井上みさほ写真展「神ノ國・阿蘇」(ニコンサロンbis新宿)


作者のふるさと阿蘇は世界一のカルデラをもつ活火山(この地ができる以前より活動を続けている)である。

土地の人々は阿蘇山を神とあがめ、地名も神の痕跡を色濃く残し、草部(くさかべ)、祭場(まつりば)、峰宿(みねのしゅく)、洗川(そそがわ)、掛干(かけほし)、中原(なかばる)、前原(まえばる)、宮地(みやじ)などが現存している。また、高森町草部は高千穂に隣接し、阿蘇を治めた神々とも深くかかわっている。そして全ての集落は、地神や猿田彦太神に見守られている。

阿蘇は、作者が15歳まで父母と過ごし、神の存在を体で感じて育ったところである。「神様のお陰」「罰があたる」「正直の頭に神宿る」と教えられ、朝日に向かって手を合わせ、夕陽に頭をたれた日々を過ごした地である。カラー46点。

(写真展情報より引用)

  • 名称:井上みさほ写真展「神ノ國・阿蘇」
  • 会場:ニコンサロンbis新宿
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • 会期:2012年9月11日〜2012年9月17日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:鈴木誠)

2012/8/27 13:00