ニコン、ズーム全域F4の「AF-S NIKKOR 70-200mm F4 G ED VR」


 株式会社ニコンイメージングジャパンは、ニコンFXフォーマット対応の望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 70-200mm F4 G ED VR」を11月下旬に発売する。価格は19万9,500円。



 ニコンFXフォーマットのズームレンズのうち、F値4固定シリーズの新製品。「AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VR」「AF-S NIKKOR 24-120mm F4 G ED VR」に続くもので、望遠域をカバーする。いずれもズーム全域で開放F4を維持するレンズ。

 F値を4に固定したことで、既存の「AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8 G ED VR II」よりも全長で約26.5mm短くなり、質量は約690g軽い。

 レンズ構成は14群20枚。うちEDレンズ3枚、高屈折率レンズ1枚が含まれる。優れた反射防止効果を発揮するというナノクリスタルコートも施されている。


AF-S NIKKOR 70-200mm F4 G ED VRのMTF曲線

 手ブレ補正機構「VR」の補正効果は約5段分。従来のVRは最大で約4段分までだった。

 AF駆動には、超音波モーターのSWM(Silent Wave Motor)を採用する。フォーカスモードとして、AF後にMF操作が可能なA/M(オート優先オートフォーカス)も利用できる。

 最短撮影距離は1m。9枚羽根の円形絞りを採用する。

 フィルター径は67mm。外形寸法は約78×178.5mm。質量は約850g。

 三脚座リングRT-1は別売。


別売のRT-1を装着



(本誌:折本幸治)

2012/10/24 13:10