IXY DIGITAL Lシリーズの第3弾。L2までの単焦点レンズに換えて新設計の光学2.4倍ズームレンズを搭載しているのが最大の特徴だ。CCDサイズや画素数はL2と同じだが、画像処理エンジンは「DIGIC II」に変更されている。
IXY DIGITAL600、700同様の、曲面を多用したカーバチャーデザインのボディーが採用され、従来のフラットなフォルムから大きく様変わりしている。
実売価格は4万円前後で、ジェットブラック、ブラッドレッド、ファーブロンド、モルフォバイオレットの4色のバリエーションから選べる(モルフォバイオレットのみ1万台限定)。
■ 奥行きが増えたことを感じさせないスリムなデザイン
ブツ撮りをするのにこれだけ嫌な気持ちになるカメラもめずらしい。ピカピカの鏡面仕上げの曲面たっぷりという外観は、ブツ撮りが苦手な筆者には頭痛の種以外の何ものでもない。
ズーム化のために、ボディーの奥行きはL2に比べて5.4mm増えている。ただし、前面も背面も曲面なので、それほど厚くは見えない。奥行きが23.9mmあるにもかかわらず、少しも厚く見えないところはデザインがウマイからだろう。
また、上から見るとわかるが、いちばんかさの張るはずのレンズ&CCD&液晶モニターの部分よりも、右手側のグリップ部のほうが厚みがある。“薄けりゃいいってもんじゃないんだよ”という主張なのか、あるいは別の意図があってのことなのかはわからないが、薄さへのこだわりはそれほど強くないらしい。なお、重さはL2より5gだけ増えている。もっとも、充電池が5g軽くなっているので、撮影時の重さはトントンだ。
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リチウムイオン充電池は容量760mAh。CIPA準拠で約160コマ撮れる。L2のものよりも軽くなっているが、撮影可能コマ数は増えている。記録メディアはSDメモリーカードまたはMMC。付属しているのは16MBのMMCだ
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底面も丸みを帯びているため、置いたときに転がらないように、縦横計8つの突起が設けられている。さり気ないけど、役に立つ工夫だ。ただし、お借りしたカメラは少し前かがみに傾いた状態でしか立ってくれなかった
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■ 開放F値の暗さが気になる光学2.4倍ズーム
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35mm判換算で38~90mm相当の光学2.4倍ズーム。開放F値がF3.2~5.4と暗めなところは、L2ユーザーには面白くないのではなかろうか。レンズまわりが鏡面仕上げなので、被写体への写り込みや光の反射が問題になるケースが出てくるだろう
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気になるのはレンズ。これまで単焦点レンズ搭載だったLシリーズが、ついに光学ズーム化された。もちろん、時代の流れは単焦点にはないし、ズーム化されたことによる便利さも否定できない。が、上質な単焦点レンズならではのよさがLシリーズの持ち味だったと考えているのは筆者だけではないはずだ。
※作例のリンク先は、撮影した画像データそのものです(ファイル名のみ変更してあります)。縦位置のものは、サムネールのみ回転していますが、拡大画像はあえて回転せずに掲載しています。クリックすると撮影した画像が別ウィンドウで表示されます。
※キャプション内の撮影データは、画像解像度(ピクセル) / 焦点距離 / 露出時間 / 露出時間 / 絞り値 / 露出補正値 / ISO感度 / ホワイトバランスです。
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【広角端】
ズーム倍率は2.4倍と低めだが、それなりに画角の変化は楽しめる。ただし、単焦点ならではのメリットと引き替えにしていいかどうかは微妙なところだと思う
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/200秒 / F6.3 / 0EV / ISO50 / AWB
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【望遠端】
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/320秒 / F5.4 / 0EV / ISO50 / AWB
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L2のレンズも多少タル型の歪曲はあるが、やはりL3のレンズのほうが歪曲収差は目立つ。もちろん、ズームレンズとしては十分に許容範囲だと思うが、同じシリーズの前モデルと比較しないのも変な話なので、やや辛口にならざるをえない。
画面周辺部の画質も、単焦点のL2に比べると若干アマめの印象。四隅の画像がないような機種もあることを考えれば、決して文句を言うほどのレベルではないが、やっぱりズームはなぁ、とぼやきたくなってしまう。
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広角側でタル型の歪曲が気になってしまう。また、画面周辺部(左上の隅がわかりやすい)の画質の落ち方も、単焦点好きの目にはイマイチに映る。L2の後継モデルとして見なければ、十分合格だと思うが……
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写り以上に気になるのはレンズの開放F値だ。レンズが小さい分、一般的な光学3倍ズームよりも暗めのスペックなのだ。L、L2がF2.8だっただけに、広角側でもF3.2というのは物足りない。まして望遠側のF5.4はかなりいただけない。もちろん、手ブレ補正機構は内蔵していないから、望遠側での撮影は、かなり神経を使うことになる。
