イベントレポート

【CP+】マンフロット、ジッツオ100周年の記念展示ほか

英国調カメラバッグやナショジオ新コレクションも

CP+2017のマンフロットブースでは、取り扱いブランドのひとつ、ジッツオの創業100周年を記念した展示が展開されていた。エポックメイキングな三脚製品や過去の広告などを見ることができる。

カーボン三脚として世界初の「Mountaineer G1228」(1994年)。

フランスの機械技師アルセーヌ・ジッツォーヴェンがジッツオを創業した当時、主力製品はシャッターだったこともこの展示で触れられている。

今年後半には100周年記念モデルやイベントも予定されているという。

現在のジッツオ製品はイタリアで製造されている。「Carbon eXactチューブ」を採用し、滑り止めにはイタリアの有名バイクメーカーで用いられているものと同じ材質が用いられるなど、たゆまぬ進化をし続けているとのことだ。

マンフロット一脚の新製品では、「XPRO フルード ビデオ一脚 フルード雲台付」(希望小売価格・税別44,000円)を見ることができた。

油圧式の動画撮影向け雲台が付属。

ロック機構が近年のマンフロット製品にあわせてスプリング入りのレバーロックに。

補助脚による自立が可能だ。ウェディングなどの用途で引き合いが多いとのこと。

また、トラベル小型三脚として人気のある「befree(ビーフリー)」三脚もリニューアルしている。

カラーリングが変更されたほか、石突が改良されて降雪時や凍結した場所で滑りにくくなっているのが特徴。

また、センターポールにストーンバッグなどをひっかけるためのエンドフックが設けられた。

カメラバッグ製品としては新たに登場する「ウインザーコレクション」が展示されていた。4月発売予定。

手触りのやわらかい伝統的なイギリス風のデザインで、内部のチェック生地がしゃれている。

サイドから内部にアクセス可能なリュック型の「バックパック」(希望小売価格・税込2万4,624円)、「メッセンジャーバッグS」(希望小売価格・税込1万7,064円)、「同M」(希望小売価格・税込2万304円)と「ショルダーバッグ(希望小売価格・税込1万8,144円)の4種が用意される。

バックパックとショルダーバッグはストラップ部分に三脚の取り付けも可能だ。

また「ナショナルジオグラフィック」の新コレクション「オーストラリアバッグコレクション」も大きく展示されていた。

バックパックと2Way、2種のショルダーバッグ(メッセンジャーバッグ)が用意されている。

「NG AU 5310 2Waバックパック/ショルダー」(税別1万9,800円)はショルダーにもリュックにもなる。

秋山薫

(あきやまかおる)1973年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科ロシヤ文学専修修士課程修了。月刊カメラ誌編集部、季刊カメラ誌編集長を経験。 Kindle電子書籍のカメラ本『ぼろフォト解決シリーズ』の撮影、執筆、編集を中心におもにカメラ・写真関連記事の編集者・写真家として活動している。