は特急列車の通過。以前とは撮影する駅が変わってしまったので、多少条件がちがうが、いままでとそれほど大きな差はないはずである。このNew Kiss Digitalの大きな改良点は、最大連続撮影枚数が初代の4コマから最大19コマ(JPEGの場合)になったことだ。このため、特急列車の通過もギリギリまで追うことができた。また、各コマともピントがよく合っている。10コマ連写したうちの最後の5コマを掲載するが、これだけの能力があれば運動会はもちろん、ほかの動体撮影も大丈夫だ。
Canon EOS Kiss Digital N(New EOS Kiss Digital)は大幅に小型軽量化されたばかりではなく、8メガと高画素化して、さらにAWBの精度を高めている。どの部分をとっても破綻のないデジタル一眼レフで、初心者だけではなく、すでにデジタル一眼レフを使っているユーザーのサブカメラとしても薦められる。