 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
ニコン COOLPIX S10【第4回】 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
Reported by
本誌：折本 幸治
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
これだけだと安直すぎるので、脚の短い小型三脚も持って行くことにした。小型三脚にCOOLPIX S10を取り付けて地面に押し付ければ、「超望遠域でもブレが少なくなるのでは」と踏んだため。使用したのはスリックの「ミニ」。実売で2,000円強の手頃な値段ながら、がっしりした脚とコルクを貼った3ウェイ雲台が本格的だ。こいつを使えばローアングルだけでなく、スイバル派にはおなじみのウエストレベル、いわゆる「腰だめ」にも効力を発揮しそうだ。 実際に三脚に取り付けてみると、COOLPIX S10自慢の首降り動作が行なえないことに気づいた。カメラ台が邪魔するからだ。仕方がないのでレンズを上に向けて装着し、雲台を前方90度へと倒すことに。とりあえず、液晶モニターが上面にくるので、普通のデジカメよりはローアングル向きのセッティングといえる。当然この状態だと、カメラを目線の高さに構えるアイレベルでの撮影は不可能。また、縦位置も難しい。
しかし、のら猫を撮る分には大変使い勝手が良かった。遠くから撮る場合、猫は居眠り状態のことが多く、大きく動くことはまずない。そのため、今回は大胆にも一部の写真をISO50に固定して撮影。後で確認すると、ほとんどのカットでシャッター速度が1/125秒を下回っているにも関わらず、驚くほどシャープに撮れた。ちょっと調子に乗りすぎてドアップばかりなのは、やりすぎだと反省。でも私にとって、今までここまで楽勝に猫のドアップが撮れたことはない。 小型三脚との組み合わせなら、ウエストレベルでの撮影も実に簡単。本当はウエストよりはチェストの方が安定する。超望遠域をこんなに簡単に撮れていいのだろうかと不安になるくらいだ。ただし見た目に大げさなので、ウエストレベル撮影の特徴である「さりげなさ」は微塵もないと思うが……。 なお、説明書には「三脚使用時には、手ブレ補正(VR)モードをOFFにしてください」と書いてある。私は終日ONのままだった(忘れていた)。地面に押し付けるようなイレギュラーな使い方とはいえ、本当はOFFにすべきだったかもしれない。しかし、特に手ブレ補正が誤動作を起こしたと思われる写真は見当たらなかった。 というわけで、ローアングルで猫撮りは自分的に大成功に終わった。実際のところ、雨降り直前の曇り空の下、日陰の猫を手持ちで300mm相当、ISO50で撮ることは難しい。それを楽々こなしたCOOLPIX S10＋スリックミニの組み合わせに感謝。いずれは、カメラ台の面積が小さくて、スイバルが使える小型三脚を探してみたい。
■ ＵＲＬ ニコン http://www.nikon.co.jp/ 製品情報 http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/compact/coolpix/s10/ 気になるデジカメ長期リアルタイムレポートバックナンバー http://dc.watch.impress.co.jp/static/backno/longterm.htm ■ 関連記事 ・ ニコン、手ブレ補正付きの10倍ズームスイバル機「COOLPIX S10」（2006/08/24） （ 本誌：折本 幸治 ） 2006/12/04 00:02
|
