ソニー、「α57」のタッチ&トライイベントを開催


 ソニーは24日、ソニーストア名古屋とソニーストア大阪で、「α57」のタッチ&トライイベントを開催した。ここではソニーストア名古屋の模様をお伝えする。

ソニーストア名古屋α57
入口左のタッチ&トライコーナー。α57をアピールしていた

 4月13日にソニーが発売するAマウント採用のレンズ交換式デジタルカメラ、α57のお披露目を目的としたイベント。名古屋と大阪に続き、31日からは東京でも開催される。会場およびスケジュールは次の通り。

  • ソニーストア名古屋:3月24日・3月25日
  • ソニーストア大阪:3月24日・3月25日
  • 銀座ソニービル:3月31日・4月1日

 α57は、有効1,610万画素のCMOSセンサーを採用するAマウント機。上位モデルのα77(2011年10月発売)やα65(2012年1月発売)に続き、トランスルーセントミラーテクノロジーを採用する。発売は4月13日。

 価格はオープンプライス。ソニーストア名古屋では、ボディのみが7万9,800円、ボディに「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」を加えたズームレンズキットが8万4,800円、ズームレンズキットに「DT 55-200mm F4-5.6 SAM」を加えたダブルズームレンズキットが10万4,801円前後で予約していた。

装着レンズはDT 18-55mm F3.5-5.6 SAM

 外観はα65とほぼ同じ。ボディの質感などもα65と同等だ。型番が近い製品としては、国内向けの生産が完了したα55(2010年9月発売、)があるが、ボディサイズはα55より大柄だ。その代わりレスポンスが速くなり、動画の連続撮影時間が長くなるなどの改良が加えられている。詳しいスペックや特徴については、こちらの記事をご覧戴きたい。

α55(右)との比較タッチ&トライコーナーに用意されていたAマウントレンズ群

 α57固有の新機能としては、「オートポートレートフレーミング」の存在が挙げられる。顔認識を活用した機能で、カメラが顔を認識した状態で撮影すると、自動的に構図を整えてトリミングを行なうというもの。その際、超解像技術を用いてフル記録画素数にする。

オートポートレートフレーミングが作動したところ。自動的にトリミングの範囲をカメラが選択、元画像とは別に保存してくれる

 3分割法に基づいた位置に顔を配置にしたり、向いている方向の余白をとるなど、ポートレートの構図のセオリーに合わせたトリミングを行なう。横位置で撮影した画像を縦位置にするなど、大胆な変更が加えられることもあるが、元画像も同時に記録されるので安心だ。RAWでの撮影では使用不可。JPEGのみとなる。

 オートポートレートフレーミングは、撮影モードの一種ではなくAFモードの一種という位置付け。顔認識機能を使うためコントラストAFを利用する。そのため、通常の撮影よりも若干遅くなることがあるそうだ。

 会場には、2月8日から受注を開始した500mm F4 G SSMも手にとることができた。価格は131万2,500円。3月24日はソニーストア名古屋、3月25日はソニーストア大阪に展示されるという。3月末からはソニーストア名古屋でも常設展示になる。普段目にすることのない新型の超望遠レンズとあって、多くの来場者が手にとっていた。

500mm F4 G SSMは入口左に加えて2階へ向かう踊り場にもあった

 ソニーストア名古屋では、メインのタッチ&トライコーナーに加えて、正面入口付近で「家族で一眼体験会」も実施。休日の名古屋栄のにぎわいもあって、大勢の来客が参加していた。

 また、ソニーストア名古屋では、「αレンズ開発者セミナー」、「NEX-7セミナー」、「デジタル一眼カメラ初級セミナー」、「カメラ&レンズクリニック」も開催。詳しくは「2012スプリングフェア」のページで確認して欲しい。

 4月1日には、「4Kプロジェクターで見る、写真家 水口博也の世界」も実施する。水口氏の作品を家庭用4K SXRDプロジェクター「VPL-VW1000ES」で鑑賞するというプログラム。時間は13時30分〜14時30分、16時〜17時の2回。参加費は無料。定員は15名。店頭または電話(052-249-3888)での事前予約となっている。

「家族で一眼体験会」の様子
発売以来人気のNEX-7。交換レンズも好調という4月20日発売のサイバーショットDSC-TX20もあった
有効1,620万画素の裏面照射型CMOSセンサー、光学4倍ズームレンズ、3型タッチパネル液晶などを搭載する水深5m防水モデル



(本誌:折本幸治)

2012/3/24 19:44