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ニコン、「Z f」に最新ファームウェア。ピクセルシフト時のオートホワイトバランスを一定化

ニコン Z f

ニコンは4月30日(火)、ミラーレスカメラ「Z f」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はVer1.20。

更新内容は、ピクセルシフト撮影において、ホワイトバランス「オート」「自然光オート」を使用した際に、最初に撮影したコマのホワイトバランスがほかのコマにも適用されるようになったこと。

通信機能で表示される「暗号キー」「カメラ初期化後に表示されるパスワード」も変更された。

そのほか、サイレントモードかつRAW画像設定時に、背面モニターを閉じた状態で撮影するとファインダー内が暗くならない事象が修正された。特定の撮影条件で撮影した動画を、カメラ内で再生する際に早戻し・早送り操作を行うとカメラが応答しなくなる事象も改善している。

ファームウェア C:Ver.1.10 から C:Ver.1.20 への変更内容

  • ホワイトバランスを[オート]または[自然光オート]に設定してピクセルシフト撮影をする時に、最初に撮影したコマのホワイトバランスを残りのコマの撮影にも適用するようにしました。
  • 通信機能で表示される以下の初期設定を変更しました。
    - 暗号キー
    - カメラの初期化後に表示されるパスワード
  • 以下の現象を修正しました。
    - [サイレントモード]が[ON]で、かつ[画質モード]の設定に RAW 画像が含まれる時、画像モニターを閉じた状態で撮影すると、シャッターをきったときにファインダー内の画面が暗くならない場合がある。
    - [ピクチャーコントロール]を[ディープトーンモノクローム]に設定し、[コントラスト]をプラス、[明るさ]をマイナスに調整すると、静止画撮影 / 動画撮影時のライブビュー表示および、撮影した画像 / 動画の暗部にノイズが目立つ場合がある。
    - 特定の撮影条件で撮影した動画をカメラで動画再生中に早戻し・早送りなどの操作をすると、カメラが応答しない場合がある。

Z f用ファームウェア

本誌:佐藤拓