【年末特別企画】「2009年デジカメWatchメーカー別読者シェア調査」結果発表（前半）

　12月7日から12月17日にかけてご協力をお願いした「2009年デジカメWatchメーカー別読者シェア調査」の結果を発表します。

　このアンケートは、読者が所有するデジタルカメラ関連製品のメーカー名、ブランド名をお答えいただき、読者における各メーカー、各ブランドのシェアを割り出そうという企画です。あくまでもデジカメWatch読者という狭い層での結果であり、市場との乖離が見られることはご了承ください。

　今回は各ジャンルの投票数とその比率をとり上げます。また、12月21日には、さらに詳細なクロス集計の結果をお伝えする予定です。

※すべて複数回答です。
※回答者の男女比は97.9：1.3（男性8,998名、女性124名）です。

■デジタル一眼レフカメラ

デジタル一眼レフカメラの集計結果

　予想どおり、上位2社を占めたのはキヤノンとニコン。3位にはペンタックス、次いでオリンパス、ソニーという結果になった。

■マイクロフォーサーズカメラ

マイクロフォーサーズカメラの集計結果

　有効回答のうち、約20％の回答者がマイクロフォーサーズカメラを所有。登場から1年強という短い期間ながら、多くの所有回答を得た。そのうち、若干パナソニックのシェアが多いが、ほぼ同等といえる結果だろう。

　なお、オリンパスとパナソニックの両方を所有している回答者は、有効回答の2.2％を占める136名にのぼった。

■デジタルレンジファインダーカメラ

デジタルレンジファインダーカメラの集計結果

　さすがにこの設問では「所有していない」の回答がほとんどを占めた。ただし市場全体から受けるイメージからすると、2％の回答者がいたのは驚き。デジカメWatch読者向けの調査だからこそ、といったところだろう。

　なお、両メーカー（エプソンとライカ）の製品を所有している人は22名（有効回答数の0.4％）だった。

■交換レンズ

交換レンズの集計結果

　デジタル一眼レフカメラで2強だったキヤノンとニコンが安定した票を集める一方、多くのマウントに対応するシグマとタムロンの所有率が高い。

■コンパクトデジタルカメラ

コンパクトデジタルカメラの集計結果

　3割を占めるキヤノンに対し、パナソニックと富士フイルムが追うかたち。次いでリコーという順序になっている。市場でのシェアと少々異なり、マニアックな機種や新規性を好む小誌読者の傾向が現れたようだ。

■プリンター

プリンターの集計結果

　今回は、インクジェットプリンターのメーカーを中心に選択肢を構成した。

　キヤノンとエプソンはほぼ同シェア。わずかにキヤノンがリードしているものの、現状、読者のシェアもこの2社に集約されているようだ。

■カメラバッグ

プリンターの集計結果

　「そのほか」という選択肢が上にきているところからもうかがえる通り、必ずしもブランドは重視されていないようだ。しかも「所有していない」層も多い。最近の市場傾向にも見られる現象で、機材のコンパクト化や、（本格的な撮影行というよりは）日常でのカメラ利用が増えているという背景があるのだろう。

　人気が高いのがロープロとクランプラー。ドンケ、テンバと行った古参はもちろん、カタ、ナヌープロなどのニューカマーも健闘している。

　ただし、持ち歩く機材の少数化・小型化を受けてか、「所有していない」との回答も多い。

■クリップオンストロボ

クリップオンストロボの集計結果

　かつては撮影用品の中でも大きなウエイトを占めていたクリップオンストロボだが、今回の調査では「所有していない」が44％を占める結果になった。ただし、デジタル一眼レフカメラの2強、キヤノンとニコンの所有者は多い。

■三脚

三脚の集計結果

　予想通り、スリックおよびベルボンの国内2大メーカーが上位を占めた。加えてジッツオ、マンフロット、ハスキー（クイックセット）といった古参の海外勢も見える。

■デジタルフォトフレーム

デジタルフォトフレームの集計結果

　量販店や通販ではおなじみの商材だが、デジカメWatch読者での所有率は低い。その中でもソニーが一人勝ちの状態で、次いでトランセンドが健闘している。それらを除けばまだ群雄割拠の状態であり、いまだブランドネームでは決め手に欠ける分野のようだ。

（12月21日掲載予定の後編に続きます）