先日のノクトン40mm F1.4レンズのR-D1による試写に引き続き、カールツァイスT* ZMマウトシリーズのプラナー50mm F2レンズの試写レポートをお届けする。11月末発売開始予定のところ発売が遅れるということで、コシナのホームページにはお詫びが掲載されている。しかし今回はカールツァイスの最終検査を受けた量産製品版での試写レポートお届けできるわけで、発売はもう間もなくであろう。
■ コシナ製カールツァイスレンズについて
すでに大きなニュースになっているので、改めて詳しく解説する必要はないだろう。製品の詳細については、コシナの以下のホームページを参照して欲しい。
製品情報
http://www.cosina.co.jp/z.html
最初に発売になるのがプラナー50mm F2レンズで、ガウスタイプ4群6枚構成である。宣伝文句の「Mシステムレンズの新標準パフォーマンス」とは、やや意味不明であるが、ライカMマウント用レンズの中の標準レンズとして、規範となる性能を持ったレンズという意味と解釈したい。
外観デザインは一見するとオーソドックスなものであるが、ピントリングのデザインは、'60年代に西ドイツを代表する超高級一眼レフであったツァイス・イコンのコンタレックスの交換レンズによく似たものになっている。鏡胴下側に一カ所出っ張りがあるが、この形状もコンタレックスのものである。この出っ張りは、レンズを持った時に人差し指に具合良くあたる位置にあり、このためピントリングの回転操作は非常にやりやすい。そのうえ、ピントリングの回転は非常になめらかで、適度なトルク感があり、操作感は申し分ない。
また絞りは1/3段ごとのクリックストップとなっていて、これは過去あまり例がない。私の記憶によれば、東京光学のライカスクリューマウント用トプコール50mm F2レンズに同じ1/3段ずつの目盛が刻まれていた。クリックストップの感触は緻密なもので、気持ちがよい。絞りや距離環の刻印文字は鮮明で、今回使用したのはシルバー仕上げであるが見づらいと感じることはなかった。レンズの焦点距離を表す50の文字は青色で、またレンズ着脱位置指標も青色であるのが新鮮な感じである。この青色は、ツァイスのコーポーレートカラーである。
今回はテストできなかったが、レンズ先端の外爪バヨネットに装着する専用金属フードが用意される。また、スプリング式レンズフロントキャップやリアキャップもツァイスマーク入りの新しいものである。
レンズはT*コーティングであるが、各面の反射の色は緑や紫、薄青といった複雑な様相を見せる。しかし非常に透明感を感じるものだ。絞りは10枚で、円形絞りではなく正10角形ではあるが、どの絞りでも形が非常に整っているのが印象的である。
今回のレンズのシリアル番号は15530223で、カールツァイスの検査を受けた合格品はこの9桁のシリアル番号が与えられる。コシナで製造したカールツァイスのレンズは1本ずつすべて検査を受けるため、出荷される製品の品質については万全であるとアナウンスされている。
以上、この新しいコシナ製プラナー50mm F2レンズの仕上がりは、文句のつけようがない素晴らしいものであった。
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プラナー50mm F2
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プラナー50mm F2のレンズ面
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■ プラナー50mm F2に加えて、フォクトレンダーブランド50mmレンズ2本も比較
今回の試写にあたっては、デジカメWatch編集部の強い要望により、プラナー50mm F2に加えて、すでにコシナ・フォクトレンダーブランドで発売され好評を博している50mmレンズ、ノクトン50mm F1.5アスフェリカルとカラースコパー50mm F2.5を加えて、この3本を同一条件で比較することとなった。
ノクトン50mm F1.5アスフェリカルは、ライカスクリューマウント(L39)のレンズで、R-D1に使用するにはMアダプターリングを使用する。その名の通り両面非球面レンズを1枚使用した5群6枚構成で、さらに超高屈折率ガラスを採用し、球面収差とコマ収差を徹底的に補正したそうである。コシナ・フォクトレンダーレンズシリーズを代表するレンズと言え、実際このレンズの描写性能の良さはユーザーから大変に好評である。特にF1.5開放でのシャープさとボケの良さは見事で、私も手元のこのレンズを大いに信頼している。なおF1.5という明るさは中途半端に思うが、昔のフォクトレンダーのプロミネント35用名レンズ、ノクトン50mm F1.5にあやかったものである。
カラースコパー50mm F2.5は、ノクトンより後に発売されたレンズで、F2.5と暗いレンズにもかかわらず6群7枚構成と非常に凝ったレンズ構成を持つ。これは全長を短くするためだそうで、たしかに50mm標準レンズとしては他に例をみないコンパクトさで、一見すると35mmクラスのレンズのようだ。また金属素材として真ちゅうを採用したため、クローム仕上げも黒ペイント仕上げも非常に質感の高い仕上がりで、ノクトンより明らかに良い。ただしその分重くなり、大柄なノクトンが243gなのにこちらも208gと、小さい分ずっしり重く感じる。別売の専用フードも格好良く、バルナックライカと組み合わせると小粋な感じである。なおこのレンズもライカスクリューマウント(L39)のレンズで、R-D1に使用するにはMアダプターリングを使用する。
この両レンズはニコンのレンジファイダーカメラ用のSマウント仕様もあり、それぞれSノクトン50mm F1.5、Sスコパー50mm F2.5という名前で販売されている。
レンズ構成図や仕様については、以下のコシナのホームページに掲載されている。
フォクトレンダーレンズ製品情報
http://www.cosina.co.jp/seihin/voigt/v-lens/v-l-m/
