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キヤノンEOS 20D【第9回】
デジイチ持って初詣に行こう

Reported by 奥川 浩彦


 2月なのに初詣の写真で申し訳ないが諏訪大社、秋宮の初詣風景を撮影だ。JR下諏訪駅のそばに位置する秋宮は例年多くの初詣客で賑わう。2004年春には6年に一度の御柱(おんばしら)祭も行なわれ、新しい柱が建ってから初の正月を迎えている。

 秋宮に通じる参道は参拝客で溢れている。国道20号と142号の交差点から秋宮への坂道をEF200mmで撮影する。望遠の圧縮効果を利用して混雑感を出してみた。できるだけ絞りたいのでISO400にセットしてシャッター速度1/320、F11で撮影。脚立に乗って撮るのが理想的だが、フラッと出てきたので当然持ってきていない。また、これだけ人がいると脚立持参は迷惑だし危険だ。

 鳥居まで200~300mあるが、望遠レンズならではの一眼レフっぽい絵になった。ネットオークションで購入したEF200mm F2.8Lはすっかりお気に入りのレンズだ。余談だがオークションを覗いていると、最近このレンズは1万円ほど高値で落札されている。デジイチに合うレンズだから人気が出てきたのかと思うと、早く買ってよかったとニコニコしてしまう。

 秋宮に上がると御柱が建っている。秋宮一之御柱、通称“秋一”が日差しをスポットライトのように浴びている。せっかくなので広角レンズに付け替えて撮影。人がいないときに撮影をと思ったが、柱をバックにひっきりなしに記念撮影する人が訪れるので諦めよう。後ろに下がると参拝客の邪魔になりそうなので、柱に近付いて18mmでギリギリの撮影となる。

※作例のリンク先は、撮影した画像データをそのままコピーしたものです。
※キャプション内の撮影データは、画像解像度(ピクセル)/ISO感度/露出モード/絞り値/露出時間/露出補正値/ホワイトバランス/焦点距離です。


参拝客を200mmで撮影。2,336×3,504 / ISO400 / 絞り優先AE / F11 / 1/320秒 / 0 / オート / 200mm 御柱「秋一」。2,336×3,504 / ISO400 / 絞り優先AE / F11 / 1/320秒 / 0 / オート / 18mm ストロボで焚き火の明るさを調整。基本の露出は神楽殿にあわせた。2,336×3,504 / ISO400 / 絞り優先AE / F18 / 1/125秒 / 0 / オート / 18mm

 次は焚き火に当りながら神楽殿を撮影することに。1枚撮って液晶で確認すると、日の当る神楽殿と日陰の焚き火の露出がイマイチあわない。神楽殿に合わせると薪は真っ黒で火種だけ赤く写っている。こんな時は補助光にストロボを使うと良い。内蔵ストロボをそのまま発光すると、今度は焚き火が明るすぎる。ストロボを調整してそこそこ薪も写る様にして撮影完了。一眼レフなら調整しやすいし、更に液晶ですぐに撮影結果の確認できるデジイチは実に頼もしい。

 帰りの道は露天商を覗きながら下っていく。正月ですからめでたい絵をってことでまずは招き猫。広角側18mmでグッと寄って撮影。ストロボのONとOFFで撮ってみるとONの方が色がいい感じだ。てかりを心配したが問題なし。

 次は熊手屋さんを発見。キンキラに輝く派手な熊手を同じく18mmで撮影。ストロボは弱めにしてテントの黄色い感じをそのまま残す様にする。最後はダルマ。ここもストロボをON/OFFして撮影するが、白い布の赤く染まった感じがよかったのでOFFの方をよしとした。

 一眼レフを持っての初詣は何年振りだろう。直接製品とは関係ないのだがEOS 20Dのお陰で確実に行動的になっている。写真の腕は上がらないが、撮る意欲が向上しているのはマチガイナイ!


招き猫にグッと寄って撮影。3,504×2,336 / ISO400 / 絞り優先AE / F5.6 / 1/125秒 / 0 / オート / 18mm ここもストロボを発光させた。3,504×2,336 / ISO400 / 絞り優先AE / F8 / 1/100秒 / 0 / オート / 18mm

ダルマはストロボOFFで。2,336×3,504 / ISO400 / 絞り優先AE / F11 / 1/100秒 / 0 / オート / 18mm


URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/camera/20d/
  信州諏訪大社 御柱祭
  http://www.onbashira.jp/


( 奥川 浩彦 )
2005/02/09 00:30
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