デジカメドレスアップ主義
ゴールドモデルに気後れするな!
Nikon Df + Planar T* 50mm F1.4
Reported by澤村徹(2015/1/5 08:00)
- ボディ:ニコン Df ブラック Gold Edition
- レンズ:カールツァイス プラナー T* 50mm F1.4
- マウント改造:ブリコラージュ工房ノクト コンタックスMF一眼用カール・ツァイスレンズのNikon F改造
- カメラケース:リコイル ニコンDf ディンプルスタイルケース
- ストラップ:リコイル ディンプルスタイル・パッテッドショルダーストラップ
- ストラップ:ユリシーズ ハンドストラップ アルチェーレ・グランデ
ニコンからDfの特別エディションが登場した。ニコンDfブラック Gold Editionは、ブラックボディのシルバーパーツをゴールドパーツに置き換え、高級感あふれるスタイルに仕上がっている。ゴールド仕様と言えばライカが有名だが、ニコン、ペンタックス、ローライなど、ゴールド仕様のカメラをリリースしたメーカーは思いの外数がある。これらは見るからに金の塊といった佇まいで、外に持ち出すのは気が引ける。どちらかと言えばコレクションアイテム的な側面が強いだろう。
一方、Dfブラック Gold Editionはメッキパーツだけがゴールドカラーなので、十分に実用的なスタイルだ。カメラに負けない存在感のあるアクセサリーを集め、早速ドレスアップしてみた。
まず、リコイルのディンプルスタイルケースだ。この製品は銃をデザインモチーフにしている点が特徴だ。ナインティーンイレブンという銃の中に、ナイツ・アーマメントとナイトホークのダブルネームモデルがある。これが滑り止めとしてディンプル(窪み)加工を採用しているのだ。銃の滑り止めはセレーション(ノコギリ状の加工)が定番だけに、ディンプル加工は相当インパクトがある。このスタイルにインスパイアを受けて作り出されたのがディンプルスタイルケースだ。実際にはパンチングを施しているが、その大きな穴の群れがデザイン性と滑り止めという実用性をうまく両立している。リコイルは同スタイルのパッテッドショルダーストラップも同時リリースしており、セットで使ってもよいだろう。
ふたつ目はユリシーズのアルチェーレ・グランデだ。同社はミラーレス機向けにリストストラップ・アルチェーレを発売済みで、アルチェーレ・グランデはその一眼レフバージョンといった位置づけとなる。手首と手の甲、2軸でカメラに固定することで、ホールド感を向上しているという。2軸方向にそれぞれ長さ調整が可能で、ホールド感と操作性を好みでカスタマイズできる。パッド部は厚手の緩衝材を封入し、ウエイトのあるカメラでも手の甲をやさしく包み込む。手とカメラの一体感が抜群のハンドストラップだ。
アルチェーレ・グランデは全5色とカラーバリエーションが豊富だ。帆布バージョンは3色展開で、ベルトとループにプエブロ、肌に接触する縁取り部分はやわらかいミネルバ・ボックスを使用している。フルレザーバージョンは2色展開で、帆布をシボ付きのアリゾナに置き換えたデザインだ。レザーはすべてイタリア製となる。アルチェーレ・グランデはショルダーストラップとの併用も可能なので、好みの配色でコーディネイトを楽しみたい。
レンズはコンタックスのプラナーT* 50mm F1.4を装着した。ヤシコンマウントのレンズはそのままだとニコンFボディに装着できないため、ブリコラージュ工房ノクトでニコンFマウント改造を施した個体だ。オリジナルのマウントパーツを使い、純正品のような美しい仕上がりである。ミラー干渉しないように調整済みで、フルサイズデジタル一眼レフでも問題なく使用できる。無限遠は若干オーバーインフだが、撮影に支障のないレベルだ。なお、改造可能なコンタックスレンズについては、同社ウェブサイトで確認するとよいだろう。