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今回実写比較したノクトン50mm F1.5(右)、プラナー50mm F2(中央)、カラースコパー50mm F2.5(左)
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R-D1にプラナー50mm F2を装着した状態
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R-D1にカラースコパー50mm F2.5を装着した状態
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R-D1にノクトン50mm F1.5を装着した状態
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■ 実写結果
実写にあたっては、R-D1の設定は初期設定とし、その他の条件は一切変更していない。フィルムは標準設定、ISO200、ホワイトバランスはオート、画質はJPEGのFINE、露出はカメラまかせのAE(絞り優先)である。ピント合わせと構図の決定は、R-D1のファインダーによる。R-D1の撮像素子はAPS-CサイズのCCDであり、50mmレンズは35mm判換算で75mm相当となる。
撮影は特に注釈がない限り、プラナー50mm F2とノクトン50mm F1.5は開放からF5.6まで1段ずつ絞っていった。カラースコパー50mm F2.5は、F2.5とF2.8で撮影し、その後は一段ずつF5.6まで絞った。撮影する時間にあまり余裕がなかったことと撮影場所の状況から、今回は手持ち撮影のものが多い。手ぶれの影響がでないよう注意した。
なお、今回のテストはあくまでもエプソンR-D1との組み合わせにおける結果であり、銀塩フィルムで撮影した場合の結果との相関は保証できない。
●遠景
各レンズの開放では日中の撮影は困難であるため、夕方日が落ちてから隅田川対岸のビル群を撮影した。
プラナーは開放から中心部はシャープで、四隅に向かうとわずかに甘くなる。ビネッティング(口径食)の影響により四隅方向に暗くなっていくが、これはほんのわずかでF2.8など絞って改善された画像と比較するとわかる程度である。F2.8ではビネッティングの影響もなくなり、画面周辺部まで画質も良くなって。さらに絞ると周辺部まで非常に均質な画像となる。発色はにごりがなく、素直できれいな感じだ。歪曲収差はわからない。
ノクトンも高性能だ。F1.5開放ではやはりビネッティングの影響が認められるが、F2でほとんど解消する。ピントはF1.5開放で中心部はシャープに見えるとが、1:1に拡大するとフレアの影響かわずかににじみキレがやや悪いことがわかる。四隅に向かうとやはりさらに甘くなる。F2になるとシャープになり、プラナーとほぼ同等の画質ではないだろうか。発色はブラナーに比べるとやや緑がかったように見える。歪曲収差はプラナー同様わからない。
カラースコパーはF2.5開放では、ノクトンの開放と同様にわずににじみがあり、シャープさがやや劣る。また四隅方向はビネッティングの影響で、やや暗く落ちていく。F2.8ではさほど改善しない。ブラナーやノクトンをF2.8に絞った画像と比較すると、明らかに良くない。F4まで絞ると画質は向上して、周辺部まで良くなってくる。カラースコパーは彩度が高めで、色がやや濁ったように見える。歪曲収差はこのレンズもわからなかった。
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【F2 / プラナー】
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【F2 / ノクトン】
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【F2.5 / カラースコパー】
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【F2.8 / プラナー】
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【F2.8 / ノクトン】
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【F2.8 / カラースコパー】
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【F4 / プラナー】
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【F4 / ノクトン】
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【F4 / カラースコパー】
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【F5.6 / プラナー】
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【F5.6 / ノクトン】
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【F5.6 / カラースコパー】
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●中景
浅草寺仲見世の正月の飾りを夕方に写した。人混みのため手持ち撮影である。背景の建物や手前の飾りのぼけ方などを見て欲しい。
プラナーはF2開放では、飾りが空中に浮かんだ感じに見える。前後のボケはなめらかであるし、飾りはシャープだ。絞っていくと被写界深度が増して、ボケの量が少なくなっていくが、描写の雰囲気に大きな違いはない。実に安定した印象のレンズである。
