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連載バックナンバー
【Case-41】橋詰雅代の場合
[2007/03/19]

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[2007/03/05]

【Case-39】今泉麗香の場合
[2007/02/19]

【Case-38】朝日桂宜の場合
[2007/02/05]

【Case-37】佐藤恵子の場合
[2007/01/22]

【Case-36】足立浩美の場合
[2007/01/15]


2006年

【Case-27】関綾乃の場合



 性格は変わらないって言う人もいるけど、あたしは変わると思っています。なぜかって、あたし自身が過去の自分と比べてすごく変わってしまったから。

 今思うと子どもの頃は割と大人ぶってて、小学生や中学生の時ってなんとなくイケイケだった気がする。けっこう輪の中心にいてみんなのまとめ役だったりしてた。みんなで遊ぶにしても部活やるにしても、提案したり、先頭にたって実行に移してたりしてた。リーダーみたいなポディションが好きだったんだと思う。

 今考えるとすごく不思議。だって今は真逆だから……。自分だけの意見じゃ、なんか心配で優柔不断だし……とりあえずネガティブだったり(笑)。彼の気が狂っちゃうくらいぐちぐち言っちゃうし。なんで変わっちゃったんだろう。あのころは若かったのかな。でもマイペースなのと好奇心旺盛なのは変わってないかな。マイペースってゆうかトロいのかなあ。


 今の仕事はトロいあたしにはうってつけのぴったりのお仕事。とあるビルの受付嬢。いわゆるデパートガールみたいな案内とオフィスの受付をローテーションでやってるんだけど、平日はお客様がいないからのんびり。いろんな妄想をしながら1日が過ぎていく。入社したての頃は覚えることがたくさんあってすごく楽しかった。そもそも受付をやりたいと思ったきっかけは、綺麗な場所で綺麗な言葉と綺麗な心で接客をして、綺麗な女性になりたかったから。綺麗な日本語は難しいですよね。でもこの仕事をして今は自然に使えてる。自分の中では憧れてた受付嬢にはまだなれてないけど、お客様には綺麗な対応ができてるのかな?



 最近では受付だけじゃなく、外線からの電話の総合案内の方の部門でも仕事をしてる。この電話応対がすごく楽しい。短大の時、秘書課だったんだけど、パソコンの授業は苦手でも秘書の授業は大好きで、秘書の藤原先生も大好きで尊敬してた。藤原先生と個人授業したかいがあって、来客応対や電話応対は結構自信がある。だからけっこう電話応対は順調! 受付と違って顔見えないから声が明るければいいからけっこう楽ちん。受付は1人で座ってるんだけど、電話応対の方は2人制で先輩と話ができるからすごく楽しいの。1人でずっと受付ついてた時より、鬱が治った気がするし! あたしね。同期のコが早くに辞めちゃって1人になっちゃって、仲良く話せる人がなかなかいなかったから、余計に今は楽しいかな。

 やっぱり女の世界だからいろいろあるんだけど、あたしはあんまり気にしない。ってゆうか気にならない。だからみんなと仲良くできるのかな。あの先輩とは服のお話して、あの先輩とは彼の話して、あの先輩とはごはんの話して……やっぱり女のコ同士の話は男のコとはできないよね!


 綾乃ちゃんは学生時代にモデルをやってただけにスゴくプロポーションが良い! 特にスラリと伸びた足はとても美しいので、自然の動きや風を利用してそのステキな足が見えるカットを多く撮ってみた。もっとたくさんのカットを掲載したかったのだけど、撮影の進行日程と締切の都合上、お見せできるのは今回はここまでになった。また続きの撮影をしていくと思うので、そのうちどこかで登場するかも知れない。

 前回同様、EOS-1Ds Mark IIとEOS 5Dを同時に使ってみた。EF 85mm F1.2L IIに関してはボクは以前のタイプは使った事がないので、同じF1.2レンズでの比較はできないのだが、日頃使っているF1.8に比べての一番の印象は、あたりまえの事だが、とにかく重い! 移動には車を使わないと無理だった。だけど開放付近でのボケ味は美しい円形と滑らかさがあり、コレはF1.8には出せない軟らかさや品の良さを感じた。ただし怖ろしくピントが浅いので、ボクのような手持ち派はしっかりホールディングしなければすぐにずれてしまう可能性が高い。わがままな女性みたいに、まさに危険なレンズである(笑)。一般の撮影ではF1.8でも充分満足だが、85mm F1.2L IIはコレでないと表現できない場面などにあるとステキな魅力的なレンズだと思う。

 1Ds Mark IIは35mm判サイズの撮像素子を積むデジタル一眼レフで最高の有効画素数1,670万によるすばらしい画質と堅牢さを誇るボディーなのだが、キヤノン初心者のボクは、5Dの操作にやっと慣れてきたところなのでダイヤル位置や操作方法ではかなり戸惑ってしまい、取説をみながら確認とかやってるうちに夕方の微妙な光線を逃してしまったりの失敗続きでもあった。色味の再現性では5Dの方が個人的な好みである。2.5型の液晶モニターに慣れているので1Ds Mark IIのモニターが小さいのも、遠視もあってピント確認にはかなり困ってしまった。ニコン D2Xもメインで使っているので、やはりキヤノンのフラッグシップ機である1Ds Mark IIのボディの作りには安心できるものがある。細かい部分が改良されて後継機が発表されるのが楽しみだが、いつなんだろう? 今後は取説なしでシャッターチャンスを逃さないためにも、出来れば5Dなど他の機種との共通の操作方法にしてもらえると助かるのだが。


使用機材
Canon EOS-1Ds Mark II
Canon EOS 5D
EF 24mm F1.4L USM
EF 35mm F1.4L USM
EF 85mm F1.2LII USM
EF 70~200mm F2.8L IS USM
Sandisk Extreme III



URL
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HARUKI
(はるき)1959年広島市生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業。広告、雑誌、音楽の媒体でポートレートを中心に活動。
1976年 個展「FIRST」を皮切りに、多数の個展、グループ展を開催。1987年朝日広告賞グループ入選、表現技術賞受賞。1991年パルコ期待される若手写真家展選出。コラボ作品がニューヨーク近代美術館に、「普通の人びと」シリーズ作品が神戸ファッション美術館に永久保存。
2005年に個展「Tokyo Girls♀彼女たちの居場所。」を東京 渋谷、2006年に京都で開催。
http://www.harukiphoto.com/

2006/10/30 00:18
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