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松下電器 DMC-FX8【第5回】 |
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Reported by
本誌：伊達 浩二
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動画の撮影は、モードダイヤルをフィルムのような動画のアイコンに合わせるだけだ。あとは、シャッターボタンを押すと録画開始、もう一度押すと、録画終了となる。 FX8の最大の特徴である手ブレ補正は動画撮影でも有効だ。当然ながら動画撮影なので、モード設定は常時補正の「モード1」のみとなる。このモードは、静止画時とは独立して設定できるようになっている。 撮影開始前であれば、静止画撮影と同様に、「↑」キーで表示される露出補正や、メニューから設定できるホワイトバランス、カラーエフェクトなども有効だ。 なお、動画撮影時はズームは使用できない。メニューにデジタルズームの項目があるので、これをオンにしてみたが、撮影中にズーミングできないのは同じだった。また、ピントも撮影開始時に固定されてしまうようだ。 バッテリーは静止画撮影時よりは消耗するが、半日動物園で撮影しても、まだ1目盛残っていた。連続して撮影しているとボディ本体は、ほのかに暖かくなるが熱いと感じるほどではない。 動画のフォーマットはQuickTime Motion JPEGで、MOV形式となっている。動画サイズは前述の640×480ピクセルと320×240ピクセルの2種類、フレームレートは30fspと10fpsの2種類で、計4種類からメニューで選択できる。 音声はモノラルで、マイクはカメラ本体の上部にある。通常は十分な性能だが、やや風切り音が入りやすく感じた。 また、謳い文句通り、暗い場所での撮影は得意で、夜間の交差点や自動車内からの撮影も十分にできる。CCDの複数の画素から、1画素を作ることで暗さに対応しているようだが、かなり有効だ。 ※サムネイル画像をクリックすると動画のダウンロードを開始します。動画の再生環境はお使いのPCによって異なるため、再生に関する個別の質問にお答えいたしかねます。 ※動画作例の凡例は、記録解像度(ピクセル) / フレームレート(fps) / ファイルサイズ(MB)です。
動画の品質だが、VGAの30fpsで撮影すると、PCやTVで見ても十分なクオリティに感じた。このコンパクトなボディで、これだけの画質で撮影できれば十分だろう。さらに望むとすれば、機能面の充実で、動画撮影中のズーミングや、ステレオ録音などを実現してほしい。 画質と引き替えというわけではないが、ファイル容量は大きい。カタログ値では、1GBのSDメモリーカードで560秒(約9分)撮影可能としているので、1秒あたり約1.8MBという計算になる。実際にはもう少しマシで、1GBのSDメモリーカードをセットすると686秒(約11分)撮影可能と表示され、858秒(約14分)撮影可能だった。 なお、動画撮影時に使用できるメディアはSDメモリーカードのみでMMCは使用できない。動画を常時使用するなら、ファイル容量も大きめなことから、1GBのSDメモリーカードをお勧めする。 FX8は液晶が大きいので、本体で動画を見ていても、楽しい。ちょっと前の製品では、カメラ本体の再生ではフレームレートが下がる例があったが、FX8ではスムーズに再生できる。スピーカーの品質もそこそこで、会話の内容などは十分にわかる。 ちなみにFX8の再生モードで、カーソルキーで目的の画像を探す場合には、別途撮影されているサムネール用の静止画が表示され、「↓」キーを押すことで、初めて動画が再生される。いきなり動画再生が始まるタイプよりも、目的の画像が探しやすく、いい仕組みだと思う。 ちょっと残念なのが、TVに接続するためのAVケーブルのコネクタが特殊なことだ。カメラ本体の小型化のためと思うが、一般的なミニピンタイプではないので、旅行などに行くときは付属の専用ケーブルを忘れないようにしたい。 ■ ＵＲＬ 松下電器 http://panasonic.jp/ 製品情報 http://panasonic.jp/dc/fx8/ FX8動画機能紹介ページ http://panasonic.jp/dc/fx8/function2.html#movie （ 本誌：伊達 浩二 ） 2005/07/01 00:01
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