デジカメ Watch

【新製品レビュー】サイバーショットDSC-H50

~多彩な機能を装備した高倍率ズーム機
Reported by 塙 真一

 ソニーのサイバーショットDSC-H50は、31~465mm相当の光学15倍ズームを搭載する910万画素モデル。液晶モニターは3型で上下方向にそれぞれ90度の可動ができる。解像度も約23万ドットと高精細で、クリアフォト液晶プラスを採用しており、見え具合は良好だ。

 ボディの大きさだが、さすがにこのクラスのカメラとなると軽量コンパクトとは言い難い。本体サイズは116.1×81.4×86.0mmで、重さは約415g。ライバル機と思われるオリンパスのSP-570UZは118.5mm×87.5mm×84mmで445g、ニコンのCOOLPIX P80は110×79×78mmで365g。ちょうどSP-570UZとCOOLPIX P80の中間の大きさ、重さといった感じだろうか。SP-570UZは20倍ズーム、COOLPIX P80は18倍ズームであることを考えると、単純な大きさ比較はできないかもしれないが、この手の高倍率ズーム機として見れば、標準的な大きさという印象を受ける。

 また、付属品として花形のレンズフードが装着できるようになっている。このレンズフードだが、一眼レフ用の交換レンズでも見られないのでは、と思えるほどデカイのである。遮光性は高いのかもしれないが、ここまで仰々しいフードだとつけるのを躊躇われてしまう。

 液晶モニターの見やすさに不満はない。だが、スチール写真というのは横位置だけでなく縦位置も同じような頻度で撮るもの。そう考えると、上下に可動するだけでなく、縦位置撮影方向にも可動できるようにして欲しいところだ。

 カメラを持ったときの印象は決して大きいというほどではなく、むしろグリップもしっかりとしていてホールドしやすい。撮影モードの変更はモードダイヤルでの操作を基本とするが、シーンモードに関してはさらに背面のホイールダイヤルを併用してのモード変更が必要になる。ホイールダイヤルを搭載したことで素早い設定変更ができるようになっているのだが、この操作には結構悩まされた。というのは、クルクルと高速で回転する分には確かに軽快な操作ができる。しかし、ゆっくりと1コマ、2コマを動かそうとすると、ダイヤルがうまく反応してくれず、思った項目で止められないのである。実際にカメラを購入して、毎日使っていれば操作には慣れるのかもしれないが、初めて使った筆者としては少し扱いづらいと感じた。





上下可動式の液晶モニターを搭載 液晶モニターを最も跳ね上げた状態

背面のホイールダイヤル モードダイヤルとズームレバー付近

レンズフードを装着した状態

「ナイトショット」をはじめ、充実した機能

 DSC-H50には、実に盛りだくさんの機能が搭載されている。光学式の手ブレ補正や顔認識はもちろん、サイバーショットとしては久しぶりに、赤外線照射による暗闇での撮影が可能な「ナイトショット機能」も搭載された。

 ナイトショット機能は、暗闇での野生動物の撮影や子どもの寝顔の撮影などに向いている機能。だが、実際に撮影した画像はグリーンがかったモノクロっぽい写真になってしまう。もちろん、撮れないよりは撮れたほうがいいのだろうし、これでなくては撮れないシーンというのも存在する。


ナイトショット機能のスイッチを装備
 とはいえ、これで子どもの寝顔を撮っても決してプリントして飾っておきたいような写真にはならない。「具体的な使い道は?」と聞かれると困ってしまうというのが正直なところである。まあ、ほかのカメラにはない、ソニーならではの“おもしろ機能”とでも考えたいところだ。

 おもしろ機能といえば、顔認識AE/AFを使った「顔キメ」機能もその候補。そのうち他社よりも一歩抜きん出ているのが「スマイルシャッター」だ。設定しておけば、被写体となる人物が笑顔になると自動的にシャッターが切れるのである。どの程度の笑顔でシャッターが切れるかを3段階から選べるのだが、一番感度が高くほほえみ程度でもシャッターが切れる「高」にしておいても、実際はほほえみではシャッターは切れてくれなかった。やはり口角をグッと上げて、歯を見せてあげないとスマイルと認識してくれないようである。誤作動を防ぐために笑顔のハードルを上げているのかもしれないが、もう少し自然な笑顔でシャッターが切れて欲しいと感じた。

 スマイルシャッターの使い方として、セルフタイマー代わりに使うという方法がある。記念写真などであらかじめ顔を認識させておき、シャッターボタンを押しておけば「チーズ」などのかけ声で笑顔を作ればシャッターが切れてくれる。こういった使い方ができるもの面白いところかもしれない。