あくまで個人的な感想であり、かなり乱暴な意見であることを承知で言えば、ISO50相当しかないCCDに、F5.6に近いF値のレンズを組み合わせること自体が問題だ。ちょっと天気が悪かったりすると、昼間の野外でも手ブレ警告マークが点滅するのだから、室内で子どもの写真なんか撮ったりしたら、背景真っ暗のストロボ写真か手ブレと被写体ブレのオンパレードになってしまうのは間違いない。
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【ISO50】
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/320秒 / F3.2 / -2/3EV / ISO50 / AWB
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【ISO100】
ノイズは気にならない程度だが、解像力が若干低下している
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/160秒 / F6.3 / -2/3EV / ISO100 / AWB
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【ISO200】
暗部にかなりザラツキが出てくるが、小サイズのプリントならOKそう
2,592×1,944/ 6.3mm / 1/250秒 / F6.3 / -2/3EV / ISO200 / AWB
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【ISO400】
画像全体にザラツキが出て、かなりいただけない画質になる
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/640秒 / F6.3 / -2/3EV / ISO400 / AWB
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感度をせめてISO100にすれば1段、レンズを少し頑張ってF4にして1段、光学式ファインダーを入れてブレにくい構え方をきちんと説明すれば、さらに1段(カタログの写真を両手で構えているものに差し替えるだけでも少しはマシになるだろう)。手ブレ補正だなんだと言う前に、やること、やれることがいっぱいあるだろうに、と思ってしまう。室内で子どもの写真をまともに撮れるコンパクト機がほとんどないことが、デジタル一眼レフ人気の理由のひとつであることに、どうして誰も気付かないのか不思議でしかたがない(気付いていてあえて無視しているだけかもしれないけど)。
■ 歪曲がほとんどない望遠マクロ
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マクロ機能はファンクションメニュー内で切り替える方式。望遠側で10cmまで寄れる
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話の筋を元に戻そう。
最近の機種としてはめずらしく、望遠マクロを採用している。通常モードでの最短撮影距離はズーム全域で30cm、マクロ時は広角側は30cmのままで望遠側で10cmまで寄れる。
使い勝手的には、被写体にべったり貼り付かなくてはならない広角マクロよりも、ある程度距離をとれる望遠マクロのほうが、カメラや自分の影に悩まされることが少なくなるし、背景をぼかして整理しやすいので有利となる。めいっぱい寄った状態では、44×33mmの範囲が画面いっぱいに撮れる。広角マクロはタル型の歪曲が気になるケースが少なくないが、L3の望遠マクロは歪曲がほとんど目立たない。また、パースペクティブが誇張される広角マクロよりも自然な描写が得られるので、小物の撮影などには使いやすいだろう。
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ミニチュアカーのトラックの荷台。広角マクロに見られがちなタル型の歪曲がなく、素直なボケが得られるので使いやすい
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/20秒 / F5.4 / 0EV / ISO50 / AWB
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ただし、望遠側のほうがF値が暗い分シャッター速度が遅くなるうえに画角が狭いためにブレやすくなること、被写界深度が狭いのでピンボケが目立ちやすくなることなど、デメリットもある。ついでに書くと、前面やレンズまわりがぴかぴかなので、被写体への写り込みや、反射光が問題になるケースもあるだろうから要注意である。
■ 縦位置シャッターボタン機能を装備
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縦位置での片手撮り(あまりおすすめしたくはないが)には便利。もちろん、ファンクションメニューは使えなくなるので一長一短だ
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面白いのは、「FUNC./SET」ボタンを縦位置シャッターボタンとして使えること。右手でカメラを握って、親指でFUNC./SETボタンを押すようになる。L3のような小さなカメラでは特に縦位置撮影で安定した構え方をするのが難しいから、手ブレを抑えるには役に立つかもしれない。
ただし、上面のシャッターボタンのような半押し機能がないため、半押しでフォーカスロック、フレーミングを調整して撮影というテクは使えなくなる。また、撮影直後のレビュー表示も出ないし、もちろん、ファンクションメニューの呼び出しもできなくなる。そのため、メニュー内で「縦位置レリーズ」のON、OFFを選択できるようになっている。露出補正などファンクションメニューの操作を頻繁に行なうのであれば、OFFのほうが便利だろう。
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FUNC./SETボタンを縦位置シャッターボタン化する機能は、メニューでON、OFFを切り替えられる。露出補正などのファンクションメニュー内の機能を多用する場合は、OFFにしたほうがいい
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再生時もカメラの縦横に合わせて表示のしかたを変えてくれる
