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液晶モニターをなくした「ライカM10-D」
巻き上げレバー風の収納式サムレスト付き Wi-Fi/外付けEVFに対応
2018年10月24日 22:00
Leica Camera AGは、デジタルレンジファインダーカメラ「ライカM10-D」を11月に発売する。本体仕上げはブラッククロームのみ。レンズは付属しない。価格は税込108万円。
※10月25日更新:国内価格が発表されたため追記しました。
35mmフルサイズ・有効2,400万画素のCMOSセンサーを搭載するレンジファインダーカメラ。液晶モニターをなくし、フィルム巻き上げレバーのような形状の収納式サムレストを搭載したのが特徴。フィルムカメラのような見た目を楽しめる。
カメラ本体に液晶モニターは持たないが、別売のGPS内蔵EVF「ビゾフレックス」をホットシューに装着することで、ライブビュー撮影や再生画面の確認が可能になる。
また、Wi-Fi機能を内蔵しているため、新しいスマートフォンアプリ「Leica FOTOS」から記録画質やホワイトバランスの設定、撮影画像の確認、スマートフォンへの画像転送を可能としている。
※10月25日更新:ライカM10-Dとの接続に対応した「Leica FOTOS」アプリが公開されました。
基本仕様はライカM10を継承。ISO感度(100-50000、オート)、シャッター速度(1/4,000〜8秒、Bulb、オート)をカメラ側の物理ダイヤルで設定し、レンズ側で絞りとピントをマニュアル操作する。
背面の露出補正ダイヤルは、外周が電源レバーの機能を兼ねる。赤丸の状態が電源オフで、時計回りで白丸に合わせると電源オン、Wi-Fiマークに合わせると通信機能がオンになる。
外形寸法は約139×80×37.9mm。バッテリーを含む重量は約660g。本体の幅、高さ、重量はライカM10と同じ。ライカM10の厚さは38.5mm。
液晶モニター非搭載のデジタルM型ライカは、ライカM60(2014年の限定モデル)、ライカM-D(2016年5月発売)に続き3機種目。