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写真で見るキヤノン「EOS 5D Mark II」(β機)

Reported by 本誌:武石 修

EOS 5D Mark II
 キヤノンが11月下旬に発売する新型デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」の外観写真などをお伝えする。実写画像は後日掲載の予定。

 EOS 5D Mark IIは、35mm判フルサイズセンサーを搭載した同社の中級モデル。前モデルの「EOS 5D」から3年ぶりのリニューアルとなった。有効2,110万画素CMOSセンサーを搭載し、ボディのみの価格は30万円前後の見込み。

 外観は、フラッグシップモデルの「EOS-1Ds Mark III」を思わせるエッジの立ったデザインを採用。より精悍に見えるようになった。

 ライブビュー機能を始め、EOS 5D以降に開発された新機能を数多く搭載したほか、同社のデジタル一眼レフカメラとして初めてとなる動画撮影機能も盛り込んだ。1,920×1,080ピクセルでのHD動画が撮影可能となっている。


※撮影に使用した個体はβ機です。


●シャッター音

※下記のリンクをクリックすると、シャッター音のダウンロードを開始します。(WAV形式)

【単写】
【3.9コマ/秒】


外観




グリップ部 “5D”プレートの下にモノラルマイクを備える

マウント 撮像素子

液晶モニターは約92万ドットの3型 マルチコントローラー(左上)やサブ電子ダイヤルを備える

ファインダー。右下の4つの穴はスピーカー アイカップを外したところ。右上は視度調節つまみ

ファインダーを覗いたところ。視野率約は約98%、倍率約は0.71倍、アイポイントは約21mm ホットシュー

シャッターボタン周り 同背面から

表示パネル モードダイヤルは上面左肩に配置。クリエイティブ全自動モードの「CA」ポジションを新設

メモリカードはCFを採用。UDMAに対応する 端子カバーを開けたところ。左上からシンクロ、リモコン、マイク、右上からAV出力、USB、HDMIの各端子

ペンタ部のロゴは彫り込み 機種名ロゴ

バッテリー室 バッテリーは新型の「LP-E6」。通信用端子を設けた

新たに加わったバッテリー情報表示。残量、残り撮影可能回数の目安、バッテリーの劣化度がわかる 付属のストラップ。機種名が入る

メニュー画面など


●メニュー画面


従来通り、タブで項目を切り替える形式を採用

●ライブビューおよび動画撮影機能



ライブビュー時に動画撮影を行なうかを選択できる ライブビューと動画の機能設定

ライブビュー時は、位相差AFのクイックモードとコントラストAFのライブモードを選択できる。また、顔検出モードも搭載

クイックモード時の画面 同ライブモード時

画面表示を静止画用のほか、動画用表示に切り替え可能

動画用表示にしたところ。16:9撮影になるため、上下にマスクが表示される 動画を録画しているところ。なお、動画記録中に「AF-ON」ボタンを押すと一時的なコントラストAFが可能

動画記録サイズは2通り

動画を再生しているところ。音量調節も可能 スロー再生も可能

●再生画面


1枚表示 1枚表示+記録画質

撮影情報表示 ヒストグラム表示

そのほかの新機能など


高輝度側・階調優先を新たに追加 オートライティングオプティマイザも前モデルには無かった機能

装着レンズごとの周辺光量補正が可能になった

上級機と同様のAF微調整機能を搭載 AF微調整は全レンズ一律のほか、個別にも設定可能

フォーカシングスクリーンは交換式のため、交換の際は設定を切り替える


液晶モニターに表示されているパラメーターを直接変更できる「クイック設定画面」をEOS 50Dに続いて搭載した こちらもEOS 50Dから搭載した「クリエイティブ全自動」グラフを見ながら明るさやボケ具合などを設定できる

レンズ装着例


●EF 24-105mm F4 L IS USM



●EF 24mm F1.4 L II USM



●EF 50mm F1.4 USM



EOS 5D(右)との比較






URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/camera/eosd/5dmk2/
  EOS 5D Mark II関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/10/07/9241.html



本誌:武石 修

2008/10/09 00:05
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