デジカメドレスアップ主義

小径レンズをレザーキャップで装う

FUJIFILM X-T1 + Elmar 3.5cm F3.5

  • ボディ:FUJIFILM X-T1
  • レンズ:ライツ エルマー 3.5cm F3.5
  • マウントアダプター:ホークスファクトリー Xマウント補助ヘリコイド付ライカMアダプタVer3(デジタルホビー)
  • マウントアダプター:メタボーンズ L39-LMアダプター(デジタルホビー)
  • ケース:ゲリズ X-T1用 Genuine Leather Camera Halfcase(Kカンパニー)
  • レンズキャップ:ブリコラージュ工房ノクト 外径36mmレンズ用オリジナル・レザーキャップ

 オールドレンズにハマると、レンズキャップに泣かされる。新品レンズと異なり、中古レンズはレンズキャップが付属しないこともめずらしくない。特にシネレンズはリアキャップのないものが多く、キャップ調達に難儀した人も少なくないだろう。また、レンジファインダー機用レンズや改造レンズなど、小口径タイプのフロントキャップも厄介だ。こうしたレンズキャップ難民に朗報がある。ブリコラージュ工房ノクトから、小口径タイプのレザー製レンズキャップが登場した。

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 本製品はレザーを型押ししたレンズキャップだ。ブリコラージュ工房ノクトとSIMON's工房のコラボアイテムである。SIMON's工房はGR用レザーキャップで注目を集めているブランドで、ブリコラージュ工房ノクトとのコラボによって小口径レザー製レンズキャップの製品化が実現した。サイズは32/34/36mm径の3種類だ。

 ブリコラージュ工房ノクトは改造レンズを得意とするショップで、上記のサイズも改造レンズや小口径のオールドレンズ向けになっている。たとえば、32mm径はレチナのクセノンやヘリゴン、34mm径はレチネッテのアンジェニュー50mm F2.8、36mm径はエルマー、へクター、インダスターなどに対応する。カラーバリエーションは全5色で、ストラップやカメラケースの色に合わせてチョイスするといいだろう。

ノクトのオリジナル・レザーキャップは2,916円。36mm径はエルマーにフィットする
レザーキャップのカラーバリエーションは全5色。どの種類も落ち着きのカラーだ
サイズは3種類で、左から32mm径、34mm径、36mm径となる
キャップの裏面はレザーをそのままにした素朴な仕様だ

 カメラケースはゲリズのハーフケースを合わせてみた。筆者の知るかぎりでは、サードパーティ製X-T1ケースの一番乗りだと思う。ゲリズのケースは手頃な価格のわりにレザーの質がよく、加えて底面に金属プレートを採用しているのが特徴だ。X-T1ケースでもこうした特徴を踏襲している。また、この金属プレートはバッテリーとメモリカードにイージーアクセスでき、さらにリング付きの固定ネジで着脱も簡素だ。実用性もよく考えられたケースである。

ゲリズのX-T1用ケースは1万9,400円。スマイルカメラなどで購入できる
フォーカスモード切替レバーのホールもジャストサイズ。精緻な設計のケースだ
背面はオープンタイプになっており、液晶チルトを妨げない仕様だ
底面はメタルプレートを採用。ケースを装着したままバッテリーとメモリカードにアクセスできる
カラーはブラックとブラウンの2色展開だ。ともにシボ付きのレザーを採用している

 レンズはライツのエルマー3.5cm F3.5を装着した。オールドレンズの中でも極めて薄い35mmレンズだ。ここではホークスファクトリーのヘリコイドアダプターを組み合わせ、近接撮影可能なセットアップにしている。このヘリコイドアダプターはバージョン3と位置づけられ、無限遠ロックと無限遠アジャスト機能を搭載する。Eマウント用に続き、Xマウント用も新仕様バージョンが登場したわけだ。エルマー3.5cm F3.5はやや暗めのレンズだが、近接時は開放でほどよく被写界深度が稼げる。ヘリコイドアダプターを使うことで、レンズの新たな魅力を知るきっかけにもなるだろう。

ホークスファクトリーのXマウント用ライカMヘリコイドアダプターはデジタルホビーにて2万9,767円
今回はメタボーンズのLMリングを使用。デジタルホビーにて6,283円だ
ヘリコイドアダプターのせり出し量は約5mm。側面の2本のネジで無限遠の微調整が可能だ

実写サンプル

  • ・作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
  • ・縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。

X-T1 / Elmar 3.5cm F3.5 / 4,896×3,264 / 1/100秒 / F3.5 / -1.33EV / ISO200 / WB:オート / 35mm
X-T1 / Elmar 3.5cm F3.5 / 4,896×3,264 / 1/170秒 / F3.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 35mm
X-T1 / Elmar 3.5cm F3.5 / 4,896×3,264 / 1/600秒 / F3.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 35mm
X-T1 / Elmar 3.5cm F3.5 / 4,896×3,264 / 1/680秒 / F6.3 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 35mm
X-T1 / Elmar 3.5cm F3.5 / 4,896×3,264 / 1/220秒 / F6.3 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 35mm
X-T1 / Elmar 3.5cm F3.5 / 4,896×3,264 / 1/250秒 / F3.5 / -0.67EV / ISO200 / WB:オート / 35mm

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp