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18-135mm F3.5-5.6 Gを装着したD80と曼珠沙華
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毎年9月20日頃、彼岸の頃に咲くので彼岸花とも呼ばれる曼珠沙華。多くの植物は日照時間や気温などで開花時期に変動があり、そのために気象庁が植物の開花時期を観測したりしているわけだが、この花に限っては変動が少なく、ほぼ彼岸の頃に決まって開花するので彼岸花と呼ばれている。根に毒を持つことから、モグラよけとして田んぼの畦などによく植えられているが、横浜市金沢区の称名寺でも開花していると言うことで、AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6 G(IF)を付けて訪れてみた。
18-135mmはVRレンズではない。だが開放F値はテレ側F5.6と暗く、135mmは200mm相当なのでけっこうな望遠。しかも寄れるレンズなので、うっかりしていればブレブレになってしまうこと確実だ。
しかしD80の感度自動制御機能を使えば、このようなレンズも実用的になる。メニューからカスタムメニューを選び、感度自動制御を開く。ここでは制御上限感度をISO200、400、800、1600から選択し、どこまでまで増感するかを決める。また低速限界設定として、1~1/125秒までの範囲で、これ以上低速シャッターになったら増感するという値を決めておく。そうすることで手ブレしそうな場合には、自動的に限界と設定した感度までは増感してくれるわけだ。
彼岸花は真っ赤な花で、日陰に咲いていることもある。通常、花の撮影ではISO100など最低感度を基本としているが、135mm F5.6ではすぐにスローになってブレてしまう。そのような場合にこの自動設定が有れば、大変便利なのだ。今回は135mmなので低速限界設定は1/125秒に。制御上限感度は、花の撮影メインなのでISO800にして撮影した。
称名寺は京浜急行の金沢文庫の駅から徒歩10分ほど。北条実時が1260年頃に開いた寺で、国宝や重要文化財などもある由緒ある寺である。裏山一帯には遊歩道もあり、春先、野草が芽生え始めた季節には回ってみても良いコースである。
※作例のリンク先ファイルは、JPEGで撮影した画像です。
※写真下の作例データは、記録解像度/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/35mm判換算の焦点距離を表します
【お詫びと訂正】記事初出時、レンズの焦点距離を実焦点距離と記載しておりましたが、正しくは35mm判換算の焦点距離です。お詫びして訂正いたします。
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混雑を避けて、横浜線で横浜へ向かう。シャッタースピード優先AEで流し撮り
3,872×2,592ピクセル / 1/15秒 / F7.1 / -0.3EV / ISO100 / WB:晴天 / 27mm
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称名寺庭園からトンネルを抜けたすぐ隣には、金沢文庫がある。歴史資料などに興味のある方は、こちらものぞいてみると良いだろう
3,872×2,592ピクセル / 1/125秒 / F3.5 / 0EV / ISO110 / WB:晴天 / 27mm
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3,872×2,592ピクセル / 1/400秒 / F3.5 / -0.7EV / ISO100 / WB:晴天 / 27mm
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3,872×2,592ピクセル / 1/400秒 / F5.6 / -1EV / ISO100 / WB:晴天 / 202mm
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3,872×2,592ピクセル / 1/125秒 / F5.6 / -0.7EV / ISO200 / WB:晴天 / 202mm
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3,872×2,592ピクセル / 1/125秒 / F5.6 / -0.3EV / ISO180 / WB:晴天 / 202mm
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3,872×2,592ピクセル / 1/125秒 / F5.6 / -1EV / ISO200 / WB:晴天 / 27mm
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3,872×2,592ピクセル / 1/160秒 / F5.6 / -0.3EV / ISO100 / WB:晴天 / 93mm
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3,872×2,592ピクセル / 1/125秒 / F8 / -0.3EV / ISO800 / WB:晴天 / 202mm
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ところでD80のバッテリーは、かなり良く持つように改善されている。筆者のD200は、当初予備バッテリー無しですませようと考えていたのだが、あまりに減るのでとうとう予備を購入してしまった。バッテリーの残量表示が1%刻みで細かく表示されるのはD80もD200も同じ。計算しながら使えるので、4段階表示などよりもずっと利便性が高くて歓迎するべきことだが、細かく出てくるので気になってしまうと言う面もある。
D200だとちょっと撮るとすぐに10%くらいはバッテリーが減っている。フル充電して出かければ、1日撮って困ることもないとは思うが、ぎりぎりになってしまう場合もある。使いかけの状態で出かけると、途中でバッテリー切れを心配する必要もある。その点D80では、4~5日かけて小刻みに1,000枚ほど撮影しても(一気に1,000枚連写したりするよりもバッテリーには厳しい)、まだ多少の余裕はある。これならば、海外旅行などでなければ予備バッテリーを購入しなくても良さそうである。
さて、称名寺の帰りに、「カフェギャラリーばおばぶ」で開催されている飯田浩一氏の写真展「江差の盆」( http://www1.seaple.icc.ne.jp/baobab/ivent.htm )におじゃました。飯田さんはデジカメの初期から活躍されてきた方で、最近は仕事が忙しくあまり写真を撮る時間がないようだが、今回はお盆に帰省された際の写真をまとめて展示されている。10月1日までなので、お近くの方は立ち寄られてみても良いのではないだろうか。
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3,872×2,592ピクセル / 1/200秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 142mm
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ばおばぶの入り口は、こんな看板が出ているだけなので見落とされないように
3,872×2,592ピクセル / 1/500秒 / F3.5 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 27mm
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写真展の様子
3,872×2,592ピクセル / 1/80秒 / F3.5 / -1EV / ISO800 / WB:晴天 / 27mm
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ばおばぶでミックスピザを待っていると、アゲハが飛んできて被写体になってくれた
3,872×2,592ピクセル / 1/125秒 / F5.6 / -0.3EV / ISO220 / WB:晴天 / 202mm
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■ URL
ニコン
http://www.nikon.co.jp/
製品情報(D80)
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d80/
製品情報(AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF))
http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/dx/zoom/af-s_dx_ed_18-135mmf35_56g_if.htm
レンズ交換式デジタルカメラ機種別記事リンク集(D80)
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/dslr.htm#d80
( 安孫子 卓郎 )
2006/09/27 17:13
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