【新製品レビュー】リコーGXR

独自のコンセプトを持つ「ユニット交換式カメラ」
Reported by 北村智史

 レンズと撮像素子、画像処理エンジンを組み込んだカメラユニットごと交換可能という非常にユニークなスタイルのデジタルカメラ。カメラユニットは「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」と、「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC」の2種類が用意されているが、2010年春ごろには高倍率ズームを搭載したユニットが発売される予定という。

左は、ベースボディ「GXR」にユニット「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC」を装着、さらにEVFの「VF-2」を取り付けた状態。右は「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」ユニットこちらは「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」を「GXR」に装着したところ

 また、外付け式のEVFや24-72mmユニットに装着可能なテレコンバーターやワイドコンバーターなどのオプションが用意されているのも見どころのひとつだ。

 大手量販店の店頭価格は、カメラ本体が4万9,800円、50mmユニットが7万4,800円、24-72mmユニットが3万9,800円程度となっている。


標準と超広角、2種類のカメラユニットを用意

 マグネシウム合金外装のボディは電源、メモリーカードスロット、液晶モニター、ボタンやダイヤルなどの操作部を受け持っている。カメラの心臓部以外の部分である。

 右手人差し指で操作するアップダウンダイヤル、右手親指で操作するアジャストレバー(ダイヤルっぽく見えるが、回転はしないフリップ式のレバー)を備えているのはGR DIGITALシリーズと同様だ。

 液晶モニターは3型で92万ドットの高精細なもの。表面反射も少なく、明るい場所でもまずまずの見やすさが確保されている。電源は1,700mAhのリチウムイオン充電池。カメラユニットによって消費電力が異なる。CIPA基準の撮影可能コマ数は、50mmユニットでは320コマ、24-72mmユニットでは410コマ。

・GR LENS A12 50mm F2.5 MACROを装着

・RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VCを装着

 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード+内蔵86MBメモリー。実写した画像のファイルサイズはJPEGのラージ・ファインモードで3.2〜4.8MB、RAW(DNG形式)は14.6〜17.9MB(カメラユニットで画素数が違うのであくまで参考データとしてお考えいただきたい)。RAW時は同時記録するJPEGの画質をファイン、ノーマル、VGAから選択できる。

 ボディへのカメラユニットの取り付けは、スライドイン式の専用マウントによる。まっすぐにあてがって押し込むと、こくんという感じではまってくれる。感触としてはなかなかいい。ただし、片側のレールにだけ引っかかった状態でスライドインさせたりしないように注意するべきだろう。もちろん、多少のことでレールやマウントのプレートが歪んでしまうようなことはないと思うが、特に慣れないうちは慎重にやったほうがいいだろう。

 取り外すときは「カメラユニット取り外しレバー」をカメラユニット側に押しながら、カメラユニットをスライドアウトさせる。一眼レフの感覚とはかなり違うこともあって、落っことさないよう注意する必要がある(これも慣れの問題ではあるが)。

 カメラユニットは2種類が用意される。GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO(実焦点距離は33mm)の撮像素子は、3:2比率のAPS-Cサイズ(23.6×15.7mm)CMOSセンサーで有効1,230万画素。画像処理エンジンはGRエンジンIIIだ。

 レンズ部がGX200と類似したスペックのRICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC(実焦点距離は5.1〜15.3mm)は、1/1.7型の有効1,000万画素CCDセンサーで4:3比率。画像処理エンジンはGX200などに採用されているスムースイメージングエンジンIVという構成。センサーシフト方式の手ブレ補正機構を内蔵している。

 2つのカメラユニットで撮像素子のサイズ、画素数、アスペクト比が異なるのが本機の最大の特徴(動画のスペックなども違っている)。1台のカメラで2種類のレンズが選べるというより、2台のカメラでボディというパーツを共用するシステムだと考えたほうがよさそうな感じである。

