サムスン、ミラーレスAPS-C機「NX10」を海外で今春発売


 サムスンは3日、ミラーレス構造のレンズ交換式デジタルカメラ「NX10」を2010年春に海外で発売すると発表した。カラーはノーブルブラックとチタンシルバー。

サムスンがPMA09に出品した「NX」のモックアップ。ミラーレス構造らしい薄さが特徴的

 2009年3月のPMA09にモックアップを展示し、2009年下半期の発売を予定していた「NX」シリーズ最初の機種。7日からラスベガスで開催される「2010 International CES」に出品する。

 光学ファインダーやクイックリターンミラーを持たないミラーレス構造で、EVFおよび背面の3型640×480ピクセルAMOLED(アクティブマトリクス有機EL)ディスプレイをファインダーとするレンズ交換式デジタルカメラ。レンズマウントは独自の「サムスンNXマウント」を採用する。レンズの具体的なラインナップは不明。

 撮像素子は1,460万画素のAPS-CサイズCMOSセンサー。同じくミラーレス構造を採用するオリンパス、パナソニックのマイクロフォーサーズ機と大きく異なるのは、センサーがAPS-Cサイズ相当である点。

 動画記録はH.264フォーマットの720pに対応し、本体にHDMI端子を備える。手ブレ補正機構はレンズシフト式。超音波式イメージセンサークリーニング機構を利用できる。ポップアップストロボを内蔵した。

 本体サイズは約122×41×86mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約354g(本体のみ)。



(本誌:鈴木誠)

2010/1/5 20:18