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銀座のソニービルが建て替えへ
2022年に新ビル開業 2018年~2020年は屋外イベントスペースに
2016年6月13日 15:22
ソニーは6月13日、ソニービルの建て替えを含む「銀座ソニーパークプロジェクト」を発表した。同社創業から70年、ソニービル開業から50年となる本年から7年がかりのプロジェクトとなる。
まず、2017年3月31日をもってソニービルの営業を一旦終了し取り壊す。その後2018年~2020年は建物を建てずに「銀座ソニーパーク」と称するイベントスペースとする。さらに、2020年秋以降に同地に新ソニービルの建設を開始する。新ソニービル(高さ未定)の開業は2022年の予定。
なお銀座ソニーパークの地下には、ショールームや飲食店機能を設ける。
現ソニービル(東京都中央区銀座5-3-1)は同社のショールームとして1964年6月に着工、1966年4月29日に開業した。地上階の各フロアを田の字型に分け、これらの高さを90cmずつずらして階段で繋ぐ「花びら構造」を採用。1階から7階までを連続した1つの空間にしているのもソニービルの特徴となっている。
ソニービルにはショールームや直営店「ソニーストア銀座」が入っている。デジタルカメラはショールームの2階で展示している。また、8階のイベントスペース「OPUS」ではデジタルカメラのユーザー向けイベントが行われたり、6階には写真展などが行われる「ソニーイメージングギャラリー銀座」がある。
現ソニービルのオープン当初は、外壁に嵌め込まれた2,300個のブラウン管テレビや日本一速いエレベーターなどが話題になったという。現在は地下3階、地上8階で営業している。
本プロジェクトに伴い、ソニーショールーム及びソニーストア銀座は、GINZA PLACEビル(東京都中央区銀座5-8-1 GINZA PLACE 4-6階)に移転し、2016年9月24日から営業を開始する。
なお現ソニービルでは営業終了までの期間、ソニービルの歴史を写真と共に振り返る展示やトークショーを8階のOPUSで開催する。