【CP+】EXILIM最新モデル「EX-ZR20」をアピールしたカシオブース


 カシオブースでは、3月16日発売のコンパクトデジタルカメラ「EXILIM EX-ZR20」をメインに展示していた。

カシオブース

 EX-ZR20は高速連写機能による重ね撮りで、ISO12800相当での撮影に対応するのが特徴。ブースには、高感度撮影の体験ができる部屋を設けており、ほのかな明かりのみで被写体の人物を明るく写す様子を見ることができる。

EXILIM EX-ZR20。今回からパープルのカラーが加わった
モデルを撮影できるシューティングコーナー

 また、EX-ZR20がアピールしている「サクサク」感を試せるシューティングコーナーもあり、モデルを撮影できる。

 ゴルファー向けデジタルカメラ「HIGH SPEED EX-FC200S」のコーナーでは、ゴルフのスイングを試せる設備があり、スイングの様子を実際にEX-FC200Sで撮影して体の角度などが適正かどうかを診断してもらうことができる。

HIGH SPEED EX-FC200Sディスプレイに表示されているのがカメラの液晶モニターで見られるスイング診断画面

 なお回転フレームを備える「EXILIM EX-TR100」のコーナーもあったが、同機は生産を終了したとのこと。現在は流通在庫のみとなっている。同コーナーにはピンクとレッドのEX-TR100も展示されていたが、コンセプトモデルであり販売の予定はないという。

EX-TR100のピンク(左)とレッド(右)。商品化の予定はない
光学12.5倍ズームを備える上位モデルの「EXILIM EX-ZR200」(2011さ年11月発売)もアピールしていた

 2012 International CESで発表した「デジタル絵画」の立体版も日本で初お披露目した。1枚の写真から立体の造形を作り出すもので、立体情報の抽出技術と専用プリンターをカシオが開発した。形成方法で3つのタイプがある。

立体情報を手動で抽出するタイプのサンプル。3cm程度の高さまで造形可能。材質は非公開
こちらは熱を加えると膨らむ発泡材を使ったタイプ。凹凸が最大1.5mm程度になるが、立体情報は自動抽出できる
インクを重ねて層を形成していくことで立体化するタイプもある。立体情報は自動取得できる。凹凸は最大1mm程度となる

 商品化は検討段階だとする。現在想定しているのは、ユーザーから受け取った写真または絵画を元に、デジタル絵画を製作するサービス。額装まで行ない「作品」としてユーザーに納品する形になる。サービスの開始時期や価格は未定。

カシオが運営する画像変換サービス「イメージングスクエア」の体験コーナーも賑わっていた




(本誌:武石修)

2012/2/10 19:58