■AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8 G(IF)

焦点距離 機種 絞り開放(F2.8) F4 F5.6 F8 F11
17mm D2X
画面全体に整っているが、等倍で観察すると周辺部にいくにつれて甘くなっている。中心部ももうひとつシャープさが欲しい。周辺光量の低下は認められる。歪曲はやや樽型で、色にじみはやや目立ち外側が紫色、内側が緑色という一般的な傾向。 F2.8とくらべ、周辺部の描写がやや改善されている。中心部もシャープさが増す。 中心部がシャープになり、周辺部の描写がさらに良くなるが、全体的にもうひとつシャープさが欲しい。周辺光量の低下はたいぶ解消する。 周辺部の描写がさらに改善するが、中心付近の解像力は変化がない。周辺光量の低下はさらに目立たなくなる。 最周辺部まで像が整うが、全体的なシャープ感がもうひとつ向上しないので、不満が残る。
D200
D2XとD70の中間の印象で、最周辺部まで良い画質を得るためにはF11まで絞りたい。
D70
F2.8開放から画面全体に像が良く整っているが、周辺部は少し甘い。周辺光量の低下や歪曲、色にじみの傾向はD2Xに準じる。F4に絞るとわずかだがさらに周辺部が悪くなる。F5.6では周辺部が改善し、F8に絞ると周辺光量の低下もわからなくなり、良い画面となる。
焦点距離 機種 絞り開放(F2.8) F4 F5.6 F8 F11
24mm D2X
全体的に像は整っているが、シャープさがいまひとつ足りない画像。周辺部は甘い。周辺部でわずかに糸巻きの歪曲がある。周辺光量低下も認められる。色にじみもわずかにある。 中心部はシャープな画像となり、周辺部の描写もかなり改善する。 周辺部の描写が改善し、画面全体がほぼよく整う。周辺光量の低下もわずかとなる。 F5.6より最周辺部がさらに改善する。 F8よりさらに周辺部の細部の解像力が向上し、良い画面となる。
D200
D2XとD70の中間の印象で、最周辺部まで良い画質を得るためにはF8まで絞りたい。
D70
絞り開放では中心部はわずかに甘い画像、周辺部はさらに甘い。しかしF4に絞ると中心部はシャープとなり、F5.6まで絞ると周辺部の描写も改善して良い画面となる。
焦点距離 機種 絞り開放(F2.8) F4 F5.6 F8 F11
35mm D2X
像は整っているが、全体的にシャープさがやや足りない画像。糸巻きの歪曲がある。周辺光量低下も認められる。色にじみはほとんど認められない。 画面全体がシャープとなり、よく整う。周辺光量がまだ少し低下している。 周辺光量の低下もほぼなくなり、良い画面。 同左。 同左。
D200
F2.8開放では画面全体に像は整っているが、わずかに甘い印象である。F4に絞るとシャープ感がまして、F5.6で良い画面となる。
D70
F2.8開放でも画面の隅までシャープで、F4でコントラストも向上して良い画面となる。それ以上絞っても周辺光量が改善する以外、変化がほとんどない。
焦点距離 機種 絞り開放(F2.8) F4 F5.6 F8 F11
55mm D2X
全体的に像は整っているが、シャープな画像ではない。わずかに糸巻きの歪曲がある。周辺光量低下も認められる。色にじみは周辺部でわずかに内側に紫色が現れる。 ほぼ画面全体がシャープとなる。四隅はまだ甘い。周辺光量がまだ少し低下している。 周辺部の描写が改善し、ほぼ良い画面になる。 周辺部のコントラストが向上し、良い画面となる。 同左。
D200
F2.8開放では画面全体に像は整っているが、やや甘くシャープ感に乏しい。絞るにつれて画質が改善し、F8まで絞ると四隅まで良い画面となる。
D70
F2.8では周辺部よりも中心部がわずかに甘いのが気になるが、F4で改善し、F5.6に絞ると最周辺部まで良く整った画面となる。