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パナソニックLUMIX DMC-LX3【第3回】
マクロでも便利な「追っかけフォーカス」

Reported by 安孫子卓郎


 いま、盛んにパナソニックがアピールしている機能に、「追っかけフォーカス」があります。特定の被写体にフォーカスフレームを合わせて、追っかけフォーカスをスタートすると、被写体が動いてもフォーカスフレームが追尾して、ピントを合わせ続けてくれる機能です。DMC-LX3を含む最近のパナソニック製モデルが搭載しています。

 構図を変えてもズームしても狙った被写体を追尾してくれますから、なかなか面白く、想像していたより機敏に反応することに感心しました。一般的なコンティニュアスAFとの違いは、認識した被写体の位置に合わせて、フォーカスフレームが動くことです。

 北海道は中標津町。ムツゴロウ動物王国、北の百友坊、石川氏のところを訪ねて、犬たちの様子を撮影させていただきました。石川氏は、30頭の犬や20頭の猫たちと、再びムツゴロウ動物王国のすばらしさをアピールするべく、準備を進めていらっしゃるところでした。

  • サムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像を別ウィンドウで表示します。


DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/1,000秒 / F5.6 / -1EV / ISO80 / WB:晴天 / 60mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/1,000秒 / F5.6 / -1EV / ISO80 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算)

DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/1,000秒 / F5.6 / -1EV / ISO80 / WB:晴天 / 60mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/1,000秒 / F5.6 / -1EV / ISO80 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算)

DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/800秒 / F6.3 / -1EV / ISO80 / WB:晴天 / 60mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/1,000秒 / F5.6 / -1EV / ISO80 / WB:晴天 / 60mm(35mm判換算)

 白い犬はサモエド、茶色の方は柴です。撮影していて面白かったのは、サモエドに追っかけフォーカスを合わせると確かに追随してくれますが、サモエドが2頭重なったりすると、あっさり別のサモエドにフォーカスが移動してしまいます。

 さらに面白いことに、柴と重なると柴の方へフォーカスが移動してしまうこともありました。白と茶色なのでコントラストでも区別はつきやすいと思うのですが、動いている方を追尾してしまったようです。また狙った被写体(犬)が小さくなると、追い切れなくなります。

 パナソニックのWebページに「追っかけフォーカスでペットを追え」というコンテンツがありますが、この程度の動きであれば、うまく追随することができます。これ以上大きく、かつ素早く動くようだと、経験上追い切れないというのが実感です。

 いずれ将来、オリンピックのプレスブースには追っかけフォーカスのカメラがずらっと並び、1人のサッカー選手にフォーカスを合わせておけば、90分間ずっとその選手をカメラが追尾しつづけるのかも知れません。現状の追っかけフォーカスでは、そこまでの期待は無理です。一番適しているのは、1~2歳でよちよち歩きの幼児を、ママやパパが子どもの近くから撮影するようなケースでしょう。これなら、現状でもかなり役立つはずです。


プログラムオート時の「追っかけフォーカス」は、オートフォーカスモードから選ぶ
 追っかけフォーカスにはもう一つ、「自動AFポイント移動機能」と呼んだ方が良さそうな使い方があります。マクロ撮影で被写体にピントを合わせた後、構図を変えてもフォーカスポイントが最初の位置を捉え続けてくれるのです。

 花の場合だと、横から写そうとすると花びらに隠れてなかなかシベにピントを合わせにくかったり、小さい花なら背景にピントが抜けてしまうようなことがよく起きます。そんなとき、上から花にピントを合わせて、その後カメラの位置を低くして横から撮影するなど、カメラの位置を変えながら撮影できるわけです。また、カメラを極端に低く構えて正面の被写体にピントを合わせようとすると、液晶モニターを斜め上から見る形になるので、どうしても見えにくくなります。そこで液晶モニターが見やすい位置で追っかけフォーカスをロックしておけば、あとは撮影の幅が広がります。

 購入当初は、「AFロックで撮影する方が便利ではないか」と、軽く見ていた機能ですが、実際に使ってみるとAFロックより便利。AFポイントをその都度移動させているのと同じことを、自動で行なってくれるわけです。

 とはいえ追っかけフォーカスという名称に、過大な期待は禁物かもしれません。今のところは、あまり動かないものならOKと考えた方がよいのですが、マクロにおけるAFポイントの自動移動機能としてはかなりの優れもの。こちらの方が名称的にはふさわしかったのかなと思います。DMC-LX3以外にも、DMC-FX37など最新モデルや、10月31日発売のマイクロフォーサーズ規格のDMC-G1にも搭載されているので、特にマクロ好きの方はおすすめです。

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DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/800秒 / F5 / -0.3EV / ISO80 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/800秒 / F4.5 / -0.3EV / ISO125 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算)

DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/500秒 / F3.5 / 0EV / ISO80 / WB:晴天 / 60mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/1,000秒 / F8 / 0EV / ISO125 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算)

DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/500秒 / F2.8 / 0EV / ISO80 / WB:晴天 / 60mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/400秒 / F4 / 0EV / ISO80 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算)

DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/500秒 / F2.8 / 0EV / ISO80 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/160秒 / F2.8 / +0.7EV / ISO80 / WB:曇天 / 24mm(35mm判換算)

DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/250秒 / F2.8 / 0EV / ISO80 / WB:曇天 / 24mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/400秒 / F4 / 0EV / ISO80 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算)

DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/400秒 / F3.2 / 0EV / ISO80 / WB:曇天 / 24mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/400秒 / F4 / +0.3EV / ISO80 / WB:曇天 / 24mm(35mm判換算)

DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/500秒 / F3.2 / 0EV / ISO80 / WB:曇天 / 24mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/400秒 / F2.8 / +0.3EV / ISO80 / WB:曇天 / 24mm(35mm判換算)

DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/800秒 / F4 / -0.3EV / ISO125 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算) DMC-LX3 / 3,968×2,232 / 1/2,000秒 / F8 / 0EV / ISO80 / WB:晴天 / 24mm(35mm判換算)


URL
  パナソニック
  http://panasonic.co.jp/
  製品情報
  http://panasonic.jp/dc/lx3/

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安孫子卓郎
(あびこたくお) きわめて頻繁に「我孫子」と誤変換されるので、「我孫子ではなく安孫子です」がキャッチフレーズ(^^;。大学を卒業後、医薬品会社に就職。医薬品営業からパソコンシステムの営業を経て脱サラ。デジタルカメラオンリーのカメラマンを目指す。写真展「デジタルカメラの世界」など開催。現在パソコン誌、写真誌等で執筆中。

2008/10/02 13:56
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