 また、「顔キメ」機能には、大人と子どもの顔を区別してピントを合わせる機能も搭載されている。顔検出の設定を「おとな優先」、「こども優先」から選んでおけば、かなりの確率で大人と子どもを区別してくれる。どのような仕組みかは分からないが、大人と子どもを前後方向に入れ替えてテストしてみたが、どちらの場合も正確に認識した。家族スナップなどで子どもにしっかりとピント合わせをしたい時などには、非常に重宝する機能といえるだろう。

 そして、もう一つ便利な機能として注目したいのが、「おまかせシーン認識」である。こちらは、夜景&人物、夜景、三脚夜景、逆光&人物、逆光の5シーンをカメラが自動判別し、最適な設定で撮影してくれるというもの。例えば、手持ちで夜景を撮ろうとすると自動的にISO感度を上げてブレないようなシャッター速度に設定してくれるし、今度は同じ夜景を三脚で撮ろうとすると低感度になり、スローシャッターでノイズの少ない夜景を撮ってくれる。さらに、「おまかせシーン認識アドバンスモード」に設定しておくと、通常のオート撮影とおまかせシーン認識撮影の2枚を一度に撮影してくれる。撮影前に設定を変えるよりは、撮った後で好きな方を選べるので、カメラの設定に詳しくない人でも失敗が少なくなる。


見栄えの良い写真らしい仕上がり

 15倍ズームともなると、一般的な3倍程度のズームとはまったく違う画角変化が楽しめる。特に、望遠側は肉眼で見える以上に遠くのものをアップにできるので、旅行などで望遠鏡代わりに使うこともできそうだ。ただし31~465mm相当ということで、望遠には強いが広角にはそれほど強くない。他社モデルの多くが、広角端を28mm前後相当からとしていることを考えれば、もう一息広角側を頑張って欲しいという気がする。また、ワイド端では樽型収差が、望遠側では糸巻き型の収差が見られる。高倍率ズームだから仕方がないところかもしれないが、一応撮影時にそのような特性があることを頭に入れておいた方がよいだろう。

 また、ワイド端で1cmまで近づくことが可能なため、広角、望遠に加えマクロ撮影も得意といえそうだ。もちろん、光学式の手ブレ補正機構も搭載されている。望遠域での撮影では明らかに手ブレ補正機構に助けられた場面も多かったので、効き具合は上々というところだろう。ただし、465mm相当のテレ端ではそれなりに手ブレも多発してしまった。手ブレ補正が付いているからと安心していると、痛い目に遭うこともまた事実だ。


広角端 望遠端

 描写に関しては、シャープネスも高く、コントラスト、彩度も高め。コンパクトデジカメらしい見栄えのよい仕上がりという感じだろうか。また、オートホワイトバランスを含む発色傾向だが、このところのソニー機は非常に色の偏りも少なく好感が持てる。2~3年前までのソニーはどちらかというとスチルカメラというよりはビデオカメラのような発色傾向だったのだが、最近はすっかり写真らしい仕上がりになったと感じる。おかげでほかのカメラから持ち替えて使ってもまったく違和感を感じることはなくなった。

 ISO感度に関しては、ISOオートに加え、ISO80~3200までの設定が選べるようになっている。ISO200くらいまではほとんどノイズも気にならないが、それ以上の感度になると暗部ノイズが見え始める。どの感度までが実用的かは被写体と撮影者の好みにもよるが、やはり画質と解像力を重視するならISO100までだろうか。ISO400まではノイズと解像感のバランスも取れているので、このあたりまでは実用的といっても差し支えないだろう。急激に画質が落ちると感じるのはISO1600。ノイズが非常に多くなり、一気に解像感がなくなる印象だ。


ブラケット専用ボタンも備える
 かなり本格的な撮影機能を備えているのも本機の特徴だ。カラーモードの変更をはじめ、カラーフィルターを使ったかのような色補正を写真に施せるほか、ホワイトバランス、カラーモード、露出の各種ブラケット撮影が行なえる。すべてのユーザーが必要とするわけではないと思うが、このクラスのカメラなら、充実した装備があった方がいいだろう。


まとめ

 操作系で気になるのが、ホームボタンとメニューボタンに割り当てられた機能の割り振り。よく使う機能をホームボタンに割り当てているのだろうが、どうも割り当て基準が曖昧な気がする。慣れていないと設定を変更する際、メニューとホームの両方を探してしまうことになり、イライラすることもあった。

 もう一つ気になったのが、AFの顔検出設定と、それ以外のAFモードとの関係だ。顔検出をオンにしておくと、中央重点AFやスポットAFなどの設定が行なえず、顔が検出できない場合には9点自動測距のマルチポイントAFが動作してしまう。「顔検出AFをオンにしておきながら、普段は中央の1点でAFを使いたい」という使い方ができないのである。