ボディ単体。スライドインマウントのガイドレールはステンレス製こちらはカメラユニットの背面
ボディにカメラユニットを装着するときの感触はなかなかいいカメラユニット取り外しレバー。向かって右に押すとカメラユニットを取り外せる
GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO。スライド式のフードを内蔵している。絞りは9枚羽根で円形絞りとは書かれていないが、わりと丸い形状だこの項目は50mmユニットを装着したときだけ表示される。「AF+MF」はフルタイムMFを可能にするもの
RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC。基部のリングを取り外して、自動開閉式レンズキャップLC-2やフード&アダプターHA-3を装着することができるステップズームは、ズームの中間域での停止位置を28mmや35mm、50mmに固定する項目。筆者個人はオフが使いやすかった
「ディストーション補正」はタル型の歪曲収差が目立つ24mm相当での撮影やワイドコンバーター使用時に効果的。ただし、RAW撮影時は無効となる

圧倒的な描写力の50mmユニット

 GRレンズにAPS-Cサイズのセンサーを搭載した50mmユニットの写りは圧倒的だ。ピントが合った部分のシャープさは素晴らしいし、立体感もきれいに出る。マクロ域では溜め息ものの美しいボケが楽しめる。レンズと撮像素子、画像処理エンジンをベストマッチにできるメリットというのはこれのことなんだろうなぁと思える描写だ。

 最大撮影倍率が1/2倍に抑えられていることもあるが、最近接時のワーキングディスタンスは7cmあるので使い勝手は悪くない。一眼レフ用マクロレンズよりも鏡胴が細い分、レンズの影の処理に悩まされる心配も少ないだろう。

 感度の設定範囲はISO200〜3,200。ノイズリダクションオフの状態で撮影したが、最高感度のISO3,200でもまずまず許容範囲の画質。大きなサイズにプリントするのでなければISO1,600でも常用は可能だろう。

 24-72mmユニットのリコーレンズの写りも、コンパクト機のレンズとしては水準以上。絞り開放の四隅は少しばかりアマさが出るが、2段絞れば及第点。条件さえよければ、並みのコンパクト機とは一線を画すシャープ感の高い描写が楽しめる。とは言え、50mmユニットの写りと比べれば見劣りは避けられない。そのあたりをどう受け止めるかが課題かもしれない。

 広角端の24mmではタル型の歪曲収差が見られる(望遠端では無視できるレベル)が、画角は若干狭くなってもよければ「ディストーション補正」を利用する手もある(JPEGのみでの撮影ならという条件も付くが)。

 また、ズーム操作を行なったときの停止位置を、24、28、35、50、72mm相当に限定できるステップズーム機能も備えている。単焦点レンズの使い勝手に慣れているユーザーにはうれしい機能である反面、広角端から望遠端に一気にズームしたいときなどに何度もズームボタンを押さないといけない面倒もあって、個人的にはあまり好きではない。

 感度の設定範囲はISO100〜3200。ノイズリダクションオフでの撮影では、ピクセル等倍で見て不満を感じないのはISO400止まり。小サイズのプリントならISO1600も使えなくはなさそうだ。

リコー機らしい強力なカスタマイズ性能

 面白いのは、各種メニュー設定をボディと個々のカメラユニットに別々に記憶させることができること。「セットアップ」メニューの「起動時設定読み出し」を「ボディ」にしておくと、ボディに記憶させた設定が有効になる。どのカメラユニットを装着しても共通の設定で使えることになるわけだ。

 一方、「カメラユニット」を選ぶと、カメラユニットごとに異なる設定にできる。アジャストレバーやファンクションボタンの設定といった項目は各カメラユニットで共通にしておきたいところだが、ISOオート時の上限感度やノイズリダクション処理を行なう感度、ディストーション補正のオン、オフなどはカメラユニットによって設定を変えたくなるだろう。

 撮像素子のオリジナルのアスペクト比で撮りたい場合も「カメラユニット」を選ぶ必要があるので、今回はこちらの設定で撮っている。が、これはこれで面倒な部分もある。

 というのは、片方のカメラユニットで設定を変えたら、もう片方の設定も変えないといけないからだ。感度の比較作例を撮っていて、AEブラケットの撮影順を変えたくなったのだが(初期設定はスナップ系で便利な「0→マイナス側→プラス側」の順から、あとで見比べやすい「マイナス側→0→プラス側」に変更した)、50mmユニットで撮り終わって24-72mmユニットに交換したときに、同じ設定をやりなおさなくてはならなかった。

