写真展

故 曽根陽一写真展「Breath」

(Roonee 247 photography)

この度ルーニィ・247フォトグラフィーでは、写真家 曽根陽一の仕事の中から代表作品のひとつである植物 にレンズを向けたシリーズ「Breath」を展示致します。

曽根陽一は1953年埼玉県川口市生まれ。

ワークショップ写眞学校・森山大道教室3期修了の後、コマー シャル撮影のアシスタントを経て1979年独立。

カメラ雑誌をはじめ多方面で活躍する一方、叙情的なストリートスナップ写真は古くから多くのファンを持っています。

後年にはワークショップ曽根塾や銀座写真塾での講師。写真同人誌「DRUG(ドルーク)」を主宰するなど創作活動のみならず、後進の指導から自由な発表の場の構築に至るまで幅広い活動を続けていましたが、2012年12月に病に倒れ、闘病生活の末2014年9月5日に亡くなりました。

本展は1990年前後に制作した植物の葉をモチーフにしたモノクロ作品BREATHの中から作品を選出し展示致します。

各地の植物園等に足を運び、鬱蒼とした植物の生い茂る中にレンズを向け、その植物の葉の形態はまるで人格があるかのようにも感じます。

いわば植物のポートレートとでも呼ぶべき作品で、写真家にとりましても大変思い入れのあるシリーズであります。

展示作品は作家が以前より整理していたビンテージプリントから選出した約20点を展示致します。

(写真展情報より)

  • ・会場:Roonee 247 photography
  • ・住所:東京都新宿区四谷4-11みすずビル1階
  • ・会期:2014年10月21日火曜日〜2014年11月2日日曜日
  • ・時間:12時〜19時(最終日16時まで)
  • ・休館:月曜日
  • ・入場:無料

10月25日土曜日には、展示作品以外のヴィンテージプリントを鑑賞できる、プリントビューイングが開催される。ディレクター篠原俊之氏による作品解説も実施予定。参加費は無料。予約はこちらのフォームから。

(本誌:折本幸治)