写真で見るキヤノン「EOS 50D」
Reported by 本誌:武石 修
「EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS」を装着した「EOS 50D」
キヤノンが9月下旬に発売するデジタル一眼レフカメラ「EOS 50D」の外観写真などをお伝えする。なお、実写画像は追って掲載する。
EOS 50Dは同社のラインナップ中ミドルクラスに位置するデジタル一眼レフカメラ。APS-Cサイズ相当の有効1,510万画素CMOSセンサーを搭載する。価格はオープンプライスで、ボディのみの店頭予想価格は15万円前後の見込み。新製品の高倍率ズームレンズ「EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS」のほか、「EF-S 17-85mm IS F4-5.6 USM」とのレンズキットも用意する。
外観は従来機「EOS 40D」を踏襲したデザインを採用。エントリーモデルより大きめのグリップになっており、しっかりホールドできる。EOS Kissシリーズでは味わえないものだ。液晶モニターの大きさはEOS 40Dと同じ3型だが、画素数が約92万画素になり大幅に見やすくなった。
操作面では、新搭載の「クイック設定」が便利だ。液晶モニターに表示されているパラメーターを直接変更できるもので、数値などを素早く設定できる。また、新たに採用した「クリエイティブ全自動」は、“絞り”や“シャッター速度”など専門的な言葉ではなく、“明るさ”や“ボケ”といった指標で描写をコントロールでき、エントリーユーザも積極的に画作りができそうだ。
連写速度は、この価格帯では高速な6.3枚/秒を実現している。シャッター音を掲載したので、ぜひお聞きいただきたい。
※下記のリンクをクリックすると、シャッター音のダウンロードを開始します。(WAV形式、約8秒)
【EOS 50Dの連写音、約6.3コマ/秒】
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外観
マウント
上からストロボ、レンズロック解除、絞り込みの各ボタン
EOS 40Dからホールド感を向上させたというグリップ
ホットシュー
シャッターボタン周り
モードダイヤルの上面をシルバーにした。新モードの「クリエイティブ全自動」(CA)ポジションを設けた
ファインダの左にはメニューボタン(左)とイージーダイレクトボタン(右)を装備。ライブビューはイージーダイレクトボタンで起動する。
背面右上には、右からAFスタート、AEロック/FEロック、AFフレーム選択ボタン
ファインダーは、視野率約95%、倍率約0.95倍のガラスペンタプリズムを採用
アイカップを外したところ
ファインダー内。フォーカスポイントは9点すべてでクロスセンサーを採用。中央はF2.8センサー
表示パネル周り。バックライトも備える
記録メディアはCFを採用。UDMAに対応する。
バッテリーはEOS 40Dなどと同じ「BP-511A」
新たにHDMI端子(右下)を搭載した
内蔵ストロボをポップアップさせたところ
機種名ロゴ
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液晶モニター表示
●メニュー
メニュー画面
レンズごとに周辺光量を補正できる機能を新たに備えた
ライブビューには、新たに人物の顔にフォーカスを合わせる「顔優先ライブモード」(下)が利用できる
ピント位置を微調整する「AFマイクロアジャストメント」も中級機として初めて搭載
AFマイクロアジャストメントの調整画面
ダイナミックレンジの拡張を行なう「オートライティングオプティマイザ」も備えた
EOS Kiss X2などで採用している「高輝度側・階調優先」も装備した
●撮影関係
モードダイヤルを「CA」にすると利用できる「クリエイティブ全自動」。グラフを見ながら明るさやボケ具合などを設定できる
液晶モニターに表示されているパラメーターを直接変更できる「クイック設定画面」を新搭載
コントラストAFによるライブビュー「ライブモード」。フォーカス枠は自由に移動できる
●再生画面
1枚表示
1枚表示+記録画質
ヒストグラム表示
RGB別ヒストグラム表示
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レンズ
●EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS
ズーム倍率は11.1倍
手ブレ補正機構「IS」(IMAGE STABILIZER)を搭載
広角端
望遠端
鏡胴が自重で伸びるのを防ぐロックスイッチを装備した
EOS 50Dに装着したところ
●EF-S 17-85mm IS F4-5.6 USM
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「EOS 40D」(右)との比較
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URL
キヤノン
http://canon.jp/
製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/50d/
本誌:武石 修
2008/09/05 00:49
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