 まあ、そういう仕様を選んでいるのだから誰に文句を言える筋合いでもないのだが、面倒なものは面倒である。将来、カメラユニットが増えたときに、カメラユニットの数だけ同じことを繰り返さないといけないままだったら辛気くさいよなぁとも思ってしまった。

 それはさておき、カスタマイズ関連の機能が充実していることについても触れておきたい。

 マニュアル露出時にアップダウンダイヤルとアジャストレバーで変えられる露出要素(初期設定では前がシャッター速度、後ろが絞り)を逆にできたり再生時の動作を変えられるし、アジャストレバーを押したときに表示される項目(初期設定は、ホワイトバランス、感度、画質、画像設定)も変更が可能。十字キーも「+」、「-」マークがプリントされている上下は初期設定では露出補正だが、これも調光補正やマニュアル発光量に変えることができるし、それぞれ「Fn1」、「Fn2」ボタンとなっている左右キーの機能も好みに合わせて変えられる。

 それ以外にも、露出の設定ステップを1/3段から1/2段に変えられたり、最短撮影距離を画面上に表示するかどうかを選べたりなど、1日や2日ではとても煮詰めきれないくらいに豊富で多彩な機能を備えている。AF性能が低下しつつある筆者の目には字が小さすぎる感もあるが、いじり甲斐があるカメラなのは間違いない。

各種設定内容をボディとカメラユニットのどちらから読み出すかを選択できる。普通のカメラにはありえない選択肢と言えるそれぞれのカメラユニットの撮像素子のオリジナルのアスペクト比で撮るには、「カメラユニット」から設定を読み出す必要がある
RAW時に同時記録するJPEG画像の画質も選べる。こういう配慮があると一眼レフのユーザーにもなじみやすい。リコーならではのアジャストレバー。左右に倒す+押し込む操作が可能で、割り付ける機能をいろいろ選べるのが便利なところ
アジャストレバーを押したときの画面表示。アジャストレバーを左右に倒すか十字キーの左右キーで項目を選択できるアジャストレバーを押したときに表示される項目の内容設定画面。ファンクションボタンの設定との兼ね合いもあって悩みどころだ
十字キー(測距点移動時などは8方向)はそれぞれに機能が割り付けられているが、これもいろいろ切り替えることができる上下の「+」、「-」ボタンには、露出補正や調光補正、マニュアル発光時の発光量の調整が割り付けられる
左右のファンクションボタンにもさまざまな機能を割り付けられる。アジャストレバーとどちらが操作しやすいかも考えないといけないAEブラケットの設定画面。撮影コマ数は変えられないが、撮影順や露出のずらし量は自由に変更できる。個人的には「-→0→+」が好み
モードダイヤルはめずらしくロック付き。バッグに出し入れの際に切り替わったりする心配がないのがうれしいアップダウンダイヤルとアジャストレバーの操作もカスタマイズ可能。再生時は拡大表示の位置移動に変更できる
背面上部のボタン。左端の「DIRECT」を押すと、DIRECT画面(一眼レフで流行りのコンパネ画面である)が表示されるDIRECT画面は透過式で背景に被写体が透けて見えるようになっているが、その透過率も3段階+画像なしに切り替えができる

まとめ

 難点は価格の高さだろう。ボディだけでも多くのコンパクト機より高価だし、カメラユニット付きではエントリークラスの一眼レフが余裕で買える数字になってしまう。3点セット(ボディと2つのカメラユニット)で16万円オーバーという金額は、コンパクト機にはおいそれと出せるものではない。

 実際、キヤノンのEOS Kiss X3にレンズキットにEF-S 60mm F2.8 Macro USMを買い足したとして、大手量販店の店頭価格が12万円ちょっと。コストパフォーマンスなら、こちらのほうが上だ。

 が、一眼レフの画質の良さには惹かれつつ、大きさや重さを嫌ってコンパクト機を使いつづけている人たち(マイクロフォーサーズがターゲットにしている層と重なる)にとっては、かなり魅力的な存在に見えるのではないかとも思う。

 もちろん、合体変形超合金ロボが好きなオトコノコにとっても、ハマれるカメラであるのは間違いない。高いなぁとは思いつつも、欲しいものリストの上位に名前を書き込むべき存在だ。