バッテリーはNP-BG1。撮影可能枚数は約300枚
 さらに注文をつけるとすれば、せっかくインフォリチウムバッテリーに対応しているにも関わらず、付属のバッテリーがインフォリチウムタイプではない普通のリチウムイオンバッテリー(NP-BG1)となっている点。インフォリチウムバッテリーを入れれば分単位のバッテリー残量表示ができるのに、付属のバッテリーでは単なる4段階のザクッとした残量表示となってしまう。コストの問題なのだろうが、ソニーのデジカメの魅力ともいえる部分だけに残念だ。

 動画撮影機能に関してだが、640×480ピクセル/約30fpsのMPEG-1ムービーが記録可能。動画撮影中のズーミングも可能だし、AFによるピント合わせも継続してくれる。ビデオカメラと違って、ムービー撮影中のピントが固定されてしまうデジカメが多いなか、撮影中もズームができてピントも合わせ続けてくれるのは便利だと感じる。

 決してコンパクトなボディとはいえないサイバーショットDSC-H50だが、そのズーム倍率の高さを考えれば十分に軽量コンパクトといってもよいだろう。デジタル一眼レフに比べればAF速度などで劣る点はあるが、それでも415gというボディで31~465mm相当の撮影ができることを考えれば、重たい荷物を持ち歩きたくないという人には魅力ある1台といってよいだろう。


 

●作例

  • 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
  • 作例下の撮影データは、記録解像度(ピクセル)/露出モード/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。
  • 強調のため一部の項目を1行目に抜粋した場合もあります。


歪曲収差

 広角端と望遠端で歪曲収差を見てみた。ワイド端で樽型収差、テレ端で糸巻き型収差が見られる。ワイド端の収差が少し大きい気がするが、ワイド端、テレ端ともに決してイヤな感じの収差ではないと感じる。


広角端
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/250秒 / F4 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm
望遠端
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/200秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 78mm

ナイトショットモード

 テストとして、真っ暗闇の中で草木を撮ってみた。ストロボをオートにした通常撮影モードでは当然ストロボが自動発光するが、草木はもっともはっきりと識別できる。高感度モードにして撮ったものはISO3200まで感度アップしているが、かろうじて草木だと確認できるレベル。

 一方、ナイトショットモードで撮影した画像は赤外線が照射された部分が明るくはっきり写っている。だが、色がほとんどなくなってしまうため、どれが花でどれが葉っぱか分からない状態。やはりどうしてもストロボを焚けない場面で緊急用に使うというのがこのモードということだろう。


ストロボ自動発光
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/40秒 / F2.7 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 5.2mm
高感度モード
3,456×2,592 / 高感度 / 1/4秒 / F2.7 / 0EV / ISO3200 / WB:オート / 5.2mm

ナイトショットモード
3,456×2,592 / ナイトショット / 1/8秒 / F2.7 / 0EV / ISO / WB:オート / 5.2mm

可動式液晶モニター

 90度下方に可動できる液晶モニターを使って撮影してみた。自分の目線ではよく見えない被写体も、液晶モニターを下方に向け、腕を伸ばせばまったく違う風景が見える。


液晶モニター通常位置
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/50秒 / F2.7 / 0EV / ISO80 / WB:曇天 / 5.2mm
液晶モニターを下方に向け、腕を伸ばしてフレーミング
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/50秒 / F2.7 / 0EV / ISO80 / WB:曇天 / 5.2mm

おまかせシーン認識

 夜景を手持ちで撮ろうとすると、自動的にISO感度が上がった。一方、三脚を使って撮ると、カメラが三脚の存在を認識し、低感度でスローシャッターになった。


手持ち撮影
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/10秒 / F3.5 / 0EV / ISO1600 / WB:オート / 30.1mm
三脚使用時
3,456×2,592 / プログラムオート / 2秒 / F3.5 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 30.1mm

マクロ

 ワイド端で1cmまで近づけるため、小さな花も思い切ったアングルで撮影できる。マクロモードでもAFの速度に不満はなかった。これほどのマクロ撮影になると周辺のボケが少しうるさいのが気になる。


3,456×2,592 / 絞り優先AE / 1/1,600秒 / F2.7 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm

ISO感度

 ISO80とISO100はさすがに解像感が高くノイズも少ない。ISO200になるとまずは解像感の低下を感じ、その後ISO800までは順当にノイズが増えていく印象。さらにISO1600、3200になると色の再現力もかなり落ちる感じだ。


ISO80
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/13秒 / F5 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO100
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/15秒 / F5 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO200
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/20秒 / F7.1 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO400
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/40秒 / F7.1 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO800
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/80秒 / F7.1 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO1600
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/100秒 / F8 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO3200
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/250秒 / F8 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ノイズリダクション

