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ペンタックス Optio A10【第8回】 越谷で街角スナップ
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Reported by
中里 和人
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長期レポートも8回目を迎え、ようやくオプティオが手に馴染んできたようだ。このあたりでコンパクトデジカメ本来の簡便さに立ち戻り、散歩をしながら気ままな街角スナップをしてみることにした。
撮影現場に選んだのは、つい先日まで写真展をやっていた埼玉県越谷市。東武線越谷駅で下りると、駅前から放射状に延びる何本もの道がある。そのうちの1本をあみだくじのように選び、歩き始めた。駅から離れること50m足らずで、すでにどこか懐かしくひなびた家や商店が軒を連ね出す。
その道沿いにあった細い路地に入って行くと、一鉢づつ台に乗せられ、盆栽のように育てられているバラ庭園を見つけた。そのアバウトな光景には、のどかな路地裏気分があふれていた(写真1)。
その路地から少し歩くと、昼間は眠っている飲み屋があった。空き地に干された布団がけだるい空気を発散させて、描写しづらい赤い店の看板と白い布団のコントラストもよく出ていた(写真2)。
※作例のリンク先は撮影画像です。 ※キャプションのデータは画像サイズ / 露出時間 / 絞り / 露光補正値 / ISO感度 / ホワイトバランスモード / 35mm判換算焦点距離です。
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写真1
3,264×2,448ピクセル / 1/4秒 / F2.8 / 0EV / ISO400 / AWB / 38mm
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写真2
3,264×2,448ピクセル / 1/100秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / AWB / 38mm
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駅周辺をぐるりとし再び駅前に戻って来ると、何やら古色の付いた木の標識が立っていた。内容を読むと道路標識のようで、いつからこの駅前一等地に立っているのか? 見れば見るほど、不思議な時間の痕跡が見えてきて、街角に顔を出していた親不知を見つけたような気分になった(写真3)。
夜になると駅前も静かな気配につつまれる。映画のセットのような古い写真館を見つけた。ストロボを焚かずに暗めの街灯りで撮影してみた。やや荒れ気味な画面も効果的で、ほの暗い街のデリケートな闇の質感が上手く描写されていた(写真4)。
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写真3
3,264×2,448ピクセル / 1/320秒 / F5.6 / 0EV / ISO50 / AWB / 38mm
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写真4
3,264×2,448ピクセル / 1/320秒 / F2.8 / 0EV / ISO50 / AWB / 38mm
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越谷駅から2駅隣り、写真展会場となった蒲生駅に行くと、スナックのイルミネーションが出迎えてくれた。電飾看板に浮かび出るお姉さんを撮ろうとシャッターを切るが、シャッターが切れるまでのタイムラグが生じ、電飾の絵柄が変わるスピードについていけない。何回も失敗(写真5)を繰り返し、何ショットか目にようやく狙ったお姉さん像をゲットしたのだった(写真6)。
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写真5
3,264×2,448ピクセル / 1/30秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / 38mm
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写真6
3,264×2,448ピクセル / 1/30秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / 38mm
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■ URL
ペンタックス
http://www.pentax.co.jp/
製品情報
http://www.digital.pentax.co.jp/ja/compact/optio-a10/
■ 関連記事
・ ペンタックス、CCDシフト手ブレ補正を搭載したコンパクト「Optio A10」国内発表(2006/01/26)
( 中里 和人
)
2006/06/09 15:51
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