アクセサリーシュー下部にある端子は外部液晶ビューファインダーを接続するためのものオプションのVF-2を装着した状態。92万ドット相当のフィールドシーケンシャル方式。ピントの山もそこそこつかめる感じ
VF-2には上面に視度調整ダイヤルがある。また、上向き90度までチルトが可能なので、ローアングル撮影時(横位置だけ)に便利だVF-2と液晶モニターのどちらを使うかはボタンで切り替えるが、再生画面だけは液晶モニターに固定することもできる。これ便利
ポップアップ式のストロボをボディに内蔵。かなり発光量は小さそうだが、ないよりはあったほうが便利だ露出補正時の画面。ヒストグラムも表示されるので、露出決定の目安にできる。個人的にはもっと面積を狭くしてもらいたい
水準器を表示させたところ。精度の高さよりも手持ち撮影での使いやすさを重視したチューニングのように感じられる水準器の設定画面。画面表示に加えて、音でも水平を知らせてくれる。画面表示が邪魔っ気に感じられる人は音のみにもできる
AFを作動させないことでタイムラグを短くできるスナップモードもリコーならでは。シャッターチャンス重視派にはうれしい機能だ再生時の画面。各種撮影データやヒストグラムなどが表示される。拡大表示は最大で16倍まで。サムネイル表示は20コマと81コマ
白トビしている部分を点滅で表示してくれるハイライト表示などもある24-72mmユニット装着時の感度設定画面。50mmユニット装着時はISO200〜3,200になる
ノイズリダクションはオフ、強、弱の切り替えができるほか、処理を行なう感度の下限を選ぶこともできる画像の仕上がりを決める画像設定は、カラー3種類+モノクロ2種類(TEは調色あり)。彩度などの微調整ももちろん可能だ

実写サンプル

  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像を別ウィンドウで表示します。

●感度

・GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

ISO200
4,288×2,848 / 1/73秒 / F11 / 0EV / WB:太陽光 / 33mm(50mm相当)
ISO400
4,288×2,848 / 1/153秒 / F11 / 0EV / WB:太陽光 / 33mm(50mm相当)
ISO800
4,288×2,848 / 1/310秒 / F11 / 0EV / WB:太陽光 / 33mm(50mm相当)
ISO1600
4,288×2,848 / 1/620秒 / F11 / 0EV / WB:太陽光 / 33mm(50mm相当)
ISO3200
4,288×2,848 / 1/1230秒 / F11 / 0EV / WB:太陽光 / 33mm(50mm相当)
 

・RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC

ISO100
3,648×2,736 / 1/55秒 / F8.8 / 0EV / WB:太陽光 / 10.5mm(50mm相当)
ISO200
3,648×2,736 / 1/111秒 / F8.8 / 0EV / WB:太陽光 / 10.5mm(50mm相当)
ISO400
3,648×2,736 / 1/233秒 / F8.8 / 0EV / WB:太陽光 / 10.5mm(50mm相当)
ISO800
3,648×2,736 / 1/440秒 / F8.8 / 0EV / WB:太陽光 / 10.5mm(50mm相当)
ISO1600
3,648×2,736 / 1/810秒 / F8.8 / 0EV / WB:太陽光 / 10.5mm(50mm相当)
ISO3200
3,648×2,736 / 1/1230秒 / F9.9 / 0EV / WB:太陽光 / 10.5mm(50mm相当)

●画像設定

※RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VCのみ

ビビッド
3,648×2,736 / 1/410秒 / F8.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 5.1mm(24mm相当)
スタンダード
3,648×2,736 / 1/440秒 / F8.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 5.1mm(24mm相当)
ナチュラル
3,648×2,736 / 1/440秒 / F8.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 5.1mm(24mm相当)
白黒
3,648×2,736 / 1/440秒 / F8.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 5.1mm(24mm相当)
セピア
3,648×2,736 / 1/440秒 / F8.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 5.1mm(24mm相当)
レッド
3,648×2,736 / 1/440秒 / F8.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 5.1mm(24mm相当)
グリーン
3,648×2,736 / 1/410秒 / F8.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 5.1mm(24mm相当)
ブルー
3,648×2,736 / 1/440秒 / F8.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 5.1mm(24mm相当)
パープル
3,648×2,736 / 1/410秒 / F8.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:太陽光 / 5.1mm(24mm相当)

