■AF Zoom Nikkor 20-35mm F2.8(IF)

焦点距離 機種 絞り開放(F2.8) F4 F5.6 F8 F11
20mm D2X
中心部は非常にシャープ。周辺部にいくにしたがい像が甘くなるが、超広角レンズにしては像が整っている。色にじみは周辺部で建物の線の外側に紫、内側に緑色が現れる。歪曲収差はやや樽型。周辺光量の低下もある。 周辺部の画質が相当に良くなる。しかし色にじみはF2.8同様に目立つ。 F4と同等。 F4と同等で絞っても向上しない。 同左。絞っても周辺部が向上しないのは、レンズ性能ではなく、受光素子に対する光線の入射角の問題のためではないだろうか。
D70
F2.8開放から周辺部までよく整った画像で、F4、F5.6と絞るにつれてさらに良くなる。色にじみはわずかに認められるが、開放から十分実用になると言えよう。
焦点距離 機種 絞り開放(F2.8) F4 F5.6 F8 F11
24mm D2X
中心部はやや甘く、周辺部が甘い。20mmの開放より像質はかなり悪い。色にじみは20mm開放と同様の傾向。歪曲は目立たないが、周辺減光がある。 中心部はシャープになり、周辺部も像が整ってくる。色にじみは残る。 さらに画質が改善するが、端の部分はまだわずかに甘い。周辺減光はほぼ解消する。 同左 同左
D70
同上
焦点距離 機種 絞り開放(F2.8) F4 F5.6 F8 F11
28mm D2X
中心部はシャープだが、周辺部がやや甘い。わずかに糸巻き型の歪曲。色にじみの傾向は20mmと同様。周辺光量も少し低下する。 中心部は非常にシャープになり、周辺部の像も整ってくる。 良像の範囲が広がるが、四隅はまだ少し甘い。周辺光量の低下は目立たなくなる。 さらにわずかに改善する。 同左
D70
他の焦点距離に比べて絞り開放の像が甘い。F4に絞るとかなり改善し、F5.6で四隅までほぼ整った良い画像となる。
焦点距離 機種 絞り開放(F2.8) F4 F5.6 F8 F11
35mm D2X
中心部はシャープだが、周辺部がやや甘い。わずかに糸巻きの歪曲。色にじみは薄いが20mmと同様の傾向。周辺光量も少し低下する。 周辺部の像も整ってくる。 端と四隅をのぞいてシャープになる。周辺光量の低下は目立たなくなる。 端や四隅の画質も向上する。 同左
D70
F2.8開放から中心部はよく整った画像で、周辺部はわずかに甘い。しかしF4、F5.6と絞るにつれて画面全体が均質になる。色にじみはごくわずかに認められるが、開放から十分実用になる。