Carl Zeiss、フルサイズ対応の大口径MFレンズ「Distagon 1.4/55」を開発発表

~ミラーレスカメラ用AFレンズにも参入へ

 Carl Zeissは、35mmフルサイズに対応した大口径単焦点レンズ「Distagon 1.4/55」を開発したと発表した。2013年後半に発売する。フォトキナ2012(18日開幕)に試作品を展示する。

 「高性能」だとするハイエンドの標準単焦点レンズ。焦点距離は55mmで、開放F値はF1.4。フォーカスはマニュアル。要求の厳しいユーザー向けの新たな製品群における最初のモデルだとしている。

 Distagon 1.4/55は、キヤノンEFマウント用の「ZE」とニコンFマウント用の「ZF.2」(CPU内蔵)を用意する。T*コーティングも施す。フィルター径は82mm。

 また、ノンレフレックス(ミラーレス)カメラ用交換レンズを2013年半ばにリリースすることも明らかにした。AFに対応するという。当初は単焦点の広角および標準レンズとマクロレンズをラインナップするとしている。

 Carl Zeissは、2011年にマイクロフォーサーズシステム規格に賛同することを発表しており、同マウントのビデオレンズ群を加えるとしていた。ただ、今後リリースするノンレフレックス用レンズがどのマウントになるのかについて、Carl Zeissは現時点で明らかにしていない。





(本誌:武石修)

2012/9/7 13:26