ノクトンはF1.5開放では1/2,000秒の限界で、わずかに露出オーバー気味らしいが、この状況ではむしろ露出が明るめで良かった。プラナーのF2開放よりさらにボケ量が大きく、飾りが中に浮いた感じが強調される。絞るとボケ方が少なくなっていくのは当然だが、このレンズも前後のボケがなめらかでどの絞りでも安定した描写である。ノクトンもいいレンズだと思う。
カラースコパーもF2.5開放でも遠景ほど他のレンズとの差がなかった。前後のボケは他のレンズ同様なめらかである。
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【F2 / プラナー】
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【F2 / ノクトン】
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【F2.5 / カラースコパー】
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【F2.8 / プラナー】
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【F2.8 / ノクトン】
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【F2.8 / カラースコパー】
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【F4 / プラナー】
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【F4 / ノクトン】
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【F4 / カラースコパー】
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【F5.6 / プラナー】
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【F5.6 / ノクトン】
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【F5.6 / カラースコパー】
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●ネオンサイン
東武浅草駅の入り口のネオンサインを写してみた。ネオン管の滲みや、手前の街頭照明の光源からのフレアの出方などを見て欲しい。
プラナーはF2開放で四隅がわずかにビネッティングの影響で暗くなるが、画面全体に均質な写りといって良い。ピントがあったところはにじみも全くなく、シャープだ。F2.8に絞るとビネッティングの影響もほとんどなくなる。
ノクトンはF1.5開放ではビネッティングの影響で四隅がはっきり暗くなるが、これはF2でかなり解消し、F2.8ではわからなくなる。ピントがあったところはF1.5開放からシャープだ。
カラースコパーはF2.5開放では、四隅がやや暗く感じられる。F4まで絞るとこれは解消し、画面全体がほぼ均質となる。ピントの合っている部分は、開放からシャープに見える。
発色はプラナーが同じ露出でも、明るい雰囲気にでるようだ。同一絞り値で3つのレンズを比べると、発色の違いがわかる。
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【F2 / プラナー】
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【F2 / ノクトン】
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【F2.5 / カラースコパー】
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【F2.8 / プラナー】
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【F2.8 / ノクトン】
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【F2.8 / カラースコパー】
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【F4 / プラナー】
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【F4 / ノクトン】
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【F4 / カラースコパー】
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【F5.6 / プラナー】
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【F5.6 / ノクトン】
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【F5.6 / カラースコパー】
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●夜景
夜間照明で比較的明るいビルを三脚に固定して撮影した。ピントは画面中央に合わせた。低照度で厳しい条件である。
プラナーはF2開放では画面周辺部の照明のまわりがにじんでいる。またよく観察すると画面中心の反対方向にわずかに光の形が伸びているようだ。ただ、照明光のまわりに目立った色のにじみはないようで、色収差の補正は非常に良いのではないだろうか。F2.8、F4と絞るにつれて、周辺部の照明光のにじみがなくなり、その代わりに絞りの影響による光条が現れる。またF2開放では中心部にくらべて周辺部のピントが悪いが、絞ると周辺部もシャープな感じになり、また画面全体にすっきりとしてくる。