●GR LENS A12 50mm F2.5 MACROサンプル

シャープ感の高さではなくて、掛け値なしに解像力の高いシャープさ。レンズと撮像素子、画像処理エンジンとのマッチングのよさも影響しているのかもしれない
4,288×2,848 / 1/153秒 / F3.5 / +0.3EV / ISO200 / WB:オート / 33mm(50mm相当)
後ボケだけでなく前ボケも素直できれい
4,288×2,848 / 1/189秒 / F3.5 / +0.3EV / ISO200 / WB:オート / 33mm(50mm相当)
建設中の東京スカイツリー。撮影時点で高さは215mになっている。クレーンやタワーの細かい部分まで克明に描写できている
4,288×2,848 / 1/1230秒 / F5.6 / -0.3EV / ISO200 / WB:オート / 33mm(50mm相当)
ペンキがはげかけたレンガ塀。表面の凹凸の感じがよく出ている
4,288×2,848 / 1/164秒 / F5.6 / +0.3EV / ISO200 / WB:オート / 33mm(50mm相当)
絞りF4で撮影したカット。円形絞りを採用しているというふうな記述は見あたらないが、かなりきれいな丸さの点光源ボケだ
4,288×2,848 / 1/176秒 / F4 / -0.7EV / ISO200 / WB:太陽光 / 33mm(50mm相当)
絞り開放、至近距離での撮影。三脚を使って真上から見下ろすかっこうにして、エレベーターの高さ調節でピントを合わせた
4,288×2,848 / 1/36秒 / F2.5 / +1.0EV / ISO200 / WB:太陽光 / 33mm(50mm相当)
こちらはAFでの撮影。コントラストが低い条件とかだとAFではうまくピントが合ってくれないこともあった
4,288×2,848 / 1/160秒 / F2.8 / +0.3EV / ISO200 / WB:太陽光 / 33mm(50mm相当)

●RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VCサンプル

ズームの広角端での撮影
3,648×2,736 / 1/1,520秒 / F4.6 / -1EV / ISO100 / WB:オート / 5.1mm(24mm相当)
こちらは同じ位置からズームの望遠端で撮ったもの
3,648×2,736 / 1/1410秒 / F7.1 / -2EV / ISO100 / WB:オート / 15.3mm(72mm相当)
ちょっとやりすぎなんじゃないかと思えるほどの放置ぶり
3,648×2,736 / 1/270秒 / F4.6 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 7.3mm(34mm相当)
四隅まできちんとシャープだし、立体感もよく出ている。コンパクト機のレンズとしては非常に優秀だと思う
3,648×2,736 / 1/1070秒 / F4.9 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 10.5mm(50mm相当)
カメラの水平をチェックできる水準器表示はもちろん縦位置にも対応可能。微妙に傾いてかっこ悪い写真になるのを防いでくれる
3,648×2,736 / 1/1520秒 / F3.6 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 5.1mm(24mm相当)
神社にこま犬はいいとして、なぜかライオンである
3,648×2,736 / 1/143秒 / F4.7 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 14.1mm(66mm相当)
望遠端でめいっぱい寄っての撮影。広角端だけでなく、望遠端でもマクロが使えるのはうれしい
3,648×2,736 / 1/23秒 / F4.4 / +1.3EV / ISO100 / WB:オート / 15.3mm(72mm相当)
1/1.7型CCDで1,000万画素に抑えていることも有利にはたらいているのだろう、シャドー部のノイズは少ないし階調性もいい
3,648×2,736 / 1/270秒 / F4.6 / -1.3EV / ISO100 / WB:オート / 5.1mm(24mm相当)
これだけ青一色の画面になると色転びは避けられないが、以前のリコー機に比べれば格段にオートホワイトバランスの精度は向上している
3,648×2,736 / 1/270秒 / F5.1 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 5.1mm(24mm相当)


北村智史
北村智史(きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。2011年、東京の夏の暑さに負けて涼しい地方に移住。地味に再開したブログはこちら

2009/12/9 18:26