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縦位置の画像が小さく表示されてさびしいと思っていたので、こういう気配りはうれしい
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■ スペックアップに加えて便利機能が追加された液晶モニター
液晶モニターも少しだけスペックアップして、1.5型の7.8万画素から1.8型の11.8万画素になった。2.5型が当たり前の最近では、1.8型は物足りないが、ボディサイズから考えれば頑張ったほうだと言える。
個人的には、撮影時にグリッドライン(格子線)が表示できることと、低速時のみだがシャッター速度が確認できる(望遠側では1/125秒から、広角側は1/40秒から表示してくれる)ようになったことはちょっと嬉しかった。気を付けていないと画面が傾いてしまうことが少なくない筆者には、グリッドラインはカメラの水平をチェックするのに役立つし、手ブレ警告マークだけではわかりづらかった手ブレの危険の度合いが、シャッター速度からならつかめるからだ。
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グリッドライン(格子線)表示のオン、オフはメニュー内で選択できる
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グリッドラインをオンにすると、画面を9分割する格子線が表示される。薄いグレーのラインなので、あまりうるさくない反面、被写体によっては目立ちにくいことも
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ヒストグラムの表示が出せるようになったのも改良と言えば改良だが、表示を出したり消したりが面倒なところは嬉しくない。カメラの外側に表示を切り替えるためのボタンがないため、いちいちメニューボタン→設定メニュー→情報表示……とたどっていかなくてはならないからだ。ちなみに、付属のリモコンには「DISP.」ボタンがあって、再生時の情報表示の「非表示」「簡易表示」「詳細表示」の切り替えが簡単にできるが、このリモコンはカメラステーション(クレードル)に乗せたときしか使えない。
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情報表示メニュー。「MENU」ボタン押し→十字キー・右(設定メニュー)→十字キー・下×3回→FUNC./SETボタン押しという、操作の手間の多さは問題だと思う
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再生情報 非表示
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再生情報 簡易表示
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再生情報 詳細表示
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再生情報を「詳細表示」にするとヒストグラムが見られる。レビュー画面でも、レビュー情報を「表示」にしておけば同じ画面となる。当然、画像全体を見たいときには邪魔になるが、表示の切り替えが面倒なのが痛いところだ。
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充電台兼PC接続用ドックのカメラステーション(クレードル)。こちらもデザインはいい。付属のリモコンは、この状態のときだけしか使えない。撮影時のリモコンとしても使えれば便利なのにね
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■ まとめ
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十字キーの上下がズームキーになっているため、撮影時にファンクションメニュー表示状態でズーム操作ができない。また、下キーは再生時は消去ボタンを兼ねているため、9分割のインデックス再生はFUNC./SETボタンの長押し操作となる
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単焦点のL、L2の後継モデルと考えると、ズーム化された時点で“ちょっとなぁ”と思ってしまう。そのズームにしたところで、倍率は低いし開放F値も暗め。液晶モニターも大きくない。さらに操作性にも少々クセがある。
が、そういうところを無視できれば、かなり魅力的なカメラだと思う。デザインは綺麗だし、数字から受ける印象よりもずっとスリムでコンパクトだ(きっと曲面を上手に使った丸さがミソなのだろう)。
写りはきっちりキヤノン品質。ハイライトが若干白飛びしやすい傾向はあるものの、シャープさやノイズの少なさ、オートホワイトバランスの良さはさすがである。天気のいい日に野外で撮っている分には素晴らしい写りが楽しめる。それ以外の条件では、少しばかりしんどいことになるが、その点を理解して使うのであれば問題はないだろう。大人の趣味の持ち物としては、かなり上等の部類に入るデジカメだ。
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9分割のインデックス再生画面。選択した画像が少し大きく表示されて、“おっ、凝ってるねぇ”と思わせる。選択した画像を全画面で見るには、FUNC./SETボタンを長押しする
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内蔵ストロボの発光モードなどを切り替えると、アイコンが画面中央からズームアニメーション表示してくれる。わかりやすいし、設定ミスも防ぎやすそうだ
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おもしろいのが、再生時の「再生効果」。画像を切り替えるときにフェードイン・アウト(またはスライドイン・アウト)して見せてくれる。もちろん、オフにもできる