 ノイズリダクションの設定を弱、標準、強の3種類にし、それぞれ感度を変えて夜景を撮影してみた。もちろん、どの感度でもノイズリダクションを強めるほどノイズは減っていくのだが、もっとも効果的と感じるのはISO400あたりだろうか。

 ISO400でノイズリダクションを弱にした画像はかなりノイズが目立っているが、強にしたものはかなり目立ちにくくなっている。逆にISO1600以上になるとノイズリダクションを強にしてもかなりノイズが目立つ。これほどの高感度になるとノイズリダクションでは消しきれないということなのかもしれない。

●ノイズリダクション:弱


ISO80
3,456×2,592 / プログラムオート / 1秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO100
3,456×2,592 / プログラムオート / 1秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO200
3,456×2,592 / プログラムオート / 1秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO400
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/2秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO800
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/4秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO1600
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/8秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm


ISO3200
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/15秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

●ノイズリダクション:標準


ISO80
3,456×2,592 / プログラムオート / 1秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO100
3,456×2,592 / プログラムオート / 1秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO200
3,456×2,592 / プログラムオート / 1秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO400
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/2秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO800
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/4秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO1600
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/8秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO3200
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/15秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

●ノイズリダクション:強


ISO80
3,456×2,592 / プログラムオート / 1秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO100
3,456×2,592 / プログラムオート / 1秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO200
3,456×2,592 / プログラムオート / 1秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO400
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/2秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO800
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/4秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm
ISO1600
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/8秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ISO3200
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/15秒 / F2.7 / 0EV / WB:オート / 5.2mm

ホワイトバランスブラケット

 ホワイトバランスを変えた3枚の写真が一度のシャッターで撮れる。ホワイトバランスがオートでも使えるので、光の具合が微妙なときに重宝する。


3,456×2,592 / プログラムオート / 1/100秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm 3,456×2,592 / プログラムオート / 1/100秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm

3,456×2,592 / プログラムオート / 1/100秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm

カラーフィルター

 カラーモードは標準、ビビッド、リアル、セピア、モノトーンから選べる。赤いバラを撮ってみたが、さすがに彩度が大きく上がるビビッドでは赤が飽和している。DSC-H50はもともと彩度が高めなようなので、ビビッドは本当に彩度が不足気味の被写体を撮るときに使うとよいのだろう。


カラーモード:標準
3,456×2,592 / 絞り優先AE / 1/13秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm
カラーモード:ビビッド
3,456×2,592 / 絞り優先AE / 1/15秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm

カラーモード:リアル
3,456×2,592 / 絞り優先AE / 1/15秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm
カラーモード:セピア
3,456×2,592 / 絞り優先AE / 1/15秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm

カラーモード:モノトーン
3,456×2,592 / 絞り優先AE / 1/15秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm

彩度

 彩度の項目は弱、標準、強の3種類の設定が可能。写真を見る限り標準がほどよい彩度に感じるが、あえて彩度を強調したいときには強に設定するのもよいだろう。強にしてもほとんど色飽和は気にならなかった。


彩度:弱
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/20秒 / F2.7 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm
彩度:標準
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/20秒 / F2.7 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm

彩度:強
3,456×2,592 / プログラムオート / 1/20秒 / F2.7 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.2mm

自由作例

3,456×2,592 / 絞り優先AE / 1/320秒 / F4.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 78mm 3,456×2,592 / 絞り優先AE / 1/1,600秒 / F2.8 / +0.3EV / ISO80 / WB:オート / 5.3mm

3,456×2,592 / プログラムオート / 1/125秒 / F4 / -0.3EV / ISO80 / WB:オート / 53.3mm 3,456×2,592 / 絞り優先AE / 1/50秒 / F4.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 78mm

2,592×3,456 / 絞り優先AE / 1/640秒 / F4.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 31.8mm 3,456×2,592 / プログラムオート / 1/200秒 / F4 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 5.2mm

3,456×2,592 / プログラムオート / 1/60秒 / F2.7 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 5.2mm 3,456×2,592 / プログラムオート / 1/15秒 / F2.8 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5.3mm


URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  製品情報
  http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-H50/

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塙 真一
(はなわ しんいち)スナップや風景写真、ペット、人物撮影のほかに、最近ではグラビアアイドルのDVDパッケージ写真やカレンダー撮影も精力的にこなす。ほとんどすべてのデジカメをテストする強者テスターというキャラクターでカメラ雑誌に好評連載を持つほか、パソコンやレタッチソフトなどの造詣も深くパソコン誌などの各誌にも連載を持つ。カメラ好きが高じて購入したデジカメの数は数十機にも登る。

2008/07/28 00:13
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