フォトアプリガイド

PhotoSuite 2(Android)

レイヤーにも対応した本格画像編集アプリ

今回紹介する「PhotoSuite 2」は、オフィスアプリ「OfficeSuite」を手掛けるMobile Systemsの画像編集アプリだ。レイヤー機能を備え、本格的な画像編集が行える。

価格は507円。試用バージョンは3.2.184。

起動直後は新規ドキュメント(背景は白)が表示されている。

まずはファイルを開き、「Import」から編集画像を呼び出そう。

ツールアイコンをタップしてロックしない限り、画像の回転や拡大・縮小はタッチ操作で自由に行える。

「メニュー」を開くと、「Histogram」や「Filter」が利用できる。

なお、「Filter」には18種類のエフェクトが登録されている。本アプリで利用できるエフェクトは、オーソドックスな「Sepia」や「Monochrome」、「Grayscale」などが中心。

本アプリの特徴であるレイヤーは、「Import」から画像を追加すると自動的に追加される。また、「新規レイヤーの追加」アイコンをタップしても追加可能だ。

レイヤーを利用することで、画像ごとに細かく調整・編集できるだけでなく、「Opacity」を利用して透過率を変更し、多重露光風画像が作れる。

「調整」アイコンをタップすると、「Brightness」や「Contrast」などの調整が行える。

画像の調整・編集が終わったら、レイヤーを統合して1画像にまとめておこう。

あとはファイルから「Save as」をタップして保存する。保存する際は、保存場所を端末のストレージ領域、あるいはSDカードの2つから指定できるほか、保存形式としてJPEGやPNGなどを指定できる。

正直にいえば、極めて本格的な画像編集アプリであるが、スマートフォンのサイズを考えると扱い難い。慣れという要素もあるだろうから、使い続けることで気にならなくなるとは思う。しかし、本アプリがその本領を発揮するのは、やはりタブレットなどの大型デバイスだろう。

 ただ、昨今のスマホはハイエンドモデルほど大型化の傾向があり、タブレットとの境目が曖昧。そういう意味でいうと、スマホによっては気にならないかもしれない。

 今回試用したスマホは「Xperia Z1 f SO-02F」だが、レスポンスとしては5レイヤーで作業しても快適だった。スマホ利用を考えると2、3レイヤーで十分だと思うので、十分優秀なアプリといえる。

飯塚直