ノクトンも同様の傾向だ。ただし照明光のまわりに赤紫色のにじみが現れている。これがプラナーとのもっとも大きな違いである。この色のにじみはF4くらいまで絞っても、周辺部の照明光でわずかに認められる。
カラースコパーもノクトン同様、照明光のまわりに赤紫色のにじみが現れている。またF2.5開放とF2.8では、プラナーやノクトンをF2.8に絞った時よりも画像が甘いイメージである。こうした低照度の条件下では、やはり明るいレンズが有利であることがわかる。
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【F2 / プラナー】
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【F2 / ノクトン】
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【F2.5 / カラースコパー】
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【F2.8 / プラナー】
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【F2.8 / ノクトン】
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【F2.8 / カラースコパー】
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【F4 / プラナー】
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【F4 / ノクトン】
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【F4 / カラースコパー】
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【F5.6 / プラナー】
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【F5.6 / ノクトン】
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【F5.6 / カラースコパー】
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●逆光
太陽光が直接入らないようにして、逆光で撮影した。明るい絞りでは露出オーバーで撮影は無理なので、F5.6に絞って撮影した。それでもシャッター速度はいずれも1/2,000秒という上限値である。それぞれ2種類の写真を撮影した。
仲見世の飾りを逆光で撮影した写真を比較すると、もっともすっきりした写りなのはプラナーである。フレアの影響か、コントラストが低いのはカラースコパーである。
次に路地を写した写真だが、プラナーとノクトンはほぼ同じで特に破綻はないが、カラースコパーは画面中央部にレンズの反射によると思われるゴーストがはっきり現れている。
カラースコパーは今回の3本のレンズの中で、もっともレンズ構成枚数が多い。これがやはり逆光時の画質の差となって現れていると考えられる。
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【仲見世 / プラナー】
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【仲見世 / ノクトン】
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【仲見世 / カラースコパー】
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【路地 / プラナー】
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【路地 / ノクトン】
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【路地 / カラースコパー】
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●人物
私のデジタルプリント教室の生徒である楠見 聡氏の協力を得て、人物撮影を行なった。蛍光灯下の撮影なので、やや緑色かぶりがある。ピントは眼鏡の縁で合わせた。人物の肌や髪の毛の描写と、背景のボケ方を見て欲しい。
プラナーはF2開放では前ピンになっている。2回撮影していずれも開放ではピントがこなかった。R-D1の距離計の問題かもしれない。それでもボケの感じなどはよくわかり、特に背景のボケは素直であることがわかる。また3つのレンズの中で、コントラストが一番高いように思う。
ノクトンもF1.5開放では、ピントが来なかったようだ。さすがに全体にフレアがかかって、コントラストが低い。F2.8まで絞るとピントがシャープになりコントラストもあがって良くなる。ボケはこのレンズも癖がない。
カラースコパーはF2.5開放からピントが合っている。ただし他の2本のレンズをF2.8に絞った時にくらべて、周辺部がビネッティングの影響で暗くなっていることがわかる。ボケはこのレンズも悪くないが、他の2本に比べるとほんの少し2線ボケ気味でボケがわずかにかたい印象がある。
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【F2 / プラナー】
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【F2 / ノクトン】
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【F2.5 / カラースコパー】
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【F2.8 / プラナー】
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【F2.8 / ノクトン】
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【F2.8 / カラースコパー】
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【F4 / プラナー】
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【F4 / ノクトン】
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【F4 / カラースコパー】
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【F5.6 / プラナー】
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【F5.6 / ノクトン】
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【F5.6 / カラースコパー】
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●その他プラナーで撮影した作例
以下はプラナー50mm F2で撮影した画像である。参考のため掲載する。なお美しいプリントにする場合には、少し画質調整が必要である。
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【F5.6】順光線で絞り込んで撮影
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【F8】サザンカ。撮影距離1mで
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【F5.6】隅田川の水上バス
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【F5.6】水上バス乗り場
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【F5.6】吾妻橋から見た浅草
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【F8】すべり台
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【F5.6】最短撮影距離0.7mでの撮影
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【F5.6】これは1.5mくらい。雰囲気が良く出ている
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■ 比較テストを終えて
今回のテストであるが、前回のノクトン・クラシック40mm F1.4の試写同様、モニターやプリントを目を皿のようにして観察して、その違いをどうにか見つけるという状況であった。特にプラナーとノクトンの差は少ない。新登場のプラナーはまさに期待通りの素晴らしい描写だが、ノクトンの描写の良さもたいしたもので、定評どおりだ。カラースコパーは開放では他の2本よりやや劣るが、F4以上に絞れば同等と言える。ただし逆光時はゴーストが出やすいので使い方に注意が必要だ。この高性能な3本のレンズを同時に発売するコシナの製造技術のレベルの高さには感心するしかない。
実はコシナは、近年ではもっとも多数の標準レンズを設計・製造しているレンズメーカーである。カメラメーカーの50mm級標準レンズは、'70年代頃に設計されたままのものが多い。これに対してコシナは、ここ5年間でノクトン50mm F1.5、カラースコパー50mm F2.5、ヘリア50mm F3.5、一眼レフ用のトプコール58mm F1.4を作っている。コシナブランドで一眼レフ用の55mm F1.2も製造していた。その上に設計はカールツァイスではあるが、今回のプラナー50mm F2を製造する。標準レンズのことを今世界で一番良く知っているメーカーなのではないか。
繰り返しになるが、今回のプラナー50mm F2レンズの性能の高さ、各部の機械工作の精度の良さは素晴らしい。定価78,750円ということは、実売価格は6万円台が期待できるわけで、はっきり言って激安の前に「超」がつくのではないか。個人的にもすでに購入を決めている。今後登場するビオゴンの各レンズの性能についても、期待が高まるばかりである。
折しも本家ライカは、'59年に発売し3年後に一度小改良したズミルックス50mm F1.4レンズを45年ぶりに大改良し、非球面に加えフローティングシステムを採用したズミルックスM50mm F1.4アスフェリカルとして今年発売を開始した(320,250円)。こちらも50mm F1.4の新しい規準となるレンズであろう。また数々の神話に彩られたズミロクン50mm F2は、1953年に発売が開始され1979年に3度目の改良を受けて以来25年間そのままで、現行のズミクロンM50mm F2は172,200円である。いよいよツァイスとライカの戦いは、Mマウントという同一の土俵上で繰り広げられることとなるが、まずは価格の面ではツァイスの圧勝だ。
■ URL
コシナ
http://www.cosina.co.jp/
製品情報
http://www.cosina.co.jp/z.html
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・ 【新製品レビュー】コシナ ノクトン・クラシック40mm F1.4(2004/12/03)
2004/12/27 00:01
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