キヤノン、「EOS 7D」Ver.2.0の修正ファームウェアを公開

〜オートパワーオフでフリーズする現象など改善

 キヤノンは12日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 7D」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号は2.0.3。

EOS 7D。発売は2009年10月。ボディのみの実勢価格は9万9,800円前後

 8月7日に公開した機能向上ファームウェア(Ver.2.0.0)で発生する不具合を修正したバージョン。対策した現象はいずれもVer.2.0.0より前のファームウェアでは発生しないものとしている。

 更新内容は次の通り(ダウンロードページから引用)。

  • オートパワーオフを“1分” などに設定した使用で、正常にオートパワーオフとならず、カメラが動作しなくなることがある現象を修正しました。
  • ファインダー内表示の “連続撮影可能枚数(バースト枚数)” が少ない枚数で表示されることがあり、それを修正しました。
  • カメラ内で現像したRAW画像を保存する際の表示の誤記を修正しました。(日本語・韓国語は非該当)

 なお、Ver.2.0.0と同様、適用すると日付/時刻の設定とカメラに登録したレンズの周辺光量補正データが初期化される。ファームウェアをVer.2.0.0およびVer.2.0.3から機能追加前のVer.1.2.5などにダウングレードすることはできない。

 EOS 7Dは、キヤノンが2009年10月に発売したデジタル一眼レフカメラ。2012年8月公開のファームウェアVer.2.0.0において、連続撮影枚数の向上、GPSレシーバーへの対応のほか、カメラ内RAW現像やレーティングなどの機能追加も行なっている。詳細は関連記事をご覧頂きたい。




(本誌:鈴木誠)

2012/9/13 12:14