■AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6 G(IF)

焦点距離 機種 絞り開放(F3.5) F5.6 F8 F11
18mm D2X
絞り開放から画面全体に像は整っているが、中心部はシャープさがわずかに不足し、周辺部はやや甘くなる。歪曲はやや樽型で、色にじみはやや目立ち外側が紫色、内側が緑色という一般的な傾向。周辺光量は四隅で目立つ。F4に絞ると、周辺部の描写がやや改善し、周辺光量の低下も減少してくる。 中心部はあまり変化がないが、周辺部の描写が周辺光量とともに少し改善する。 周辺部の描写がさらに改善し、まずまずの画面となる。 F8と同等。
D200
D2XとD70ではD2Xよりの画質で、絞り開放から画面全体に像は良く整うが気持ち甘めで、絞るにつれて周辺部は若干向上するが、全体としてはあまり変化がない。 (D200のみ絞り開放がF4になっています)
D70
絞り開放から最周辺部までほぼシャープで、F4でさらに向上、F5.6まで絞れば申し分がないと言える。周辺光量の低下は絞り開放ではやや目立つが、F5.6でわずかとなる。色にじみは周辺部でやや目立つ。歪曲収差は各焦点離ともD2Xに準じる。
焦点距離 機種 絞り開放(F4.2) F5.6 F8 F11
35mm D2X
絞り開放から画面全体に像は整っているが、中心部はシャープさがわずかに不足し、周辺部はやや甘くなる。また色にじみはあまり目立たないが、周辺部で外側方向にハロのようなにじみが出ている。歪曲は糸巻き型で周辺部でかなり目立つ。周辺減光は四隅で認められる。 画面全体に描写がやや改善する。 中心部がシャープとなり、周辺部も像が締まってくる。周辺光量の低下は認められない。 四隅まで画質が良くなり、良い画面となる。
D200
35mmではある程度絞らないと周辺部の外方向のにじみが消えないという点が各機共通。全体の傾向はD2Xに近い。
D70
絞り開放から最周辺部までシャープな整った像だが、周辺部では外方向ににじみがある。F8まで絞ればにじみもほぼ消え、全面に良い画像となる。周辺光量の低下は絞り開放ではやや目立つが、F5.6でわずかとなる。色にじみはわからない。
焦点距離 機種 絞り開放(F5) F5.6 F8 F11
70mm D2X
画面周辺部まで像が良く整い、まずまずの画面。色にじみはわからない。歪曲は糸巻き型。周辺光量の低下はわずかである。 全体的にコントラストが向上し、まず良い画面となる。 さらにシャープさが向上する。 F8と同等。
D200
D2Xと良く似た傾向の画質である。
D70
絞り開放から画面全体に良く整ったシャープな画面である。周辺光量の低下はわずかで、F8で解消する。色にじみは認められない。
焦点距離 機種 絞り開放(F5.6) F8 F11
130mm D2X
画面周辺部まで像が良く整い、まずまずの画面。色にじみは認められない。歪曲は糸巻き型。周辺光量の低下はやや認められる。 画面全体にシャープさが向上し、良い画面となる。周辺光量の低下もほほ解消している。 F8より周辺部がわずかに向上する。
D200
D2Xと良く似た傾向の画質である。
D70
絞り開放から画面全体に良く整ったシャープな画面である。周辺光量の低下はわずかで、F11で解消する。色にじみは認められない。
焦点距離 機種 絞り開放(F5.6) F8 F11
200mm D2X
画面周辺部まで像が良く整うが、四隅ではわずかに甘い。色にじみはほとんどわからない。歪曲はやや糸巻き型。周辺光量の低下はやや認められる。 四隅の画質が向上し、周辺光量低下も減少し、まずまずの良い画面となる。 F8より周辺部がわずかに向上する。
D200
これもD2Xと良く似た傾向を示す。
D70
絞り開放から画面全体に良く整ったシャープな画面である。わずかに隅部が甘いがこれもF8で改善する。周辺光量の低下はわずかで、F11で解消する。色にじみは周辺部にごくわずか現れるが気にならない。