フォトアプリガイド

LightMeter(Android)

あなたのスマホが露出計に!

光を測定して適正露出を導き出す撮影用品、それが単体露出計だ。デジタルカメラを使用している限りあまり縁のないアイテムだが、露出計を内蔵しない古いフィルムカメラを使う人にとっては、いまだ重要な製品である。

今回はそんな露出計をシミュレートするアプリ「LightMeter(noAds)」を紹介する。

試用バージョンは1.5.1.NA。ダウンロード料金は299円。

アプリはとてもシンプル。必要な情報はすべて起動時の画面で確認できるのだ。

まず確認したいのが、入射光・反射光の切り替え。画面右上の「I/R」アイコンをタップすると入射光/反射光計測が切り替わる。

入射光から反射光に切り替えると、単体露出計の光球を模した画面中央の球体に、端末のメインカメラの映像の一部が表示される。

ちなみに、入射光の測光には端末の光センサー(基本的に端末の正面上部にある)を利用し、反射光の測光にはメインカメラが利用されている。

反射光モードでは、映像の拡大表示も行なえる。画面下部にある「S」レバーを右方向にスワイプすると画面中央に表示された映像が拡大される。

測光モードを設定したら、後は装着したフィルム感度に合わせてISO感度を変更しよう。ISO値の切り替えは、直接画面を上下にスワイプして変更する。なお、本アプリで設定できる値は、最小「3」〜最大「6400」と幅広い。

測光モードとISO値を決めたら、「MEASURE」(測光ボタン)をタップして測光を開始する。このボタンがオレンジ色になっている時は常に測光状態にあり、再度タップすることで測光が停止する。

基本的に操作はこれだけ。あとは、画面に表示された絞り値とシャッタースピード、EV値などを確認して撮影に臨むだけだ。

露出計を買うか迷っている、あるいは使用している露出計の精度に不満があり、複数の方法で調べたいといったニーズに応える、そんなアプリだ。

飯塚直