このPMA関連で何といっても話題になりそうなのは、やはりキヤノン「EOS Kiss Digital N」だろう。ずいぶんと小型化されて、*ist Dsとたいして変わらない大きさになり、重量にいたっては*ist Dsより20g軽量化された。さすがはキヤノン恐るべしというところだが、筆者は全く揺らいでいない。今回のEOS Kiss Digital Nも、結局記録メディアがCFだったからだ。SDメモリーカードの*ist Dsにこだわるのは、CFというピン数の多いレガシーなインターフェイスのカードに新規投資したくない、ただそれだけの理由だ。
フルサイズCCDを搭載したデジタル一眼でRAW撮りするプロは、大容量のCFカードを使えばよいと思っているし、それしか選択肢はないと思う。しかしキヤノンもニコンも、新しいコンパクト機では、メディアをSDメモリーカードに揃えた。もはやコンシューマー向けのデジタルカメラについては、記録メディアはSDメモリーカードで決まり、そう考えていいハズだ。だから、EOS Kiss Digital Nってコンシューマー向けじゃなかったの? と突っ込みたくもなったりするのだが、色々と事情もあるのだろう。