デジカメ Watch

シグマ「18-50mm F3.5-5.6 DC HSM」

交換レンズ実写ギャラリー
Reported by 上田晃司

D80 / 3,872×2,592 / 1/400秒 / F10 / -1EV / ISO100 / WB:晴れ / 18mm




D80に装着したところ。標準価格は2万4,045円
 デジタル専用レンズとして既存の「18-50mm F3.5-5.6 DC」に、超音波モーターのHSM(Hyper Sonic Motor)を搭載したモデル。超音波モーターを搭載したことにより、本体にフォーカス駆動モーターを搭載していないD40やD40xでの使用が可能になった。超音波モーターを搭載することによりAFスピードが向上し、モーター駆動音が驚くほど静かだ。

 ニコン製のデジタル一眼レフカメラに装着した場合の画角は、35mm判の焦点距離に換算すると27〜75mm相当をカバー。ニコン純正のD40やD40xのキットレンズ「AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6 G II」と比べると、ニコンが円形絞りを採用している一方、シグマは円形絞りではない。また、シグマは望遠側で5mmほど焦点距離が短い。しかしながら、比較的しっかりしたフォーカスリングを装備し、外装にも高級感がただようなど、ニコン純正との差別化が見られる。

 実際撮影してみると、HSMのおかげでフォーカスが速く、安心して撮影できた。特に動く被写体を撮影するには心強い。逆に少し残念だったのは、AFで合焦後にMFでの微調整ができないこと。フォーカスリングはとても使いやすく、MFでの細かいピント合わせがスムーズに行なえた。

 最短撮影距離は、ズーム全域で25cm。ED 18-55mmと比べると、約3cm被写体に接近することが可能だ。最大拡大倍率は1:3.5(ニコン純正は1:3.2)。簡易マクロレンズとしても重宝することだろう。

 コントラストも高く、色合い、発色、解像感にほとんど不満は感じなかった。ただし絞り値開放で撮影すると柔らかい描写。F7.1〜8まで絞るとシャープになる。街中や公園でスナップする時は、1〜2段ほど絞ってあげると良いだろう。

 光学性能に関しては、夜景撮影で極端に明るい街灯を画角に入れて撮影すると街灯物周辺に小さなフレアが見られる。大きく気になるものではないだろう。また広角・望遠ともに、周辺光量落ちが確認できる。広角側より望遠側の周辺光量落ちの方が気になった。広角側ではタル型の歪曲収差が見られるが、このクラスのレンズにしては標準的なレベルといえるだろう。

 HSM搭載に加え、このレンズの売りはなんといってもボディの小ささだろう。長さが約62mmとコンパクトなのだ。小さめのカメラバックに入れても全く気にならない。街中でのスナップや旅行にはとても重宝しそうだ。さらにニコン純正とは異なり円形フードも標準で付属している。

 リーズナブルな値段にもかかわらず、コンパクトなボディで機動性にすぐれ、超音波モーターを搭載。静寂性、AFの高速化を実現した好印象のレンズだ。

  • 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
  • 作例下の撮影データは、使用ボディ/記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。
  • 強調のため一部の項目を1行目に抜粋した場合もあります。





D80 / 3,872×2,592 / 1/320秒 / F7.1 / -1EV / ISO160 / WB:晴れ / 18mm
D80 / 3,872×2,592 / 1/500秒 / F7.1 / -1EV / ISO160 / WB:晴れ / 50mm

D80 / 3,872×2,592 / 1/40秒 / F7.1 / -0.67EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
D80 / 3,872×2,592 / 1/160秒 / F6.3 / -1EV / ISO200 / WB:晴れ / 50mm

D80 / 3,872×2,592 / 1/125秒 / F6.3 / 0EV / ISO160 / WB:晴れ / 50mm
D80 / 3,872×2,592 / 1/30秒 / F6.3 / -0.67EV / ISO100 / WB:曇り / 50mm

D80 / 3,872×2,592 / 1/100秒 / F7.1 / -0.67EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
D80 / 3,872×2,592 / 1/20秒 / F6.3 / -1.33EV / ISO100 / WB:曇り / 50mm

D80 / 3,872×2,592 / 1/125秒 / F9 / +0.33EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
D80 / 3,872×2,592 / 1/200秒 / F9 / -0.33EV / ISO100 / WB:オート / 50mm

D80 / 3,872×2,592 / 6秒 / F11 / -0.67EV / ISO100 / WB:晴れ / 18mm D80 / 3,872×2,592 / 6秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:晴れ / 50mm

D80 / 3,872×2,592 / 9秒 / F11 / -0.3EV / ISO100 / WB:タングステン / 18mm




F3.5
D80 / 3,872×2,592 / 1/20秒 / -0.33EV / ISO250 / WB:オート / 18mm
F4
D80 / 3,872×2,592 / 1/15秒 / -0.33EV / ISO250 / WB:オート / 18mm
F5.6
D80 / 3,872×2,592 / 1/10秒 / -0.33EV / ISO250 / WB:オート / 18mm

F8
D80 / 3,872×2,592 / 1/4秒 / -0.33EV / ISO250 / WB:オート / 18mm
F11
D80 / 3,872×2,592 / 0.4秒 / -0.33EV / ISO250 / WB:オート / 18mm
F16
D80 / 3,872×2,592 / 0.8秒 / -0.33EV / ISO250 / WB:オート / 18mm

 


F5.6
D80 / 3,872×2,592 / 1/8秒 / 0EV / ISO250 / WB:オート / 50mm
F6.3
D80 / 3,872×2,592 / 1/6秒 / 0EV / ISO250 / WB:オート / 50mm
F8
D80 / 3,872×2,592 / 1/4秒 / F8 / 0EV / ISO250 / WB:オート / 50mm

F11
D80 / 3,872×2,592 / 1/3秒 / -0.33EV / ISO250 / WB:オート / 50mm
F16
D80 / 3,872×2,592 / 0.6秒 / -0.33EV / ISO250 / WB:オート / 50mm




D80 / 3,872×2,592 / 7秒 / F8 / -0.67EV / ISO100 / WB:オート / 18mm





URL
  シグマ
  http://www.sigma-photo.co.jp/
  製品情報
  http://www.sigma-photo.co.jp/lens/digital/18_50_35_56.htm

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上田晃司
(うえだこうじ)1982年広島県生まれ。アメリカ、サンフランシスコ留学し、写真、映像の勉強をする。学生時代にTV番組やCMを制作するものの人物写真に目覚め、写真家を目指すことを決意。帰国後、写真家塙真一氏のアシスタントしながらフリーランスのカメラマン、ライターとしても活動を開始。

2007/07/23 00:00
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