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■ 一般作例
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水天宮の狛犬。望遠側でこういうアングルで撮って背景がほとんどボケてくれないと、ちょっとさびしい。1/2.5型のCCDで90mm相当のF5.4だからなぁ、って感じ
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/30秒 / F5.4 / 0EV / ISO50 / AWB
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ズームレンズとして見れば、十分以上に高解像だ。シャープネスのかけ方もほどほどだし、オートホワイトバランスもいい。にしても、この明るさで絞り開放なのは不思議。周辺光量の落ち方はL2よりもいいように思う
2,592×1,944 / 6.3mm/ 1/640秒 / F3.2 / 0EV / ISO50 / AWB
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暗部のトーンがしぶとく残って、しかもノイズは乗らない。このあたりはDIGIC II搭載の恩恵と言えそう
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/200秒 / F3.2 / 0EV / ISO50 / AWB
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同じ広角側でも、こちらはF6.3に絞っている。撮影距離(複数の測距点でチェックしてるかも)によって、被写界深度を調整するようになっているのかもしれない
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/200秒 / F6.3 / 0EV / ISO50 / AWB
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画面の一部にだけ日が当たっているような条件だと、たいていはハイライト部が白飛びする。こういう画面だと白飛び部分の面積が大きすぎるので、マイナス補正で飛ばないようにした
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/250秒 / F6.3 / -2/3EV / ISO50 / AWB
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マクロモードでは望遠側で10cmまで寄れる。被写体に貼り付くぐらいに近づかなくてもアップが撮れるので、自分やカメラの影に苦労しなくていい。CCDが小さいせいでそれほどでもないが、背景もそれなりにボケてくれる
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/250秒 / F5.4 / 0EV / ISO50 / AWB
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望遠マクロのいいところは、不自然なパースペクティブが出ないこと。ただ、望遠側は開放F値が暗い分、手ブレしやすい点には注意が必要だ
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/30秒 / F5.4 / 0EV / ISO50 / AWB
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真ちゅうの色味を出すのに-2/3EV補正したが、ちょっと暗すぎたかも。こういうシチュエーションでもオートでホワイトバランスが当たるんだから立派だと思う。暗部のノイズも少ない
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/100秒 / F5.4 / -2/3EV / ISO50 / AWB
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日の当たった緑を出すのに-2/3EV補正している。ISO50相当だとこの条件では1/60秒。やはりF5.4はつらい
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/60秒 / F5.4 / -2/3EV / ISO50 / AWB
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これも-2/3EV補正。気がつくとマイナス補正ばかりしている。撮ったコマを全部見てみたら、マイナス補正のコマの率が40%ほど。ほかは補正なしで、プラス補正したコマは皆無だった
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/320秒 / F6.3 / -2/3EV / ISO50 / AWB
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何かと思ったら、中古家具店だった。看板が白飛びしているのは、まあ、仕方がないところ。白飛び部分周辺のフレアも大きくはない
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/320秒 / F3.2 / -1/3EV / ISO50 / AWB
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こういう撮り方をするとタル型の歪曲が強調されてしまう(作例なのでわざとやってる部分もあったりする)。画面左上隅だけ画質の乱れが目立つのは個体差かもしれない
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/125秒 / F3.2 / 0EV / ISO50 / AWB
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ほぼすべてをオートホワイトバランスで撮ったが、どれも問題ナシ。キヤノンのオートホワイトバランスはとても優秀だ。ノイズの少なさも見事
