坂本隆志写真展：「古都図鑑+」シャッターは、祈りにも似て。

近年、東京から実家の在った大阪への行き帰り、古都の佇まいに魅了され、 京都・奈良に立ち寄る機会が多くなりました。

年月を経た建物、庭園のありようには歴史の重みを感じることができます。

また、訪れる度に新たな発見があります。

風薫る爽やかな春、光が降り注ぐ夏、木々の葉の織りなす色彩豊かな秋、そして静寂が際立つ冬、眼に映る植物・生き物たちを四季の風景のなかに捉え、静かに静かにシャッターを押します……

情景に溶け込み、自然の息遣い感じる瞬間です。

春夏秋冬、そこに集う動植物たちを観察し、『古都図鑑+』にまとめました。

最初の4点は撮影スタート時の作品で、APA AWARD 2008奨励賞を受賞しました。

今回は京都・奈良を中心に鎌倉、日光も撮影しています。

展示作品をご覧いただき、やすらぎの心が伝われば幸いです。

出展作品数：約46点

写真展情報

オリンパスギャラリー東京

オリンパスギャラリー大阪

作者プロフィール

1951年 大阪に生まれる。父親の転勤で名古屋方面に引っ越す。
1969年 愛知県立半田高等学校卒業、在学中に天体観測から写真に興味を持ち進路を決意する。
1973年 日本大学芸術学部写真学科で写真の基礎を学び、多くの友人を得て卒業。株式会社ジーク入社、広告写真家になるべく、森本菊夫氏に師事。
1977年 株式会社フォトマス設立に参加、その後代表取締役に就任、主にジュエリー、化粧品・フード・OA機器等の商品を中心に広告写真制作に没頭する。
2012年 坂本写真事務所に移行、自分の好きな作品作りを心がけ、現在に至る。

（公）日本広告写真家協会正会員

写真展歴
2006年12月銀座コダックフォトサロンにて『Still Life 2006 Vol.I』を開催。