大塚広幸写真展「Greenhouse」

都市近郊で野菜や花を生産している栽培施設で、内部空間を大判カメラで撮影しました。栽培施設の空間は造形行為のようです。空間を構成する構造物の形状や設備の質感や色彩、作物の規則性。また、この造形の背景には、作物を作りそれを需要する私達の根源的な姿も含まれています。そして、人工的に自然条件を作り出した環境からは、水や空気や光の存在を改めて感じました。私達に不可欠な作物とその環境を記録した作品です。

（写真展情報より）