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/125秒 / F5.4 / -1EV / ISO50 / AWB
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ガラスの壁面に青空が映ったビルを青空バックで。コントラストがおもしろくて撮ってみたカット
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/320秒 / F5.4 / -2/3EV / ISO50 / AWB
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西新宿の某ホテルの半地下になってるところ。かなり薄暗かったので、柱だか壁だかにもたれて10コマぐらい撮って、ブレてなかったのは1コマだけ。もう少し、感度かF値が欲しい
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/10秒 / F3.2 / -2/3EV / ISO50 / AWB
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選択した色だけ残してモノクロにするワンポイントカラー。けっこうおもしろい写真が撮れて楽しい
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/400秒 / F5.4 / 0EV / ISOオート / AWB
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【マイカラー / マニュアル】
「マイカラー」はちょっと発色にクセを持たせる機能
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/250秒 / F6.3 / -2/3EV / ISO50 / AWB
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【マイカラー / ポジフィルムカラー】
例えばポジフィルムカラーで撮るとこんなふう。空の青さがすごい
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/250秒 / F6.3 / -2/3EV / ISOオート / AWB
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【マイカラー / あざやかブルー】
ブルーだけ彩度をあげた感じ。どことなくウソくさい感じになってしまうが、クリアな青空になる
2,592×1,944 / 14.9mm / 1/250秒 / F5.4 / 0EV / ISOオート / AWB
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【色効果 / なし】
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/200秒 / F6.3 / 0EV / ISO50 / AWB
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【色効果 / くっきりカラー】
彩度、コントラストがあがってビビッドな画面になる。発色が渋くなりがちな曇天などで使うとよさそう
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/640秒 / F3.2 / 0EV / ISO50 / AWB
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【色効果 / すっきりカラー】
すっきりと言うよりあっさり。画像処理ソフトでいじるのを前提にして撮るとき用
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/640秒 / F3.2 / 0EV / ISO50 / AWB
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【色効果 / ソフト】
輪郭強調が弱めになる。発色は色効果なしと同じ感じ。大判プリントに仕上げたいときには便利
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/640秒 / F3.2 / 0EV / ISO50 / AWB
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【色効果 / セピア】
セピア調。ポートレートにいいかも。筆者個人はもう少し渋めのほうが好み
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/640秒 / F3.2 / 0EV / ISO50 / AWB
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【色効果 / 白黒】
白黒は少しコントラストが低めに仕上がる感じ
2,592×1,944 / 6.3mm / 1/640秒 / F3.2 / 0EV / ISO50 / AWB
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■ URL
キヤノン
http://canon.jp
製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/ixyd/l3/
■ 関連記事
・ キヤノン、光学2.4倍ズームレンズになった「IXY DIGITAL L3」(2005/09/14)
北村 智史 (きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。最初に買ったデジタルカメラはキヤノンPowerShot S10。
ブログ:http://ketamura08.blog18.fc2.com/ |
2005/11/07 00:01
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